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ハーデス

はーです

ハーデースは、ギリシア神話の神である。冥界と死者の世界の支配者。オリュンポス神族の主要な神で、ゼウスとポセイドーンの兄。クロノスとレアーの長男。妃はペルセポネー女神である。
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曖昧さ回避編集

  1. ギリシア神話の神、冥府の支配者にしてゼウスの兄弟ハーデス:本記事で説明する
  2. 安彦良和原作の漫画・『アリオン』の登場人物(?)。ギリシャ神話を舞台としていることもあって、他の登場人物もオリンポスの神々である。
  3. 聖闘士星矢』の登場人物:冥王ハーデス を参照
  4. 魔王城でおやすみ』の登場人物:ハデス(魔王城でおやすみ)を参照
  5. ディズニー映画『ヘラクレス』に登場する悪役(ヴィラン):ハデスを参照
  6. ゲーム『神々の悪戯』の登場人物:ハデス・アイドネウス を参照
  7. ゲーム『ゴッドオブウォー』シリーズの登場人物:ハデス(GOW) を参照
  8. ゲーム『新・光神話パルテナの鏡』の登場人物: 冥府神ハデスを参照
  9. ゲーム『DDR』の楽曲
  10. ゲーム『beatmaniaIIDX』の楽曲:HADES(BEMANI)
  11. ゲーム『グランブルーファンタジー』に登場する星晶獣ハデス(グラブル)
  12. ゲーム『ファイナルファンタジー14:新生エオルゼア』『漆黒のヴィランズ』に登場するあるキャラクターの真の姿:ハーデス(FF14)
  13. ゲームローグライクRPGの→HADES
  14. Fateシリーズにて存在が示唆されている神霊ハデス(Fate)を参照

概要編集

ハーデース(ᾍδης, アッティカギリシア語では、ハーイデース)はギリシア神話の神である。オリュンポス神族の主要な神で、クロノス神とレアー女神のあいだの長男。ゼウスポセイドーンの兄。冥界の王で、死者の国の支配者である。


ハーデースは地下の神として、地上に繁茂する植物の源を支配し、地下に眠る多数の鉱物島を所有する。この故に、彼は「富める者(プルートーン)」という別名で呼ばれる。冥界は、一端死者を、そのうちに迎えると、決して死者を地上に戻すことはないため、死者の数は決して減らず、増えるばかりなので、その故に、ハーデースは富める者だという説もある。


ティーターン神族との戦いであるティータノマキアーにおいては、キュクロープスたちがオリュンポス神族に味方して、様々な魔法の武器を提供した。ハーデースは魔法の「隠れ帽」を得て、これを使ってティーターンたちと戦った。


こうしてオリュンポス神族の勝利が決まった後、ゼウス、ポセイドーン、ハーデスは、世界の管掌領域を分けた。ハーデースは冥府を自己の支配領域として得た。


冥府の王、死者の国の支配者として、ハーデースは、死者は再び蘇らないという原則を厳格に守る神で、正義にもとることのない、正しい神ある。冥界では妃であるペルセポネーと並んで玉座にすわり、ミーノースラダマンテュス、アイアコスという三人の判官に支えられて冥界を支配している。


ハーデースはオリュンポス十二神に通常数えないが、それは彼が「地下の神」であり、オリュンポスの神、つまり「天界の神」に属さないからである。しかし重要度においては、オリュンポス神族のもっとも有力な神である。時に「十二神」のなかにペルセポネーと共に数えられる。

ハーデースの別名編集

ハーデースはプルートーン(Pluton)という別名を持つが、これ以外にも、クリュメノス(Klymenos、名高き者)、エウブーレウス(Eubouleus、よき忠告者)などの別名を持つ。


古代ギリシアにあっては、人々は「恐るべき神」であるハーデースの本名を口にすることを避け、崇拝においても、これらの婉曲表現としての別名で呼んだ。


ローマ神話では、プルートー、ディース、オクルスなどの名で呼ばれる。

日本語では、ハデス、プルートン等と表記することがある。ローマ神話のプルートーも、プルートと表記することがある。


ハーデースの神話編集

ハーデースには具体的で固有な神話がほとんどない。例外は、ペルセポネーの略奪をめぐる一連のできごとであるが、これはむしろ、デーメーテール女神やペルセポネー女神に関する神話である。ハーデースは、脇役として登場するに過ぎない。

ペルセポネーの略奪編集

「ペルセポネーの略奪」については、デーメーテールペルセポネー両女神の項目を参照する。


概略だけを記すと、ハーデースは少女のペルセポネーに恋をして、妻にしたいと思ったが、母親のデーメーテールが拒否したので、ゼウスの許可を得て、ペルセポネーを略奪して冥府につれてくる。しかしデーメーテールが怒り、豊穣の女神の役割を放棄したため、大地は実りがなくなり、これを解決するため、主神ゼウスは、ペルセポネーを母の元に返すようにハーデースに命じる。


ハーデースはこの命令に従うが、ペルセポネーは冥府にいたあいだに石榴の実を食べていた。冥府の食物を食べた者は、冥府からは出られないという掟があり、この掟と、ペルセポーの地上への帰還の両方を満たすため、ペルセポネーは一年の三分の一を冥府で暮らし、残りをオリュンポスの世界で母デーメーテールと共に暮らすことになった。


これは、ペルセポネーが、秋には枯死するが、春には再度芽生え、復活する植物を象徴する女神で、地下世界(冥府)へのペルセポネーの誘拐は、冬における植物の枯死と、地下での種子の待機、そして春になって、種子が再び芽吹き、地上に植物の豊穣の恵みをもたらすことを象徴する神話である。


その他の神話・できごと編集

ギリシア神話で語られる様々な神話や物語では、しばしば英雄の死や、冥府などが出てくる。そのため、冥府・死者の国は、これらの場合に言及される。ここで、冥府の王であるハーデースが、どう関係したかなど、簡単に述べられることがある。

オルペウスの冥府訪問編集

詩人のオルペウスが亡き妻エウリュディケーを求めて冥府にくだったとき、ハーデースは妃ペルセポネーと共に、オルペウスの奏でる楽の音の美しさと甘美さに負け、オルペウスが妻を地上に伴って帰ることを許可した。しかし、オルペウスは、振り返ってはならないという忠告を無視したため、妻を地上に帰還させることに失敗する。

ヘーラークレースの冥府侵入編集

英雄で後に神となるヘーラークレースが冥府に侵入して来た時は、ヘーラークレースの弓矢に撃たれて負傷したハーデースは、天に昇り、医神パイエーオーンの治療を受けた。

テーセウスとペイリトオス編集

アテーナイ王テーセウスは、テッサリアのラピタイ族の王であるペイリトオスが親友であったが、二人で、ゼウスの娘を妻にしようという野心を持ち、テーセウスは、スパルタから、十歳の少女であったヘレネーを奪った。ペイリトオスのためには、冥府の女王で、ゼウスとデーメーテールの娘であるペルセポネーを奪わんとして、二人は冥府に降りて行った。しかしハーデースは賢明にことに対処し、二人が冥府に着くと歓待する振りをして、二人に「忘却の椅子」に座ることをすすめ、策略を知らない二人が椅子に座ると、そこから動けなくなった。ついで大蛇が二人に巻き付いた。


テーセウスは、ヘーラークレースがケルベロスの犬を捕らえに冥府に訪れた時、彼によって冥府から救い出されたともされる。しかし、ペイリトオスは冥府に捕らえられたままとなった。

ニュンペー・メンテー編集

恋愛の話としては、ニュンペーメンテーをハーデースは愛したが、妃ペルセポネーが嫉妬に怒り、メンテーを踏みつけ殺し、ミントの香草に変えた。別説では、メンテーを香草に変えたのはハーデースであるともされる。また、メンテーはペルセポネーが妃となる以前からのハーデースの愛人であったが、ペルセポネーに対抗して、自分の美しを誇ったため、娘の名誉を汚された母のデーメーテールが怒り、メンテーを殺したという説もある。

オーケニアス・レウケー編集

レウケーオーケアノステーテュ-スのあいだの娘の一人であったが、ハーデースは彼女を見初め、冥界に掠ってきて寵愛した。しかしレウケーは不死ではなかったため死んだ。生死は運命の女神であるモイラが支配しており、ハーデースは死者に対しては支配権を持っているが、生死は決定できない。例外的に、死者の地上への帰還などがあるが、何か特別な事情がある場合に限られている。オルペウスの場合は、彼は後に神となったとされ、例外になる。しかし、そのオルペウスでも結局、亡き妻を地上に伴って帰ることはできなかった。

ハーデースは、死んだレウケーを白ポプラに変えた。このポプラはエーリュシオンの野にあり、冥界を訪れたヘーラークレースは、この樹から冠を作った。レウケーは、古代ギリシア語で、「白い」という意味である。


死者の国の地理編集

ハーデースが支配する冥府・死者の国は、ホメーロスでは、西の果て、オーケアオノスの外洋の海流の彼方にあるとされた。


しかし後には、冥府は地下にあると考えられるようになる。地上にある、深い洞窟などが、冥府に通じているとされ、ヘーラークレーステーセウスなどは、洞窟をくぐって、冥府に降下している。生者の国と死者の国の境界には、ステュクス河(別名アケロン河)という河があり、死者がこの河に来たると、渡し守のカローンが死者を渡した。


冥府には、プレゲトーン河とコーキュートス河が別にあるとされる。また後には、ローマの詩人の想像で、レーテーの河(忘却の河)が冥府にはあることになった。この河の水を飲んだ者は、地上にいたあいだのすべての記憶を忘却するとされる。


広大な冥府は薄暮の世界で、死者たちはアスポデロスの咲く野を彷徨っているとされる。神々が特別な恩寵を与えた者は、エーリュシオンの野に住み、静かで楽しい生活を送ることができる。また、神々の敵は、冥界の最深部であるタルタロスに閉じ込められている。


(エーリュシオンは後に「楽園」の別称となった。パリにはシャンゼリゼという通りがあり、エリゼー宮という場所があるが、これらはエーリュシオンのフランス語形、「エリゼー」から来ている。シャンゼリゼーとは、Champs Élysées であるが、これは「エリジウム[楽園]の地」の意味である)。


ただし、このような冥府の地理の詳細は後世に想像されたもので、古代ギリシアでは、このような細部までは決まっていなかった。


名前が関連するキャラクター編集

創作でもよくモチーフに用いられ、鉄腕アトムプルートはハーデスの別名からきている。


ハーデスが名前の由来となっているもの編集

地質学用語編集

冥王代:地質時代の分類の一つ。地球誕生〜約38億年前の約7億年間を指し、始生代の前の時代。この時代に地球が形成され、地殻と海ができ、有機化合物の化学進化の結果最初の生命が誕生したと考えられている。


化石以前に、岩石自体が非常に希であり、地質学的証拠が殆どない時代。この時代の地層はないため、国際層序委員会ではこの名称を非公式として扱っている。実態が闇に包まれていることから冥界の王ハーデース(Hades)に因んで名付けられた。


関連タグ編集

ギリシャ神話 冥府 ペルセポネー ゼウス ポセイドーン

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