穴があったら・・・掘りたい!!
登場作品とキャスト
フルネームは、アレクセイ・ロマノビッチ・ズヴォリンスキー(ズボリンスキー)。
SoundHorizonの6作目のアルバム『Moira』の登場人物。
2曲目「人生は入れ子人形」のボーカルを務める他、終曲にも登場する。
CV:じまんぐ
プロフィール
ロシアの富豪で、周囲から道楽と批判されながらも遺跡掘りに取り組んでいる。
貧しい家庭に生まれ育ち、苦労して働いて富豪に成りあがった人物。
妻のエイレーネを愛しており、幸いにも遺跡掘りへの理解も得られている。
背景
大富豪らしく、コンパニオンらしき女性たちを調査員達への慰労の為か発掘現場に招き入れるなど、その仕事ぶりはかなり豪快である。
貧民出身の大富豪が考古学者に転進して遺跡を発掘するなど、ずいぶんと現実離れした人物に思えるが、著名な考古学者にも史上同様な経歴の人物は存在する。
ドイツ生まれであるが、貧困家庭での家族離散から徒弟として苦労してロシアに渡って大富豪になり、事業を畳んでから考古学を学んでアナトリアでギリシャ神話に描かれた遺跡を発掘した男。
すなわち、トロイ遺跡の発掘者、ハインリヒ・シュリーマンである。
ただし、公式はモデルについては明言していない。
関連項目
以下ネタバレ
Moiraの物語自体、1曲目の冥府の宴の後は、
ズヴォリンスキーが遺跡を掘るシーンから始まっている。
その支えとなった「一冊の本」には「運命は残酷だ、されど彼女を恐れるな・・・」と、
Moira後半「死せる英雄達の戦い」からの引用がある。
つまり、「一冊の本」に描かれていた物語とは、Moiraの過去篇、
すなわち叙事詩 『エレフセイア』と考えられる。
ズヴォリンスキーはこの神話を元に発掘し、作中に描かれていた遺跡を発見したのである。