曖昧さ回避
1~3及びピクシブでの用法について本項で解説する。
1の概要
奴隷市場とは奴隷を人身売買する市場である。人身売買そのものが2013年現在ほぼ全ての国に於いて法律などで禁止されている行為であるが、日本では借金のかたに性風俗の仕事を強要される女性、海外のブローカーを通じて連れてこられ監禁された環境で働かされる外国人など事実上の人身売買が横行していると言われる。日本国内でも刑法として人身売買罪(226条)が定められているが、制定されたのは2005年であり、比較的最近である(また、成立の影にはアメリカ合衆国からの批判が強かったと言われている)。
奴隷市場とはこの人身売買の中でも、労働力等を目的として侵略先などの人間を奴隷として売買する場の事を指す。かつてのヨーロッパなどではよく見られた他、アメリカでの黒人奴隷(南北戦争前)などがその一例である。
2の概要
奴隷の立場となり、その売買行為を仮想的に楽しむSM行為のことである。日本での認知度はさほど高くないが、欧米ではSMバーで行われる事もある。
基本的には奴隷役は女性であり、買い手役は男性であるが、逆のパターンも稀にある。奴隷役は緊縛されたり、拘束されたり、番号を付けられたりする事が多い。
3の概要
2000年に発売されたアダルトゲーム。メイン画像はこのゲームのヒロインの一人。
物語の舞台は中世ヨーロッパ。開戦目前とされる仮想敵国へ派遣された貴族の主人公は、豪商である親友に勧められるまま奴隷市場にて奴隷を購入することとなる。
主人公はやがてその奴隷と恋に落ちるが、奴隷とは本来「国の備品」であり、いずれ別れなければならない。
そして戦争は勃発し……
このように、奴隷市場という名称から陵辱系作品と連想されがちであり、実際に陵辱ルートもあるのだが、真価は純愛ルートにこそある作品である。
ピクシブでの用法
ピクシブでは1の意味合いとして使われる事が多く、イラスト内のキャラクターが人身売買されている事が多い。
元来の奴隷売買では労働力としての人身売買が多かったが、イラストで描かれる場合は、大体の場合は慰み者としての人身売買であり、大抵キャラクターは女の子である。
もちろん、このような意味合いであるのでR-18のイラストが多い。
『奴隷市場に行きたいです。』というタグも存在するが、こちらはほとんどが、聖剣伝説3のリースである(尚、原作は一般向けゲームであり、決してエロゲーではない。<『リースの弟のエリオットが奴隷として売られていった』というゲーム内のストーリーからの二次創作である。>)