ボタンを押すと刃先が発射される、一風変わった護身用ナイフ。
名前の由来はロシア語で特殊部隊を意味する「スペツナズ」から。
しかし、実際にスペツナズが使っていた言う記録はロシア(ソビエト)側どころかアメリカ側にさえ存在せず、隠蔽したい側も公表したい側もよく分かっていないのが実状。
せいぜい「ソビエトの地下組織(マフィア)が使っていたものでは?」との言われが強く、「かっこいいからそういう商品名にしただけ」というイメージ先行の命名であったという説まである。
日本では「スペツナズナイフ」の名で有名だが、海外では弾道ナイフや発射ナイフ(バリスティック・ナイフ/Баллисти́ческий нож)等と呼ばれている。
シース(鞘)が金属製で、納刀状態でも警棒のように使うことが出来る。
最大の特徴は内部に仕込まれた強力なバネで、これを利用して刀身を飛ばすことが可能。命中率は運に左右されるが、奇襲性はバツグンである。
欠点として、通常時は一般のナイフより強度が劣る事と、一度飛ばしてしまうと簡単には再装填出来ない一発限りのギミックであるがことが挙げられる。
これに似たコンセプトで、7.62mmx41.5SP消音弾の発射機構を備えたNRS ナイフ型消音拳銃が知られている。
創作物では『魔術士オーフェン』『キノの旅』などで登場した。
スペツナズナイフ
すぺつなずないふ
バネの力で刃を飛ばす暗器。1980年代に映画『コマンドー』などで登場し、通信販売ではソビエト連邦の特殊任務部隊(スペツナズ)の名をつけて販売された。
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