タナトスとは、
- 『ギリシャ神話』に登場する神の一柱であり、以下の用語・キャラ名の由来。
- 心理学における用語。本稿で記述。
- 2020年にカナダで発見された北米最古のティラノサウルス科の恐竜。→タナトテリステス
- 『聖闘士星矢』のキャラクター。本稿で記述。
- 『女神転生シリーズ』のキャラクター・用語。本稿で記述。
- SoundHorizonのアルバム「Moira」に登場する人物。本稿で記述。
- 『バイオハザード アウトブレイク』の敵キャラ。→タナトス(バイオハザード)
- 『救急戦隊ゴーゴーファイブ』の怪人。→死神戦士サイマ獣タナトス。
- 『聖剣伝説シリーズ』のキャラクター。本稿で記述。
- 『らんだむダンジョン』のキャラクター。→「タナちゃん」を参照。
ギリシャ神話のタナトス
死神であり、古き時代の夜の神ニュクスの息子で眠りの神ヒュプノスの兄。
冥府タルタロスに館を構え、ヒュプノスが生者に永遠の眠りを与え、眠った生者の魂を抜き取り、冥府へ運ぶのが役目。
ただし、英雄を運ぶのはヘルメスが担当で、彼が運ぶのは凡人と罪人である。(英雄は星座にして記録するため、ハデスの審判を受けるために冥府に赴く事がない。)
死にかけた者を救うのはタナトスを追い返す事と同じなので、神話内では勇敢な英雄達によって仕事を邪魔され酷い目に遭う事も多い。彼は仕事を真面目にこなしているだけで、別に誰彼構わず殺し回ったりしている訳ではないのだが…
特にヘラクレスにボコボコにされて回収した夫婦の片割れの魂を奪われかけたエピソードは有名。この人はギガースを相手に戦っている為、勝てないのも仕方がない。
結局「タナトスは仕事をしているだけだから許してやってくれ」というハデスの一声、及び「元はと言えばこちらの不手際(酔った運命の三女神が「妻が自殺すれば夫は長生きできる」と暴露したせいで妻が自殺した、回収されていたのはこの妻の魂であり、運命を人間に教えるのは神としてのルール違反)、それ故にお互いの愛が続く限り、お互いの寿命は同じものとしよう」という裁定が下された事で一命を取り留めた事で馬は収まった。
しかし、ヘラクレスも死の運命からは逃げられなかった。
背中には翼が生えていて、魂を肉体から裁つ為の剣を持っている等、どちらかと言えば天使を思わせる姿で表現される。性格は絶対的な恐怖である死神なので非常に残酷ともされるが、前述通りハデスを含め冥府の者たちは仕事を真面目にこなしているだけであるため容赦がないというより世の道理の為に私情を挟んでいないだけである。(むしろたまに情に絆されて生き返らせてしまうハデスの方が冥府神としては少し向いてない)
関連タグ
サノス:タナトスを名前の由来とするMARVELコミックの登場人物。「死の神」にちなんだ名前の持ち主に相応しい真似を行なう。
心理学のタナトス
ジークムント・フロイトによって提唱された。
聖闘士星矢のタナトス
『聖闘士星矢』及び『LOST CANVAS』に登場する死を司る神。冥王ハーデスの部下で、ヒュプノスとは双子の兄弟。
年齢 | 神話の時代からの神なので不明 |
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身長 | 192cm |
体重 | 88kg |
誕生日 | 6月13日 |
血液型 | 不明 |
出身地 | 不明 |
CV | 古川登志夫、川田紳司(ロストキャンバス)、三上哲(聖闘士星矢ライジングコスモ) |
銀色の髪と瞳を持ち、額に塗り潰された五芒星のチャクラがある。
傲慢かつ冷酷で、遠く離れた人間にも死を与える。
技:テリブルプロビデンス
LOSTCANVAS
「死」を司る神。本体はエリシオンに存在する。
銀色の髪と瞳を持ち、額に五芒星のチャクラがある。短気で人間を見下している。
技:タルタロズフォビア、テリブルプロビデンス
女神転生シリーズのタナトス
真・女神転生デビルサマナー
隠し種族”死神”としてローブに身を包み、小剣を持った単眼の男の姿で登場した。
女神異聞録ペルソナ
触手をともなったデビルサマナーの姿で「雪の女王編」の、戦闘不能になるとペルソナが剥奪されるタナトスの塔のボスとして登場。美しいままでいたいと永遠の存在となった山本百合子のペルソナで、一定のダメージを与えると目玉だけの姿になり、全体即死のヘルズアイを連発するために呪殺無効のペルソナがないと苦戦する。
ペルソナ3
主人公の固有ペルソナ。「タナトス(ペルソナ)」を参照。
Moiraのタナトス
概要
「ソゥ、Θ(ワレ)コソガ死ダ!」という台詞で有名な冥界の偉い人。Revoに似て非なる。
ラスボスらしく声にエフェクトが掛けられてると思われるが、元々そういう声である。
アルバム1曲目「冥王 -Θανατος-」のメインボーカルを務める他、他の曲でもこっそり息仔に何やら囁いていたりする。
幼少時代はとても可愛かったが、今ではデカくて妖艶な神となった。
台詞が全てカタカナな上、母音が小さいので読みにくい。
イヴェールさんに憧れて従者を2人連れているがあまり仲は良くないとか。
注意
「遅カレー、早カレー、避けられぬ和カレー」と聞こえる部分があるがカレーの妖精ではない。この事を言うとタナトスの手で冥府に落とされるので命が大切な人は注意。
カレー元の人
記念すべき本家である。
関連タグ
聖剣伝説シリーズのタナトス
聖剣伝説2
ヴァンドール帝国四天王の一人。このゲームの黒幕(ラスボスは神獣)で、ダークリッチに変身する。→タナトス(聖剣伝説2)
聖剣伝説4
邪精霊タナトス。大樹に封じられた邪悪な精霊で、元は8精霊の内のどれかだった。人間やモンスターに憑りつき、妖魔化させてしまう。様々な形、膨大な数の、タナトスが存在する。