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ギリシャ語 "Μυρμιδών" のカナ表記。英語では "Myrmidon" 。

ミュルミドーン、ミルミドン、マーミドンとも。

概要編集

ギリシャ語の「myrmex」()に由来する民族の事。

トロイア戦争の時はアキレウスの兵として参戦したとも伝えられている。

転じて、無慈悲に主人の命令を忠実に遂行する者。


出自には諸説あり、特に有名な説としては次の通りである。


大神ゼウスは川の神アソポスの娘であるアイギナを愛すると、生ませた息子アイアコスを彼女の名にちなんで名付けたアイギナ島の王とした。だがアイギナに嫉妬するゼウスの妻ヘラ女神は疫病をまき散らして島民を皆殺しにした。


困り果てたアイアコス王は父神のゼウスに祈りを捧げるとの木から無数の蟻達が落ちて来て、あっという間に人の姿に変わり、新しい島民となると、アイアコスの命令に忠実に従った。


これがミュルミドンの始まりであるという(因みに働き蟻だが、神話では男もいる)。


性格は蟻に似て、非常に勤勉。また、浪費をしないという。


を発明した女神であるアテナに対して、鋤を発明したのは私だと名乗り出たニュンペーが蟻に変えられる等、神によって蟻に変えられた人物をミュルミドンと呼ぶ事もある。


なお、近年の創作作品に見られる蟻娘や、蟻獣人の姿ではなく、神話では蟻の気質を受け継いだだけの普通の人間である。


wizardry』#4『ワードナの逆襲』ではLv7召喚モンスターで、『NAL』でのグラフィックはソードマン色違い目立った芸が何もない。同じくLv7のゴブリンプリンスも特殊能力はないが、単純にミルミドンよりは強い。

外伝Ⅰ』ではマーミドン表記でB2に出現するが、能力的にオークコボルドと大差ない。


ニンジャスレイヤーのミュルミドン編集

「スシ」 「スシを食べている」 「スシを補給している」 「さては手負いか!」


ソウカイ・シンジケート(ソウカイヤ)に所属するニンジャの一人。ドラマCD・アニメイシヨンでのCVは下山吉光


身につけたニンジャアーマーと同一のクラフトマンによって製作されたバイクにまたがり、人車一体の攻撃を繰り出す。そのデザインは日本人が慣れ親しむオメーン・ライダーを思わせる。

カードダス風ミュルミドン


劇中での活躍編集

「ボーン・イン・レッド・ブラック」(「グラキラ」は「メナス・オブ・ダークニンジャ」の回想、「殺(キルズ)」は「ボーン・イン・レッド・ブラック」から抜粋された「ダイバージェンス・アフター・ダーク」、無印は「メリークリスマス・ネオサイタマ」の回想)にて登場。マルノウチ・スゴイタカイビルでマルノウチ抗争の生存者処理にあたっていたオフェンダースキャッターの後方でモニタリングを行っていたが、2人が突如として現れた正体不明のニンジャにスレイされたため、同ニンジャの追跡を開始した。


一応カラテの腕自体は先にスレイされた2人よりも明らかに格上であったが、それでもニンジャスレイヤーには及ばず爆発四散


余談編集

メディアミックス時のデザインが多種多様で、書籍・コミカライズ(「無印」「グラマラス・キラーズ」「殺(キルズ)」)・アニメイシヨンでそれぞれ大きく違ったデザインとなっている。


特に「グラキラ」版のミュルミドンは非常に衝撃的なデザインを見せつけ、読者の精神に悪影響を与えた。


最後発の「無印」では「アニメ」版と書籍版の要素を取り入れつつ「キルズ」「グラキラ」へのリスペクトを重視しており、素顔は非常にグッドルッキングに描かれていた。


関連イラスト編集

蟻男とドーナッツfemale ant

甘い話センシティブな作品


関連タグ編集

蟻娘 ギリシャ神話 ニンジャスレイヤー

虫人 妖虫

ガラテア:こちらは人間に生まれ変わった彫像。

ムリアン:こちらは人間が蟻に生まれ変わった妖精。

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