「広島ヤクザの意地っちゅうもんを見せちゃる!」
CV・モデル:宮迫博之
概要
『龍が如く6』に登場する広島の極道組織「陽銘連合会」の四次団体「広瀬一家」若頭。
良くも悪くも感情豊かな義理人情に篤い性格で、ヤクザでありながら、惚れた弱みで笠原清美からみかじめを取らないなど実利よりも情を優先しがちな面がある。
また、清美を助けに行く際に正体がバレないように被った覆面をうっかり脱いで正体を晒してしまったり、神室町を訪れた時には桐生達の目を盗んでこっそりソープに行くなどの粗忽な部分が目立つため一家の若衆から極道としてはあまり尊敬こそされていないが、根底では彼らのことを大切に思っており、その憎めない人柄も相まって友人としては慕われている。清美に対する感情も非常に誠実な物であり、自分よりも彼女に相応しいと感じた相手を認められる度量を持っている。
そして、極道としての実力も若頭という肩書きに恥じぬ強さも秘めており、東城会やジングォン派、祭汪会といった名だたるヤクザやマフィアの構成員を複数人以上同時に相手にして軽く叩きのめしたりと確かな喧嘩の実力も持っている。
戦闘では右の拳骨を高く掲げた構えを取り、大振りながらも勢いを乗せた打撃、とりわけ頭突きを得意としており、ドロップキックやフライングクロスチョップといったプロレス技も繰り出す。
劇中の活躍
龍が如く6 命の詩
尾道を訪れた主人公・桐生一馬を恋敵であると決めつけて一方的に目の敵にし、街中や草野球の試合などの事ある毎に突っかかっていたが、清美の店からみかじめを取らない一件で舛添から責め立てられた際に連れ去られて暴行を受けていたところを桐生に救われ、その際にどれだけ痛めつけられようともシノギよりも清美を守るという信念を曲げなかった姿を見た桐生から、その侠気を認められ、自身も考えを改めて桐生を「兄貴」と呼び慕うようになる。
その後は澤村遥の事故の真相を追うために桐生と行動を共にし、桐生の片腕としてジングォン派や祭汪会強大なマフィアとも戦い、最終決戦にも桐生に同行し、本家若頭である小清水寛治や東城会の菅井克己といった極道を相手に奮闘し、最終的には桐生からも「兄弟」として認められる。
事件終結後は広瀬一家の建て直しに奔走する一方で、清美の元夫である染谷巧から最期に清美と娘のヒロミを託されたことで、尾道仁涯町にヒロミを迎え入れて二人を守っていくことを誓う。
龍が如く8
その後、『8』における桐生のエンディングノートにて再登場。松永孝明や田頭直人の口頭説明のみでの登場となった(本作で登場している広瀬徹や宇佐美勇太のキャストは回想シーンで使われているため、おそらく後述の影響が原因と見られる)。
広瀬一家が名誉職といえ直系に昇格し、南雲は本家の幹部として多忙な日々を送っており、自身の代わりに部下の松永と田頭の2人を、第二次極道大解散の打診を受けた陽銘連合会の代表として伊勢佐木異人町へ向かわせた。
余談
- 主人公である桐生とは、恋をしていた幼馴染が他の男と儲けた娘を守る事となった事と自分の親を殺した相手を親同然に慕っているという共通点が多い。桐生との違いは清美の相手である染谷が彼が敬意を抱く程の愛情を妻子に抱いている事である。
- 南雲を演じた宮迫氏は過去に『3』で東城会若頭補佐兼三代目錦山組組長・神田強役として出演していた。奇しくも名前の読み方も同じである。しかし『龍が如くONLINE』では実装先月前に不祥事で降板(後任は武虎氏)。
- 南雲本人もイベント登場だけの扱いでプレイアブル実装はしていない。スタッフも不祥事の件から出禁に近いと思われる(染谷巧、笠原清美、巌見恒雄などの一部キャラは実装しており、当時スタッフも実装する名残りだった可能性は高い)
関連タグ
神田強…中の人(変更前)が同じな龍が如くのキャラ繋がり。名前の読みも同じである。しかし性格は違っており、南雲はどこか抜けているものの義理人情に厚い好漢だが、神田はヤクザらしさ全開の無法者であり、末路も対照的。
田中シンジ、島袋力也…桐生の亡き弟分達。南雲は彼らに勝るとも劣らない活躍をしている。ちなみに南雲は桐生の弟分の中では唯一生存している。
外部リンク
宮迫(南雲)本人が龍が如く6を実況プレイしてみた…2020年3月28日に宮迫氏のチャンネル『宮迫ですッ!』でアップされた龍が如く6の実況動画。