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─失った誇りは 戦って取りもどせ!─

概要編集

2012年3月22日にセガより発売されたPSP専用ソフトで、『クロヒョウ龍が如く新章』の続編。


前作から約1年半後の物語で、東京神室町と『龍が如く2』に登場した大阪蒼天堀が舞台。


キャスト面では、主人公・右京龍也役が高良健吾からドラマ版で同役を演じた斎藤工に変更され(前作のダイジェストシーンも斎藤が担当)、高知東生要潤大杉漣といった著名な俳優陣が主要人物を固める。キャバクラ嬢役にはアイドルグループアイドリング!!!」より遠藤舞外岡えりか橘ゆりかがフェイスキャプチャーで出演し、声も本人が担当する。


龍が如く OF THE END』同様、GREEより配信されていた『龍が如くモバイル for GREE(2013年4月25日にサービス終了)』と連動している(ただし連動方法は若干異なる)。


前作のクリアデータがあると特典が得られるシステムもある。


今作は、完結作の意味も持ちあわせており、以降『クロヒョウ』シリーズはリリースされていない。


プレイスポットは、前作を踏襲しつつ「麻雀」「パチスロ」「ゴルフ」といった新しいミニゲームが導入されており、特に麻雀は通信を利用した4人対戦が可能。


また、前作から継続して登場したものにも操作系の改変が行われている(カラオケが連打ゲームからリズムゲームになるなど)。


アルバイトも引き続き登場。キャバクラの呼び込みを行う「キャバキャッチ」や、「串カツ屋」「たこ焼き屋」といった大阪ならではのアルバイトが追加されている。


前作ではシナリオの都合上使用出来なかったタクシーが使用可能になり、移動の利便性が向上した。


ストーリー中のコスチュームチェンジが可能で、実在のアパレルブランドの衣類をゲーム内で購入・着用させることができる。


バトル編集

前作の喧嘩バトルを踏襲しながらも、様々なシステムが追加・変更されている。


最大の変更点として、掴んだ敵を任意の方向に投げ飛ばすことができるようになった。単に敵にぶつけるのみならず、オブジェクトにぶつけてダメージを与えたり、相棒や壁にぶつけることでヒートを消費しない強力な攻撃である「ツープラトン攻撃」「ウォールヒート」などを放つことができる。また、戦闘の末に壁などのオブジェクトが破損した場合、そこに投げ落として決着を着けることも可能。


前作からシリーズの特徴であった「スタイル」には「相撲」「パンクラチオン」「軍隊格闘技」などの新スタイルが追加され、引き続き登場したスタイルにもモーションやヒートアクションのマイナーチェンジがなされている。また、「パンチ」「キック」「つかみ」「ヒート」にこれまで習得したスタイルの技を組み合わせて使用できる「我流」というスタイルが登場する。


前作ではスタイルに固有のものだけであった「スキル」もある程度自由に組み替えられるようになり、スタイルの欠点を補ったり長所を伸ばすことが任意で可能になった。


レベルアップのシステムは変わらないが、「パンチ」「キック」などの能力値は道場でお金を払うシステムからレベルアップ時に任意でポイントを割り振る方式に変更された。そのため、道場の機能は「必殺技」の習得の他、前述の「スキル」を習得するものに変更された。なお、ポイントを割り振る際、一定以上のレベルから必要となるポイント数が増加するため、特定の能力値だけを上げ続けるのは効率が悪くなった。


ストーリー編集

かつてドラゴンヒートで前人未到の10連勝を成し遂げた「右京龍也」。さらなる強さを追い求めた彼は単身日本を飛び出し、アメリカの地下格闘場で武者修行を続けていた。


新天地のアメリカでも圧倒的な強さとスター性を発揮し続けた龍也。そんな折、日本のボクシングジム会長にボクシングの才能を認められ、プロボクサーとしてデビューするチャンスを手に入れる。


自らの拳で輝かしい将来への第一歩を切り開いたはずの龍也だったが、心は満たされておらず苛立ちを感じていた。頭の整理がつかぬままプロデビューのため帰国の途に就き、誘われるように故郷・神室町に足を向けた。


神室町は変わらずきらびやかで、欲望と権力が渦巻く様を見せていた。そこで龍也は、路地裏でチンピラに絡まれている一人の少年を助ける。少年はドラゴンヒートの若きファイターであった。


ドラゴンヒートの名を聞き、自分の中で忘れかけていたものを思い出す龍也。


そのドラゴンヒートが大阪・蒼天掘の地下格闘団体「阿修羅」の神室町進出により、壊滅の危機に陥る。


龍也は、新たにできた仲間たちのため、そしてかつて自分のすべてを懸けて戦っていたドラゴンヒートを守るため、輝かしい将来を捨て、再びドラゴンヒートのリングに上がる決意をする。


その裏で、神室町全体を巻き込む巨大な野望が動き出していた。


登場人物編集

主要人物編集

CV:斎藤工

本作の主人公。19歳。

前作の事件後、武者修行として渡米し、ラスベガスの地下格闘技で連勝を重ねていた。

その後、剛拳ジムの椎名会長にスカウトされ、日本でのプロボクサーデビューのチャンスを手に入れて神室町に戻ってきた。


CV:要潤

地下格闘技場「阿修羅」専属の整体師。盲目ながら卓越した鍼の腕を持つが…。


東城会編集

CV:黒沢年雄

東城会直系「九鬼組」二代目組長で、前作で死亡した九鬼隆太郎の息子。

買い取った二岡の杜撰な経営で寂れていたドラゴンヒートを買い戻し、以前のような活気ある状態にまで戻したやり手。


  • 二岡孝造(におか こうぞう)

CV:正源敬三

東城会直系「二岡組」組長。実は元近江連合の組員で、関西のツテを活かして阿修羅と共謀し、ドラゴンヒートを乗っ取ろうと画策する。


  • 久保一道(くぼ かずみち)

二岡組傘下の久保不動産社長。


その他編集

  • 竹中省三(たけなか しょうぞう)

CV:石塚運昇

警視庁神室署刑事課刑事。日本に戻ってきた龍也に事件の情報を提供するなど協力関係を結ぶ。


CV:大友龍三郎

元警視庁組織犯罪対策部長で、現東京都知事。


  • 佐伯淳(さえき じゅん)

鶴見の秘書。


各章編集

サブタイトル
1凱旋
2阿修羅
3敵地
4ファイティングポーズ
5死の運命
6洗脳
7
8別れ
9咆哮
10許されざる者

テレビドラマ編集

前作に引き続き、MBSTBS系列深夜枠でテレビドラマ化されている。


キャスト編集

ドラゴンヒート

  • 右京龍也:斎藤工
  • 八代誠:佐藤祐基(少年期:冨田夢大)
  • 坂本信司:八神蓮(少年期:佐々木稔生)
  • 斉藤保:冨浦智嗣
  • 星野凌雅:魔裟斗
  • ミツオ:内田讓

阿修羅

  • 秋田靖人:阿部亮平
  • 野崎亮:和田聰宏(少年期:近藤和弥)
  • 二岡孝造:波岡一喜
  • 沖田忍:六本木康弘
  • 大場庄助:坪谷隆寛
  • メテオ鈴木/木島 真彦:白善哲

その他


関連動画編集

トレーラー1


トレーラー2


トレーラー3


作品発売・物語時系列上の前後編集

クロヒョウ 龍が如く新章

龍が如く OF THE END(パラレルワールド)

クロヒョウ2 龍が如く阿修羅編

龍が如く5 夢、叶えし者


関連タグ編集

龍が如く 右京龍也 神室町 蒼天堀


外部リンク編集

『クロヒョウ2 龍が如く阿修羅編』公式サイト

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