シリーズ全体については→龍が如く
─伝説の男と100億の少女─
概要
元極道を主人公とし、新宿歌舞伎町をモデルとした架空の町「神室町」を舞台に裏社会の抗争を描いたアクションアドベンチャーゲームの第一作目。
2016年1月21日にはPS4用ソフトでリメイクされた『龍が如く極』が発売された。
以後、多数の続編や外伝作品が制作される人気シリーズへと成長してゆくが、この初代の企画時点ではセガ社内で「ヤクザが主人公のゲームなんてヒットするわけがない」等の反発があり、売れるかどうか(当時では)未知数の非常に冒険的なタイトルであった。そうした背景で続編を制作できない可能性が考慮されていたためか、舞台設定や人間関係が出し惜しみなく描かれており、その結果、以後のシリーズ作品と比べると登場人物の死亡が特に多いのが特徴でもある。だが、後年のインタビューによると、いざ発売されると、斬新なゲームジャンルや豊富なゲームの要素からか発売日の数日後には各ゲーム販売店から追加発注の電話が殺到したらしく、(廉価版を含めて)100万本以上の売上を叩き出し、その後はご存知の通り続編が制作された。
登場人物
- 桐生一馬(きりゅう かずま)
CV:黒田崇矢
物語の主人公。関東最大の暴力団・東城会の直系組織「堂島組」の舎弟頭補佐を務める男。そのケンカ無双の腕っぷしと背中の龍の入れ墨から「堂島の龍」と恐れられた伝説の極道だったが、本編から10年前の1995年に、渡世の親である堂島宗兵を射殺した兄弟分・錦山彰の罪を庇い破門となる。
- 錦山彰(にしきやま あきら)
CV:中谷一博
堂島組組員。桐生とは同じ孤児院出身の幼馴染で、渡世の兄弟分だった。しかし1995年に起きた事件をきっかけに豹変し、本編の舞台である2005年までには、直系「錦山組」組長として東城会の幹部へと出世している。
- 澤村由美(さわむら ゆみ)
CV:上坂都子 / 極:坂本真綾
桐生と錦山の幼馴染で、神室町天下一通りにある高級クラブ「セレナ」のホステス。
1995年に堂島組長に拉致され、その時のショックから事件後記憶喪失となり、現在消息不明。
- 遥(はるか)
CV:釘宮理恵
桐生が神室町で出会った謎の少女。自身の母親で由美の妹「美月」を捜している。
そして本作のキーワードである「100億」の鍵を握る存在。
- 風間新太郎(かざま しんたろう)
CV:渡哲也
東城会直系「風間組」組長で、かつて東城会のヒットマンだった経歴を持つ。東城会の幹部たちの中でも一目置かれる存在感の持ち主。
かつて桐生や錦山、由美がいた孤児院「ヒマワリ」の創設者で、三人を親代わりとして育てていた。
- 嶋野太(しまの ふとし)
CV:楠見尚己
東城会直系「嶋野組」組長で、風間とは長年のライバル関係にある。
東城会から消えた100億を獲得し組織の跡目になるため、様々な策略を巡らせている。
- 真島吾朗(まじま ごろう)
CV:宇垣秀成
嶋野組若頭及び嶋野組内「真島組」組長で、「嶋野の狂犬」の異名を持つ武闘派。
桐生を倒すことを生涯の目標としているようで、彼の首を何度も狙っている。
- 世良勝(せら まさる)
CV:水木竜司 / 極:大川透
東城会三代目会長。服役中の桐生を破門とした。
その後の幹部会で100億円が盗まれた件を暴露されるが…。
- 伊達真(だて まこと)
CV:山路和弘
元は捜査一課に所属していたが、桐生が身代わりとなって逮捕された事件で上と衝突したことで組対四課に左遷となる。
その後、出所した桐生に接触し個人的な思惑から彼に協力していくこととなる。
- 寺田行雄(てらだ ゆきお)
CV:乃村健次
東城会と対立する関西のヤクザ組織・近江連合の五代目本部長および直参「寺田組」組長。
錦山に100億の件を密告したらしいが…。
各章
章 | サブタイトル |
---|---|
1 | 親殺しの宿命 |
2 | 空白の10年 |
3 | 喧嘩葬儀 |
4 | 出会い |
5 | 賽の河原 |
6 | 父と子 |
7 | 龍と鯉 |
8 | 策謀 |
9 | 奪還 |
10 | 愛の形 |
11 | 仁義 |
12 | 再会 |
13 | 戦いの果て |
関連動画
オープニングムービー
作品の前後
作品発売上の前後
龍が如く
物語時系列上の前後
龍が如く(龍が如く極)