概要
ギリシャ神話において、オリュンポス山の頂上に住まうと伝えられる主要な神々十二柱のこと。詳しくはwikipedia参照。
マンガ・ゲームなどの作品においてモチーフにされることも多い。
ローマ神話においては「ディー・コンセンテス」というローマ神話の中でも有力な神を12体揃えた概念が存在し、それぞれがオリュンポス十二神に対応している。
立ち位置
基本的には秩序側の存在だが、ギリシャ神話の神々が総じて人間臭いために世界を引っ掻き回す事さえある。トロイア戦争に至っては十二神がトロイア派、アカイア派に分かれて英雄たちを後押ししている始末である。
オリンポス十二神一覧
基本形
- ゼウス(主神・天空神)
- ヘラ(主神の妻・婚姻の女神・母神とも)
- ポセイドン(海神・馬の神、主神の兄)
- アテナ(知恵の神・戦闘神・処女神、主神と前妻の娘)
- アフロディテ(愛の女神・美貌の神、主神の叔母であり養女)
- デメテル(豊穣の女神、主神の姉)
- アポロン(太陽神・詩歌・予言・竪琴の神、ヘリオスと同一視される。主神の息子)
- アルテミス(月の処女神・狩人の神、セレーネと半同一視される。主神の娘)
- アレス(軍神、主神と正妻の子)
- ヘルメス(伝令神・道祖神・旅・錬金術の神、俊足・夢見の神…等々司る権能が多い、主神の息子)
- ヘパイストス(鍛冶の神、主神と正妻の子)
- ヘスティア(竈の女神・慈母神・処女神、主神の姉)
番外
同格として扱われる神。
創作作品では
Fateシリーズ
こちらではヘルメスが抜けた代わりにハデスがカウントされている。
デジタルモンスター
バトルスピリッツ
神煌臨編よりギリシャ神話をモチーフとした勢力「オリン」が登場。創界神たちのモチーフはもちろんオリュンポス十二神。
カード名 | 属性 |
---|---|
創界神ゼウス | 赤 |
創界神アポローン | 赤 |
創界神ヘラ | 紫 |
創界神ディオニュソス | 紫 |
創界神アテナ | 白 |
創界神アルテミス | 白 |
創界神ヘルメス | 緑 |
創界神アレス | 緑 |
創界神アプロディーテ | 黄 |
創界神デメテール | 黄 |
創界神ポセイドン | 青 |
創界神ヘファイストス | 青 |
未来日記
主要人物の名前の殆どはオリュンポス十二神のローマ名に由来している(ネプチューン=ポセイドンが抜けた代わりに冥界夫婦がカウントされている。)
名称 | 元ネタ |
---|---|
天野雪輝(1st) | ユピテル(ゼウス) |
我妻由乃(2nd) | ユノ(ヘラ) |
火山高夫(3rd) | ヴァルカン(へファイストス) |
来須圭悟(4th) | メルクリウス(ヘルメス) |
豊穣礼佑(5th) | ケレス(デメテル) |
春日野椿(6th) | プロセルピナ(ペルセポネ) |
戦場マルコ&美神愛(7th) | マルス(アレス)&ウェヌス(アフロディーテ) |
上下かまど(8th) | ウェスタ(ヘスティア) |
雨流みねね(9th) | ミネルヴァ(アテナ) |
月島狩人(10th) | ディアナ(アルテミス) |
ジョン・バックス(11th) | バッカス(ディオニュソス) |
平坂黄泉(12th) | プルート(ハデス) |
日野日向 | アポロ(アポロン) |
パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々
オリュンポスの神々の子供達の活躍を描く児童文学。
主人公パーシーはポセイドンの息子という設定である。
女神転生シリーズ
シリーズを通してオリュンポス十二神に属する神々が登場しているが、全員が集結した作品はない。またヘラとヘルメス、ヘパイストスはペルソナとしての登場のみで悪魔として登場したことはない。
聖闘士星矢
明確に登場したのはアテナ、ポセイドン、アポロン、アルテミスのみだが、公式本『聖闘士星矢大全』では、ゼウス、ヘラ、アポロン、アルテミス、ポセイドン、アテナ、デメテル、アフロディーテ、ヘパイトス、ヘルメス、ヘスティア、ハーデスの12柱とされる。「神衣」と呼ばれる鎧を所持しているらしい。
イナズマイレブン
⇒世宇子中
スタメンの名前がゼウスを除いたオリュンポス十二神に由来。
アレス・ザ・ヴァンガード
スマホRPG『魔法使いと黒猫のウィズ』で開催されたイベント。登場人物および世界観がギリシャ神話をモチーフとしており、全てのヒーローの中でも頂点に君臨するヒーローはⅠ~Ⅻ(+零)とオリュンポス十二神の名前を持っている。
ヒーロー名 | モチーフの神 | 本名 |
---|---|---|
アレスちゃん/アレス零 | アレス | アレイシア |
ゼウスⅠ | ゼウス | ユピテリウス |
ポセイドンⅡ | ポセイドン | ネーレイス |
ヘラⅢ | ヘラ | ??? |
ハデスⅣ | ハデス | クリュメノス→エウブレナ |
デメテルⅤ | デメテル | ??? |
アポロンⅥ | アポロン | アポロニオ |
アテナⅦ | アテナ | ネルヴァ |
アルテミスⅧ | アルテミス | ??? |
アフロディテⅨ | アフロディテ | リベルティーナ |
ヘルメスⅩ | ヘルメス | メルクリア |
ヘパイストスⅪ | ヘパイストス | アイスキュロス |
ディオニソスⅫ | ディオニュソス | ??? |
金田一37歳の事件簿
地獄の傀儡師である高遠遙一が十一人の弟子に付けた俗称。自らはゼウスと名乗る。
十二神名 | 登場事件 | 異名 |
---|---|---|
ゼウス | 魔術列車殺人事件 | 地獄の傀儡師 |
ヘラ | 不明 | 不明 |
ポセイドン | 不明 | 不明 |
アテナ | 不明 | 不明 |
アレス | 不明 | 不明 |
ヘルメス | 綾瀬連続殺人事件 | なし |
アフロディテ | 不明 | 不明 |
アポロン | 函館異人館ホテル新たなる殺人 | 碧血鬼 |
デメテル | 不明 | 不明 |
ヘパイストス | 不明 | 不明 |
アルテミス | 歌島リゾート殺人事件 | ファントム |
ヘスティア | 不明 | 不明 |
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか
オリンポス十二神がモデルとした神々が登場。
ヘスティア、ヘファイストス、アレス、ヘルメス、デメテル、ゼウス、ヘラ、アポロン、ディオニュソス、ポセイドン、アルテミス、アフロディーテの存在が判明しており、その内、現在オラリオ内にファミリアを構えているのはヘスティア、ヘファイストス、ヘルメス、デメテルの4人である。
ゼウスはスケベ、ヘラがヤンデレ、アルテミスが恋愛アンチだがオリオンが大好きといったよく知られた物から、アポロンが両刀、デメテルを怒らせると世界が荒廃するレベルで恐ろしい事になる、アレスが小物臭い、アフロディーテが過去に浮気をした等キャラクター像は原典の細かい小ネタまで拾っているのが特徴。一方でへファイストスは原典とは異なる女性である。
ヘラクレス(ディズニー)
この内、メインで活躍するのはヘラクレスの父母であるゼウスとヘラであり、その他の十二神はモブとして全員登場している。
流石に良い子が見るアニメ映画なためか、浮気癖やヤンデレ設定はオミットされ、代わりにハデスが悪役となっている。
リングにかけろ
世界大会編にてギリシア代表が登場、アポロンを筆頭格テーセウス、ユリシーズ、オルフェウス、イカルス、バルカンが名を連ねている(それぞれ元ネタの名前を襲名した別人である)。
この時点でオリンポス十二神とは関係ない英雄などが混じっているためか、後に登場したギリシアJr.(ギリシア十二神)もオリンポス十二神とそれ以外の人物をミックスしたネーミングになっている。
順にカサンドラ、クレウサ、アルテミス、オリオン、プロメテウス、メデゥーサ、ナルシサス、ペガサス、ビーナス、ハーデス、ポセイドン、ゼウス。
続編『リングにかけろ2』では、十二神登場編に先駆けて、アポロンやテーセウスら十二神以外の新世代メンバーとしてメデゥーサが登場したため、メデゥーサに代わってヘルメスが十二神の一員となっている。
最終回で、世襲制の廃止によってゼウスが雑兵に降格され、代わってアポロンが新リーダーとなったことで、十二神のメンバーは固定ではないことが示唆されているが、メデゥーサが十二神から外されたことについて説明はない。
ここまで読めばわかると思うが、ヘラ・デメテル・ヘスティア・アテナ・アレス・ディオニュソスをモデルとするボクサーは最後まで登場していない。