Moiraとは
Sound Horizonによるメジャー4作目のアルバムにして6枚目のStory CD。
「モイラ」ではなく「ミラ」。「Moria」などの誤記には注意。
古代ギリシャ神話風(あくまでも「風」であり、ギリシャ神話そのものの設定ではない)の世界観で、「運命」をテーマに物語が展開される。
何時ともしれぬ時、冥府にて、冥王タナトスが宴を催す。冥王はこれより「母を殺める者、すなわち冥王の器となる者」を迎えに行くと語る。一方、近代のとある地にて、あるロシアの考古学者が伝説に記された遺跡を発掘すべく、奮闘していた。神話と歴史が重なり、一つの英雄物語が幕を開ける。
「運命は残酷だ されど彼女を恐れるな ――」
収録楽曲
- 冥王 -Θανατος-
- 人生は入れ子人形 -Матрёшка-
- 神話 -Μυθος-
- 運命の双子 -Διδυμοι-
- 奴隷市場 -Δουλοι-
- 雷神域の英雄 -Λεωντιυς-
- 死と嘆きと風の都 -Ιλιον-
- 聖なる詩人の島 -Λεσβος-
- 遥か地平線の彼方へ -Οριζοντας-
- 死せる者達の物語 -Ιστορια-
- 星女神の巫女 -Αρτεμισια-
- 死せる乙女その手には水月 -Παρθενος-
- 奴隷達の英雄 -Ελευσευς-
- 死せる英雄達の戦い -Ηρωμαχια-
- 神話の終焉 -Τελος-
関連楽曲
神の光 - Μοιρα -
Moiraの世界
地理と世界の仕組み
- アマゾン:アルカディアの北方を支配する部族。女性のみからなる戦士隊で知られる。
- アルカディア:エレフとミーシャの故郷。ここの宮廷に発せられた予言が物語の発端となる。
- イリオン:風の都。ヘレネスに属し、奴隷たちに築かせた強固な城塞都市で、アルカディアの同盟国。
- バルバロイ:アナトリアの東方に住む部族。ヘレネスにしばしば侵攻して圧力を加える。
- ヘレネス:アルカディアを始めとした諸国からなる部族の自称。諸国間の内紛が続く一方で、北のアマゾン、東のバルバロイと対立する。ちなみにHellenesとはギリシャ語でギリシャ人を意味する。
- 冥府:死者が住むという伝説の地。冥王タナトスが支配する。
- ミラ:運命の神にしてヘレネスが信仰する女神。人はその正体を知らない。
- レスポス島:賢者ソフィアが住まう詩人の島。
登場人物
単独記事がある者については当該記事を参照。
なお、人物名の綴りは公式に設定されていないものを含む。
- エレフ
- ミーシャ
- レオンティウス
- スコルピオス
- アレクサンドラ
- オリオン
- アメティストス
- オルフ
- シリウス アメティストスに従う部将の一人でオルフの同僚。
- ソフィア ミーシャが出会った聖なる詩人の島に住む詩人。
- ポリュデウケス エレフとミーシャの父。元はアルカディアの武人。
- デルフィナ エレフとミーシャの母。
- イサドラ アルカディアの王妃でレオンティウスの母。
- アレクセイ・ロマノビッチ・ズヴォリンスキー(ズボリンスキー) 貧しい家に生まれて苦労し、今は富豪。神話に関する夢を追って遺跡発掘にいそしむ。
- エイレーネ アレクセイの妻。夫の夢を認めている。
- カストル アルカディアの武人。デミトリウス、レオンティウスの王家二代に仕える。
- レグルス アルカディアの武人。
- ゾスマ アルカディアの武人。
- ミロス 旅の老詩人。エレフに詩と神話を教える師匠となる。
- カサンドラとメリッサ 学芸に優れた高級遊女。
- フィリス ソフィアの弟子。後に星女神神殿に仕える。
- レナとカピラ 同じくそれぞれ星女神神殿に仕える女性。
- 変態神官
- タナトス/冥王/θ(Θανατος)
- μ
- φ
- 詩女神六姉妹/詩女神
コミカライズ
ウルトラジャンプ2016年1月号より、Romanのコミカライズも担当した桂遊生丸氏によるコミカライズの連載が開始。
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