達川修
たつかわおさむ
『龍が如く6』に登場する広島の極道組織「陽銘連合会」の四次団体「広瀬一家」の元若衆で、宇佐美勇太の幼馴染。
笠原清美が経営するスナックで「赤ん坊を堕ろせ」という電話をしているところを彼女に見られていたため、桐生一馬にハルトの父親ではないか?と疑われていた。
劇中で桐生が尾道仁涯町に来る前には、既に達川は尾道から神室町に上京して、ホストクラブ「スターダスト」で働いていたがすぐに辞め、香港マフィア「祭汪会」の情報屋になったが、後日千両通りにある自宅の雑居ビルで交際相手のホステスと共に刺殺体として桐生たちに発見された。
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その正体は「黒孩子(ヘイハイツ)」であり、祭汪会の構成員。
そして澤村遥を轢き逃げした犯人。
おそらく幼少期から祭汪会に所属しており、総帥ビッグ・ロウの隠し子である宇佐美勇太を、同じく黒孩子である舛添耕治と共に長年に渡って監視していた。
そんなある日、勇太が遥と成り行きで肉体関係を持ったことで遥が妊娠する事態に動揺。
同時期に祭汪会は総帥の後継者を決めている真っ最中であり、跡目争いを防ぐために総帥の血縁者が増えることは避けなくてはならなかった(祭汪会は謀反防止のため、組織の幹部を血縁者だけで固める掟となっている)。
ただ現時点では、ビッグ・ローの息子で勇太の実兄であるジミー・ロウが後継者になる前提で動いており、彼が正式に後継者にさえなれば、何も問題なく事なきを得られる。
そのため、勇太と遥の関係や彼女の妊娠の事実を組織に報告せず、舛添と共に隠し通すことにした。
しかし、程なくしてジミーが何者かによって殺害されたことで事態が急転。後継者の候補が実弟の勇太に変わることになる。
他の構成員が勇太の身辺を調査し始めたため、上記の自分達が隠した事実が発覚することを恐れ、妊娠中である遥に事情を打ち明け、子を堕ろすよう説得するも拒否されてしまい、さらに広瀬徹が遥を匿ったため、遥は子(ハルト)を出産。
追い詰められた達川と舛添は観念して、これまでの経緯を組織に全て告白した。
総帥からハルト殺害の命令を受けるが、仮にハルトを殺害できても、自身が助かる保証がないと悟り、自身だけでも助かる方法を模索する。
その結果、巌見恒雄に寝返り、自身を守ってもらう交渉材料として、ハルトを誘拐してその身柄を売り渡すことを画策した。
すぐに作戦を決行し、広瀬が匿っていた集落から遥を言葉巧みに神室町に誘導してハルトの略奪を図るが、抵抗され、逃げられてしまったため、慌てて車に乗り込み追跡。
しかし周囲の見通しが悪かった上、道交法を無視した自身の無茶な運転により、逃走していた遥を図らずも轢く結果となってしまった。
その後、恒雄に寝返ろうとしたことが組織に発覚。
最期は、雑居ビルに乗り込んだエドの制裁により喉を掻っ切られた上心臓を複数回刺され死亡。
なお、交際相手のホステスはその場に居合わせていたため、エドの脅迫に屈した達川の手によって殺害された。