─伝説の男達 最後のケジメ─
概要
2011年6月9日にセガより発売されたPS3専用ソフト。
『龍が如く』シリーズのスピンオフ作品。
タイトルが長いためタグが分散しているが、OTEタグが一番ヒット数が多い。
前作『4』のその後の物語だが、シリーズでは珍しくパラレルワールドの話であり、正史作品ではない。キャラクター設定も変更されている。さらに『見参!』のように時代劇ものでもない。
ヤクザやチンピラなどを殴ったりといつもの龍が如く……ではなく、今回の敵はなんとゾンビとクリーチャーが相手である。それに伴って銃器主体の「ガンショットバトル」呼ばれる本作独自のバトルスタイルとなっている(もちろん、従来通りステージに落ちている看板やバットも使用可能)。
さらに、ナンバリング作品でボスを務めていた真島吾朗、郷田龍司がプレイアブルキャラとして登場し、ファンから歓喜が溢れていた。なお、『4』の主人公である冴島大河や谷村正義は未登場だが、作中で少し言及される。
舞台は東京・神室町のみ。主人公は『4』同様、部ごとに変わっていき、各自に専用の銃器を持つ。
勘違いする人がいるため説明しておくが、OF THE ENDと表記されているがシリーズ最終作ではない。公式曰く「神室町の終焉」の意であるとのこと。
登場人物
主人公
- 桐生一馬(きりゅう かずま)
CV:黒田崇矢
かつて「堂島の龍」の名で恐れられていた伝説の極道で、元東城会四代目会長。
前作同様に、沖縄の児童養護施設「アサガオ」で生活していたが、謎の男から「遥を誘拐した」という電話が入り、遥を救出するため、再び神室町へ舞い戻ってくることになる。
戦闘では主に「XK.50対物狙撃銃」という対物ライフルを使用する。
- 秋山駿(あきやま しゅん)
神室町の天下一通りに店を構える消費者金融「スカイファイナンス」を経営する社長。
今作では、従業員の花と一緒に集金の取り立てに向かう際に、騒動に巻き込まれる。
戦闘では主に「マケドニアシューター」という二挺拳銃を使用する。
- 真島吾朗(まじま ごろう)
東城会直系「真島組」組長で、「嶋野の狂犬」と呼ばれる武闘派極道。
今作では、組の事務所でゾンビ映画を楽しんでおり、実物と戦えることを待ち望んでいた際に、ゾンビに襲撃される。
戦闘では主に「Mark IV.EXP」という愛用のショットガンを使用する。
- 郷田龍司(ごうだ りゅうじ)
かつて近江連合直参「郷龍会」会長だった元極道。
『2』にて桐生との闘いに敗れた後、右腕を失い組も破門にされ、自暴自棄になって放浪していた際に、たこ焼き屋のおやっさんと出会い、彼に弟子入りし第二の人生を送っていた。
戦闘では主に「黒鉄丸(くろがねまる)」という失った右腕に装着された義手兼ガトリングガンを使用する。
主要人物
- 澤村遥(さわむら はるか)
CV:釘宮理恵
桐生が親代わりとして育てている少女。
今作では、桐生が育った児童養護施設「ヒマワリ」に招待され沖縄を離れていた際に、ある男に誘拐され囚われの身となる。
- 浅木美涼(あさぎ みすず)
陸上自衛隊に所属する女性自衛官で、作中で桐生の相棒となる。
モデリングされたキャラクターの一人。
- 長濱友昭(ながはま ともあき)
真島組の末端組員で、作中で秋山の相棒となる。
モデリングされたキャラクターの一人。
- 二階堂哲雄(にかいどう てつお)
六代目近江連合直参「郷龍会」三代目会長。
先代の龍司に愛憎渦巻いた複雑な感情を抱いている。
モデリングされたキャラクターの一人。
CV:池畑慎之介
二階堂と行動を共にする謎の日系アメリカ人だが、その目的は…
モデリングされたキャラクターの一人。
最高難易度
龍が如くと言えば難易度選択。今までのシリーズは「EASY」、「NORMAL」、「HARD」、「EX-HARD」までだがこの作品は「OF THE END」という全龍が如くシリーズ随一の高難易度モードが存在する。尚、ストーリーをクリアしなければプレイできない。
その内容は
- ゾンビの耐久値、攻撃力上昇
- 常時凶暴化
- クリアデータ引き継ぎ不可能
- Lv1からスタート
- 補給ポイントのアイテムがランダム
- ヒートスナイプの時間が短縮
余談
- 当初は2011年3月17日に発売予定だったが、発売直前に発生した東日本大震災の影響で延期された。
- 『龍が如く極』では「どこでも真島」というサブ要素があるのだが、そこでは真島の兄さんがゾンビになる上、しかもBGMは『OF THE END』のものだったりする。
関連イラスト
関連動画
ストーリートレーラー
ゲームトレーラー
オープニングムービー
作品の前後
作品制作上の前後
←クロヒョウ 龍が如く 新章
龍が如く OF THE END
クロヒョウ2 龍が如く 阿修羅編→
物語時系列上の前後
←龍が如く4 伝説を継ぐもの
龍が如く OF THE END
PROJECT X ZONE 2(コラボゲーム作品だが世界観は共有している)→
龍が如く5 夢、叶えし者(本作がパラレルワールドのため繋がりは一切無い)→
クロヒョウ2 龍が如く 阿修羅編(同上)→
関連タグ
龍が如く パラレルワールド ゾンビ 神室町
バイオハザード、デッドライジング…同じくゾンビを題材にしたゲーム作品。オマージュしている部分も多い。
プロジェクトクロスゾーン2…桐生一馬&真島吾朗が登場。『OF THE END』のストーリーが採用されている。
JUDGE EYES:死神の遺言、LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶…前者ではゲーム中に本作の敵クリーチャーが登場するミニゲーム『カムロ オブ ザ デッド』をプレイする事が出来る。後者ではステージが横浜・伊勢佐木異人町に変更された『Hama of the Dead』がプレイ出来る。
特異菌…別のゾンビゲームに登場する単語で、本作では「タナトス」と言う同じような細菌兵器が使われている。