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魔王城でおやすみ

まおうじょうでおやすみ

「魔王城でおやすみ」とは週刊少年サンデー、およびサンデーうぇぶりにて連載中の漫画である。 作者は熊之股鍵次。
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概要

かつて、人と魔が存在していた時代。その安定を乱す魔王が人間の姫をさらい、自らの城に幽閉した。「返してほしくばこの世の支配を全て魔の物に引き渡せ!」と……
 人々は怒り、勇者は姫を救うために旅立った!! 魔が棲まう城で姫は泣き、絶望し、助けを待つ…はずだった。…が!?
暇を持て余したスヤリス姫が、安眠を求めて魔王城で好き放題! 新感覚、睡眠ショートコメディ―♥公式サイトより

魔王によってさらわれたスヤリス姫が魔王城の劣悪な睡眠環境を改善すべく、奮闘するコメディー漫画。
RPG的世界観から成り立っており、「魔王側が勇者との戦闘バランスやフラグを管理」「復活の呪文が存在し、死生観が緩い」「布や綿などの資材は魔物の肉体からはぎとるもの」などの特徴がある。

登場人物

主要人物

スヤリス姫

スヤリス姫


本作の主人公。年齢不詳。作中では単純に「姫」と呼ばれる。人類統一国家「カイミーン」のお姫様だったが、睡眠中に魔王の手によって人質として連れ去られる。フルネームは「オーロラ・栖夜(スヤ)・リース・カイミーン」。瞳の中の☆マークは王家の証。特技はブラッシング。主な攻撃手段ははさみギロチン

人質なので魔王にすら害されることがなく、毎日3食出るご飯も割りと美味しいので、待遇にも特に不満はない。しかし、寝る以外することがなかった上に睡眠環境も良くなかったため、唯一にして最大の楽しみである「安眠を貪る」ために、睡眠の質の向上を目指して魔王城を闊歩するようになる。

非常にマイペースながら、目的のためには手段を選ばない性格で、魔物を攻撃して寝具や作業道具にしたり、魔王城の貴重なアイテムをしれっと盗んだりする。人質ゆえに魔物たちは姫に危害を加えることができず、できることといえば人質の牢へ連れ戻すぐらいである。
手先が器用で並の魔物より強いが、ノープランで行動することが多く、あくまで生身の人間なのでよく死ぬ。週一で死ぬ。死因の大半はダメージゾーンや状態異常による自滅。
結構天然。かつ口数の少なさや王族ゆえの一般常識の少なさで勘違いさせる言動も多く、これらの点でも魔物達をドキドキさせたりして困らせている。

ちなみに、日々の行事や儀式が面倒臭いので、魔王城を脱出して国に帰ろうという気はさらさらないらしい。

魔王タソガレ
魔王城の当代の主で、姫をさらった張本人。姫が睡眠中に大人数でさらってきたため、姫をほとんど見たことがなく、会話もほとんどしたことがない。たまに様子を見に行く勇者一行の方がよほど会話をしている。最近になって姫と会話することも多くなってきた。

「人と魔物の権力をまるごと手に入れる」と宣言しているが、概要の通り、普段一番気にしているのはフラグの管理と戦闘バランスの調整である。
勇者がダンジョンで行き詰まればキーアイテムの輸送を命じ、想定外のルートに迷い込めばエリアボスたちを集めて対策会議を開くなど、勇者との対決の場を整えるため影ながら支援しようとするものの、その悉くを台無しにする姫にはいつも頭を痛めている。

魔物の種族や名前に無頓着な姫だが、彼に対しては、魔王城の主であり人間に近い容姿の高貴な魔物、程度の認識は持っている。
魔王が死ぬと魔王城が崩れて寝床が台無しになるという私的な理由ではあるが、人間の姫に魔王を助ける義理があるという状況が発生してしまっている。

勇者アカツキ
姫を救うために魔王城へ向かっている勇者。魔王の幹部とも渡り合える実力者は彼のパーティ以外には存在せず、人類側にとって姫救出の最有力候補。実力も功績もあり、姫と直接会ったこともあるが、姫は一向に彼の名前や存在を覚えようとしない。姫の婚約者だが、無意識的に必ず姫を危険な目に合わせるので、姫にとっては悪夢でしかない。

魔王の厳重なフラグ管理のもと配置される予定だった支援用アイテムが、姫の快眠のために台無しにされ続けているため、当初の想定よりも困難な旅路となっており、間接的に苦労している不憫な人。
と思われていたが、実際にはどんなことにも挫けない暑苦しいほどのポジティブさとタフさを併せ持つ。どのような過酷な状況に置かれても生き残り、(夢の中だが)崖から落とされてもロッククライミングに最適と解釈する。このため、魔王たちからの評価は「冒険は真面目だが、頭がおかしいヤバい奴」。この事実が判明後、全エリアがハードモードに移行した。

名前は諺の「春眠暁を覚えず」からか?そのため「アカツキ」を覚えられないのかもしれない。

十傑衆

魔王城の幹部。それぞれがエリアボスを務めている模様。実は十人に満たない。

あくましゅうどうし
悪魔族の魔物。魔王城地下「悪魔教会」エリアボス。黒山羊の角と耳が生えた神官の姿をしている……が、敬っているのは邪神であり、クリスマスは闇のミサで忙しい。

穏やかな青年に見えるが、魔王が幼いころからその容姿は変わっておらず、年齢は少なくとも数百歳以上。城内で死亡した魔物(と姫)の蘇生を担っている。
姫の蛮行に気苦労は絶えないが、一方で姫の事を非常に溺愛している。溺愛が過ぎてとんでもないことをやらかすことも・・・。その最たるものがかえんどくりゅう敗北の戦犯。

レッドシベリアン・改
魔獣族の魔物。眼鏡をかけたシベリアンハスキーの獣人のような外見をしている。担当エリアは不明だがエリアボスも務めている。沢山のレッドシベリアンを従えており集団戦闘が多いが、単独での戦闘ではサバット・爪・牙を用いて戦う。元々は魔王の飼い犬。

規律を重んじる性格で堅物。故に問題行動を起こす姫のみならず、粗相をした魔物達を叱ったり説教することも多い。魔王城内での人質に対する取り扱いを定めたのも彼。
ちなみに、ふわふわの毛の持ち主であるが、諸事情で刈れないのが悩み。

ネオ=アルラウネ
植物族の魔物。植物エリア「秘密の花園(イビルフラワーガーデン)」エリアボス。緑のワンピースを着用し、額と先端に鈴蘭状の花がついている身長より長い緑髪と、植物として必要かどうか疑わしい豊満なバストが特徴。
戦闘では状態異常と魅了を多用する。また、彼女が担当する植物エリアは、一見するとおどろおどろしさは控えめになっているが、警戒を怠ると「気づいた頃には死んでいる」というコンセプトのステージになっているらしい。

基本的に性善説推しで、姫のことも当初は「可哀相な誘拐の被害者として、多少のことには目をつぶるべき」と考えていたが、兄のわるもくじんが、姫によってログベッドの材料として蹂躙される様子を目の当たりにして以来、残虐な危険人物なのではないかと邪推し始めている

ハデス
旧魔王城の主を名乗る、神族の魔物。背中側の裾に尻尾状の飾りが3つ付いたファーコートを着用し、不自然に曲がった角が特徴。戦闘の際には大鎌を出現させる。
魔王城十傑衆でもトップクラスの力と非情さを持つが、現魔王タソガレの就任から少しして離脱。3匹の飼い犬を連れ旧魔王城に移り住んだ。魔王城内では魔王の座を狙う反乱分子として認知されている。離脱はしたが彼の十傑衆の席は空けてある。

魔王城に自ら乗り込み姫を誘拐し、勇者を迎え撃つ真の魔王を自称しタソガレに宣戦布告を図る。しかし、幽閉したはずの姫はハサミ無しで旧魔王城を徘徊しており(脱獄の際に寝間着ポンポンに仕込んだ爆弾を使ってはいたが)、城内のアイテムを物色された挙句、姫奪還に来たタソガレ達をよそに自力での魔王城への帰還を許してしまう。その後、勇者との対決や姫の制御のため、魔王陣営では彼を味方に引き戻そうとしているが、これに応じてはいない模様。
幽閉場所が変わって周囲を見回しているだけの姫を見て、震えて言葉も出ないのだろうと解釈し、姫が魔王城を脱走して旧魔王城に来た途端に有頂天になったりと、かなりの自意識過剰。また、姫にファーをはぎ取られかけた状態でも気づかず、姫に懐を弄られていても振り向きもせず飼い犬が散歩をねだっていると勘違いする等、異常に視野が狭い。ある意味タソガレ以上に姫の制御ができていないといえる。

ポセイドン
深海エリア「忘れられた深海(ディープキングダム)」エリアボス。旧魔王城城主ハデスの弟。兄弟仲は悪くはないが、ふとした仕草が似ることがあり、それが気恥ずかしいのか会うたびに蹴りを入れている。

見た目は少年のようだが、実はレッドシベリアン・改と同い年。しかし、精神年齢は見た目通りでよく姫と子供レベルの喧嘩をしたり、ちょっとしたことでむきになったりする。実は可愛いものが好き。

かえんどくりゅう
炎エリア「古の大火山(クアリエ・アジ=ダハーカ)」のエリアボス。ドラゴン族と悪魔族のハーフ。執念深く、特に「全然ドラゴンに見えない」と言われると非常に根に持つ。だが実際あまりドラゴンには見えず、どちらかと言えばサラマンダー。

勇者と2番目に戦うことになったが、姫や色々やらかした魔王たちによってお助けアイテムが役に立たない物にすり替えられていたため敗れた。魔王たちの失態は姫に擦り付けられた。

サンドドラゴン
最初に勇者に敗れた十傑衆。
敗れた場面が影だったり、それ以降全く出番がないためどんな姿かは全く不明。
ただ少なくともそのシルエットからかえんどくりゅうよりはドラゴンな姿だということは分かっている。

その他の魔物


でびあくま

スヤリス姫


悪魔族の下級魔物。クマのぬいぐるみに蝙蝠の羽が生えた外見をしており、ペットとしても愛されている。また、体毛からは質の良い綿が取れる。
「誘惑に弱くて流されやすい」性質故に、姫のブラッシングに魅了されて以降、彼女の使い魔愛玩動物的な位置にいる。ブラッシングの対価として牢の鍵を姫に渡したため、姫がよく脱獄するのは主に彼らのせい。

ちなみに、個では弱いが数が非常に多いため、戦闘になると逃げるor仲間を大量に呼ぶのだが、たまに姫を仲間として呼ぶ

おばけふろしき
九十九族の魔物。一反木綿のような外見をしている。戦闘スタイルは締め付け攻撃。美しく霊気に満ちた肌触りの良い丈夫な布の身体をしていたために姫に目をつけられ、素材目的でよく殺されている。

姫としては頭と手は不要なので毎回上半身は残しており、そのおかげで週一でまとめて蘇生してもらっている。報復として姫を襲うこともあるが、その度に返り討ち→蘇生→報復……を繰り返している。上位種の「かいぶつふろしき」が登場したり、合体して分厚くなって切断への耐性を高めたりもするが、扱いは大体同じ。
多分作中で一番不憫な存在。姫のハサミを持った姿は彼らのトラウマになっている。

はりとげマジロ
魔獣族の魔物。背中にトゲが生えたハリモグラのような外見をしている。肉弾戦が得意で、防御力が自慢。好物は「怪鳥茶碗蒸し」。嗜好が祟って制裁を受けたことも。

身長2mもある巨体の持ち主だが気は優しく、頼み事は断れないタイプ。ヤレヤレ言いながら周囲のボケに突っ込んでいるおかげで友達は多い。
背中のトゲは何故か付け根の方が鋭い仕様であり、よく作業用の道具として、稀に武器として姫に毟り取られているが、当人達の仲は良好。姫からの愛称は「とげちゃん」。

ハーピィ
鳥獣族の魔物。鳥の獣人の外見をした少女。しばらく魔王城から離れていたが、他の女子部隊と共に帰還。
その飛行能力により偵察が得意なのだが、その影響で人間の生活を見る機会が多くなり、人間と友達になりたくなっちゃったゆるふわ系魔物女子。ただし、知識は片寄っている。

姫と会話して友達になったと彼女は思っているが、姫的には喋って飛べる羽毛布団程度の認識であり、(文字通り)身体だけの関係
ちなみに、カロリーは全て胸にいくタイプ。可愛くなさすぎるという理由で手を袖で隠しているが、1回だけ露出したシーンがある。魔王城専属の作曲家を務める同族の弟がいる。

アラージフ
人間によって記された闇の叡智の結晶である魔導書「アラージフ」の精霊。強大な魔術を多く収録しているため、それを恐れた魔族の手によって「禁断の魔導書」として封印されていた。

長寿だが長い間眠っていたので精神年齢は低く幼い。人間の王族を「仕えるべき存在」としている。姫がうっかり封印を解いてからは彼女に従っている。
本人は魔族を滅ぼす気満々なのだが、魔力や魔術を与えることは出来ても行使は出来ないため、ほとんど姫のパシリにされている。

シザーマジシャン
ハサミを司るからくり族の魔物。左半分を覆う仮面を着け、シルクハットを被り、スーツに身を包んでいる。また、右肩から先が多数のハサミが寄せ集まってできており、名が体を表している。姫がハサミ魔物と形容されることがあるが、こちらは正真正銘のハサミ魔物。何故かオネエ口調であり、「あんら~」が口癖。姫からは「あんら~さん」と認識されている。

右腕のハサミの留め具が壊れていたところに、裁断用の道具を欲していた姫が王女の冠を差し出したことで、冠と大量のハサミの交換が成立し、それ以来、姫とは気楽な仲。再登場した時にも右肩には王女の冠を装着されており、留め具として現在も使い続けている模様。
姫のほうも、彼(?)から貰った身の丈ほどもある巨大なハサミを、寝具調達のメインウェポンとして(寝るとき以外は)いつも背中に背負って持ち歩いており、愛玩用魔物以外では唯一、姫に会っても凶行の被害を受けていない
幹部会議で似た人形が席に座り受け答えしているが、口調から恐らくシザーマジシャンと思われる。どうやらシザーマジシャンの上司が十傑衆らしい。

連載初期からちょくちょく登場しているが、キャラ設定が記載されたのは単行本4巻収録のおまけページとだいぶ期間が空いている。しかし、その内容は、本編で既出の部分以外はすべて伏せられていた。曰く、「M・O・T・H・E・R」の権限で、上位クリアランス以下の閲覧を制限された結果らしい。
以上のことからも分かるように、魔王城で一番、謎に包まれた魔物。

睡魔
一日のうち20時間眠っている精霊族の魔物。
長時間の睡眠がとれないと死に至るため、どこでも眠れるよう研究に余念がない。
自発的に眠りから覚めるのが苦手なのか、通りかかった魔物を目覚まし代わりにするために寝るときは看板を置いている。また、その体質上、睡眠欲を他のどんな事情よりも重きに置く。
前魔王の代からそのまま旧魔王城に住んでいるが、特に反抗しているわけではなく、単に現魔王城より静かだからである。

旧魔王城の牢を抜け出した姫に起こされ、眠りの化身のような存在であることを話すと、姫は今まで喋る素材でしかなかった魔物の中に眠りのプロがいたことに驚き、睡魔もまた、姫の眠りにかける情熱に感銘を受け、師弟関係が成立した。

さっきゅん
悪魔族の魔物。淫魔。仲間からつけられたあだ名で呼ばれている。
姫と瓜二つな外見を持つが、姫がハロウィンでサキュバスのコスプレをするまで似ていることに気づかなかった割とアホの子。周りの魔物もその放つオーラの差のせいで「似ている気がするが、多分気のせい」と流していた。

淫魔は人間の生気を糧として生きている種族だが、悩みはモテないこと。外見が似ていることに気づいたため、人間にも魔物にも人気者の姫のテクニックを知れば自分もモテモテになるはずと姫に弟子入りを志願した。しかし、姫は影武者になりに来たと勘違いしたたために色々と拗れていくことに。
その後の立場はハーピィとほぼ同様。影武者として好かれている。

人間

クコロロ・トラワーレ
姫が魔王城に攫われてから最初会った人間。賞金稼ぎの少女。
Lv1にも拘らずモンスターがいない(と勝手に思っていた)地下を掘り進めて姫を救出するという無謀極まることをした。案の定地下に住む魔物に捕まって姫の隣の牢に入れられる。壁の向こうにいた姫に助けを求めるが、言語が違うため意思疎通できなかった。その後姫による枕責め、もとい失敗作の在庫処分に巻き込まれて(姫に)敗北。その後無害すぎると判断され釈放された。
釈放された森の中で勇者に遭遇するがやっぱり言葉は通じなかった。その後も森をさまよっている。

関連イラスト

姫様
魔王城でおやすみ



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