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演じた俳優:アーノルド・シュワルツェネッガー

日本語吹き替え:屋良有作玄田哲章


概要編集

洋画『コマンドー』の主人公。英語表記は"John Matrix"。かつてコマンドー部隊隊長として活動し、数多くの戦場をくぐり抜け活躍した伝説的人物。当時の階級は大佐で、アリアス一派から大佐と呼ばれているのはその為。その中で、当時バル・ベルデ大統領として独裁政権を敷いていたアリアスをその座から引きずり下ろし、これが本作の事件の発端となった。また、趣味で人を殺し、好き勝手行動していたベネット大尉を部隊から追放させ、彼からの恨みを買う原因となっている。


ジェニーという娘がいるが、メイトリックスは自分にとってジェニーは全てであると語っている。実は妻は娘を産んだ後亡くなってしまい、娘と過ごす為に帰国するも留守がちだったという過去がある。軍を引退したのも、作中での無茶苦茶な行動も、全ては愛する娘のためなのだ。





作中での主な活躍編集


※台詞等は主に玄田版を踏襲しています。


引退後、木こりで生計を立てながら、愛娘のジェニーと共に山荘で静かに生活していたが、彼の元上司のフランクリン・カービー将軍からローソン、フォレスタル、ベネットなどの元コマンドー部員達が次々と殺害されていることが伝えられる(但し、ベネットの死亡はクック達によるトリックであった)。護衛二人を置いてカービー将軍が去った直後、アリアスの武装集団に襲われ護衛二人はあっさり殺られ、ジェニーも連れ去られてしまう。武装集団の一人であるディアズから「俺達に協力しろ、OK?」と持ちかけられ、「OK!」の二つ返事と共にズドンと射殺。直ぐ様クック達の追跡を試みるも、愛車のエンジンをいじられ追跡は不可能であった。


…と、思われたが、なんとメイトリックスは車を下り斜面まで手で押し、そのまま斜面を下っていく勢いに任せクック達を追う。誰が呼んだか、通称位置エネルギー。言うまでもないが、アクセルどころかブレーキも利かない(屋良版ではクックも「ほっとけ、ブレーキは利かん」と言及している)。クック達の車にぶつかる寸前まで迫るが、結局横転し失敗。そのまま一味に捕らえられ、生きていたベネットに麻酔弾を撃たれ昏睡。囚われの身となってしまう。


「ベネット!?殺されたんじゃ…!?」

「残念だったなぁ…トリックだよ」


連行された先で目を覚ました後、黒幕であるアリアスやその手下と対面する。アリアスは、現バルベルデ大統領であるベラスケス大統領を暗殺し、再び大統領の座に返り咲くという野望を抱いており、その野望成就の為ベラスケス大統領のメイトリックスへの信頼を利用してベラスケス暗殺を目論んでいた。「くたばりやがれ…!」と一度は要求を一蹴するも、従わなければ娘の命は無いと脅迫され、渋々暗殺を承諾。


無論、ベラスケス大統領からの信頼が厚いメイトリックスがそんな仕事を引き受けるハズがなく、彼はアリアス一派に逆襲して娘を助ける気マンマンだった。また、ベネットに「必ず戻ってくるぞ!(I'll be back!)」と告げ、飛行機に乗るまでの監視役であるサリーが娘をダシに小馬鹿にした際にはその態度を気に入り、「殺すのは最後にしてやる」という約束を一方的にしてみせ、バルベルデ行きの旅客機に乗り込んだ後は、機内における監視役のエンリケスを手荷物扱いするなど、一味に対し終始不敵な態度を取り続けた。


そして離陸直前、エンリケスを一瞬の隙を突き始末し、離陸中の飛行機から飛び降りて脱出。飛行機がバルベルデに到着するまでの11時間のタイムリミットを設定し、隠密行動を開始した。…沼に着水する直前に落下速度が明らかに落ちてる?気にするな!

空港に戻ったメイトリックスは、現状唯一の手掛かりであるサリーの尾行を開始。この時、サリーに口説かれていたキャビンアテンダントのシンディを無理矢理同行させ、彼女の車でサリーの後を追う。


サリーを追いショッピングモールに辿り着いた彼は、ここで自らの目的を説明しシンディに協力を求める。

シンディ「だめよ、今日は7時半から空手の稽古があるの!付き合えないわ!」

メイトリックス「今日は休め


しかし、無理やり連れて行かれそれでいて「娘を助ける為に協力して欲しい」と言われても、シンディからすれば自分を誘拐した不審者も同然であり、メイトリックスに協力するふりをして警備員に助けを求める。しかし、結果的にこの行動がきっかけとなり、ショッピングモール全体を巻き込む大パニックへと発展していく。


隠れていたメイトリックスは警備員のビッグスに発見され、筋肉モリモリマッチョマンの変態だ」とこれ以上ない的確な表現で通報されてしまい、それを受けやってきた警備員達との取っ組み合いにまで発展。更にタイミングの悪いことに、再びシンディを口説こうとしたサリーにその光景を目撃されてしまい、遂に自分の存在を知られてしまう。直ぐ様サリーを追うが、対するサリーはショッピングモール内でメイトリックスに発砲し、店内は大パニックになってしまう。


危うく公衆電話からアリアスに連絡されそうになるが、中にサリーがいるその電話ボックスごと投げ飛ばしこれを阻止。更に組みついてきた警備員達をまとめて吹き飛ばし、更に更に飾ってあったアドバルーンをロープ代わりに、ターザンの要領でサリーが乗るエレベーターの上に飛び乗る俊敏さも披露。挙句の果てには駐車場でサリーにひき逃げされながらも何事も無かったかのように車に乗り込んだりと、筋肉モリモリマッチョマンの変態っぷりを遺憾なく発揮した。


ショッピングモールを出て、隣に乗せたシンディの怒濤の質問攻めと「何があったのか教えてちょうだい!」という要求を「ダメだ」の一言で片付けつつサリーを追撃。熾烈なカーチェイスの末にサリーの車を横転させ、その中からサリーとクックが落ち合う予定だったモーテルの部屋の鍵を手に入れ、次の手掛かりを得る。


サリーを車から引きずり下ろし、利き腕じゃない方の腕(左腕)だけで掴み上げ崖っぷちで宙吊りにして地球の重力を教えながら尋問し、最後は空港で一方的に取り付けた「最後に殺す」という約束を引き合いに出しながらこれを反故にし、崖下に落として殺害した。以下がそのやり取りにおけるセリフである。


「お前は最後に殺すと約束したな?」

「そうだ大佐…た、助けて…」

あれは嘘だ

「ウワァァァァァァァァァ…」


その後、カーチェイスでボコボコになり使い物にならなくなったシンディの車の代わりにサリーの車を使い、サリーとクックが落ち合う予定だったモーテルへ向かい、クックを待ち伏せする事に。その道中で漸く自らの目的、そして自身の過去と娘に対する想いを語り、それを聞いて同情したシンディはメイトリックスに協力する意思を見せる。


先回りに成功し、モーテルの一室に入って手掛かりを探すが、その最中にクックが到着。シンディがルームサービスを装いクックを室内に誘う隙に彼を不意討ちする。隣の部屋でAV撮影中の男女二人を巻き込みながらの戦いの末、殴り飛ばされたクックの胴体を木片か何かで貫いてしまい、それが致命傷となり息絶えてしまう。生け捕りにして居場所を聞き出す予定だったが、やり過ぎてしまい叶わなかった。二人ともやり過ぎだわ!


クックの口から直接手掛かりを聞き出すことは出来なかったが、クックの車から小型飛行機専用の燃料会社の発送表を発見。発送表に記された住所の周辺の倉庫のどこかに飛行機を隠していると読み、本人には要らなくなったクックの車を奪いその住所へと向かう。


パトリア工業と書かれた倉庫に辿り着いた二人は、倉庫内に潜入。既にアリアス達は出払っており、ジェニーの姿も無かったが、部屋に残された地図から経緯度を読み取り、印の付けてあったサンタ・バーバラ北の小島にジェニーがいるのではと睨む。倉庫に飛行機は無かったが、シンディが先の発送表と資料を照らし合わせ、島までの足に使う水陸両用機のそれ専用の燃料の存在と積載量からアリアス達はその島にいると確信。燃料補給を受けているパシフィック埠頭へ向かう事に。


その前に「買い物」と称し軍放出品店で装備を調達することにする…のは良いのだが、どこから手に入れたのか重機で店の入口を破壊しながら入店し、使えそうな物を片っ端から盗んでいくという強盗もかくやという方法で装備を整えていく。人呼んで100%OFFのお買い物。しかし当然の如く警察が駆けつけてあえなく逮捕、護送車に乗せられて連行されてしまう。


タイムリミットが迫る中、メイトリックスは警察官にカービー将軍に連絡するよう頼むが取り合ってもらえず万事休すと思われたが、シンディが店で調達したM202ロケットランチャーを使い(前後が分かりづらいランチャーだった事も相まって背後の電話ボックスに一発誤射したが)、護送車を転倒させて事なきを得る。流石にこればかりはメイトリックスも予想できなかったらしく、どこで使い方を習った?と尋ねているが、これに対する彼女の返答は説明書を読んだのよ!」(件のロケットランチャーに書いてある説明文は単純明快「敵に向けて撃て」)


パシフィック埠頭に到着し、目当ての水陸両用機を発見し起動させようとするも、飛行機とは名ばかりの羽の付いたカヌー(シンディ談)であったため悪戦苦闘。最終的には見かねたメイトリックスが力ずくでエンジンを起動させどうにか飛び立てた。この手に限る。


メイトリックスは遂にアリアスの拠点であるサンタ・バーバラ北の小島に辿り着き、シンディにカービー将軍への通信を任せ、一人島に上陸。\デェェェェェェェン/と完全武装で敵地に突入し、第三次大戦が開幕。襲い来るアリアスおかかえの兵士(ベネット曰く「口だけは達者なトーシロ」「ただのカカシ)を次から次へとなぎ倒していく。途中手榴弾を受けるも、これといったダメージも無く戦闘を続行。邸内に突入し、黒幕であるアリアスも難なく倒した直後、ジェニーの声に導かれ地下ボイラー室へ進行。遂にジェニーを発見する。


しかしメイトリックスの到着直前に脱出していたジェニーはベネットの手に落ちており、自身も銃撃され右腕を使えなくなってしまう。しかしメイトリックスはベネットを挑発し、娘を手放させ、挑発の数々にキレたベネットが銃を捨てナイフで襲いかかり、一騎打ちが始まる。


「来いよベネット、怖いのか?」

「ブッ殺してやる!ガキなんて必要ねぇ!イッヒッヒッヒ。ガキにはもう用はねぇ!アハハハハ・・・ハジキも必要ねぇやぁハハハ・・・誰がテメェなんか!テメェなんか怖かねぇぇぇ!野郎ぶっ殺してやああぁぁる!!


鍛え抜かれた肉体がぶつかり合う激しい決闘の末、ベネットを配電盤で感電させ勝負あり!とはならず、それどころか謎のパワーアップを遂げたベネットの反撃を受け、トドメを刺されそうになるが、「ふざけやがってぇ!!」と今度はメイトリックスがぶちギレ、怒りのラッシュで逆にフルボッコに。最後の悪あがきとばかりにハジキでボールを吹っ飛ばそうとするベネットに対し、近くの壁にあった鉄パイプを引き千切り、ベネットに投げつけ串刺しにし、引導を渡した(このシーンは、屋良版にあやかりファンからは蒸気抜きと呼ばれている)。


「地獄に落ちろベネット!」


アリアス一派を皆殺しにし、苦闘の末にジェニーを救出したメイトリックスは、部隊を率いて島にやって来たカービー将軍から隊に戻って欲しいと頼まれるが、「今日が最後です」と断る。「また会おうメイトリックス」と再会を期待する将軍に対し、「もう会うことは無いでしょう」と返し、ジェニー、シンディと共に飛行艇で飛び立ち、物語は幕を閉じるのであった。


ちなみに編集

  • ミシガン州立大学の学生が集計した結果によると、アーノルド・シュワルツェネッガーが演じた役の中で最多殺害数である74人を記録している。…が、2015年4月にニコニコ生放送にて配信された「オレたちのコマンドー&96時間祭り」にて、事前に30周年記念ブルーレイ版を視聴した映画ライター・てらさわホーク氏の発言から殺害数が100人を超えていたという証言も出ているため要検証。
  • メイトリックスが飛行機から脱出する際、カーゴエリアに入った時にカゴに入った犬に吠えられビビるというシーンがあるが、これは撮影時にシュワちゃんがこの犬の存在を知らされていなかった為。つまりシュワちゃんの素のリアクションである。

別名・表記ゆれ編集

メイトリックス ムエタイX

ジョン・メイトリクス←屋良版では、こちらの名前で呼ばれている。


関連タグ編集

コマンドー アーノルド・シュワルツェネッガー

ベネット サリー エンリケス アリアス大統領 クック

筋肉は全てを解決する:彼の行動を一言で纏めるとこうなる。


コマンドガンダム:彼がモチーフとなったキャラクター。

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