解説
小学館が1959年に創刊した週刊少年雑誌。
1959年(昭和34年)3月17日に、同年4月5日号として創刊。「サンデー」という誌名は「この雑誌を読むと、まるで日曜日のように楽しい気分に浸れるように」という初代編集長豊田亀市が名付けた。当初は毎週火曜日の発売だったが、2023年現在では毎週水曜日に発行されている。
マスコットキャラクターのナマズは1977年からで、元々は『ビッグコミック』の前身雑誌『ボーイズライフ』の更に前身雑誌『中学生の友』のシンボルマーク。
1979年から新人作家育成を目的に月刊で『週刊少年サンデー増刊号』を販売している(1995年『週刊少年サンデー超』(スーパー)に改題、一時期隔月刊になったが復帰、2012年3月号より『週刊少年サンデーS』(スーパー)にリニューアル)。2016年には電子版の配信を開始した。
特徴
同社発行漫画の例に漏れず、ふきだしの台詞には句読点が付いているのが特徴。掲載作品のジャンルはラブコメが比較的多い。
また、単行本の話数カウントも1巻ごとにリセットされているが、第1話から通しでカウントされる形の単行本となっている漫画作品も出てくるようになった(烈火の炎などで巻の途中からこの形に変更された例もある)。
方針的には、『週刊少年マガジン』のように出版社・編集部が深く介入しすぎることもなければ、『週刊少年ジャンプ』のように“ファンアンケート至上主義”に偏りすぎることもないため、他社と比較すると割りと自由にできるらしい。一方で雑誌の作風が一定せず、行き当たりばったりな点も。
1990年代半ば以降、高橋留美子、青山剛昌、藤田和日郎、あだち充らベテラン~中堅連載陣の長期連載作品に頼るマンネリが顕著になった。2000年代中盤には、裁判沙汰になった雷句誠をはじめとして、村枝賢一、皆川亮二、久米田康治などが他社に流出。編集の悪評が広まってしまい、代わりに荒川弘、大高忍ら外部作家の招へいが増加した。2015年に編集長に「新人漫画家の育成」を掲げる市原武法が就任してからは連載陣の入れ替えを断行、マンネリの打破を目指している。新人が集中するため中堅の漫画家が連載しづらく新人が育つまで時間がかかるという点が目立ってくるが数年後、多くの漫画家がサンデーの看板を背負うことになったため徐々に力をつけているのは確かである。
週刊誌作品
連載中の作品(連載開始時期順)
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休載中
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連載を終了した作品
連載終了した作品については少年サンデー連載終了作品の一覧の項目を参照。
(※1)本来の表記は「×2」ではなく「二乗(いわゆる累乗表記)」の表記。「×2」は慣習的に使われている代替表記。
(※2)増刊号でも連載。
増刊号作品(『週刊少年サンデー超』『週刊少年サンデーS』も含む)
葵DESTRUCTION! / 風の戦士ダン / キャットルーキー / キュピコ! / 県立地球防衛軍 / さすがの猿飛 / 人類ネコ科 / タッコク!!! / 天然戦士G / 徳川生徒会 / ファントム無頼 / 魔法のいろは! / (有)椎名百貨店
歴史
ここでは年代別に主な連載作品を取り上げる。
1959年創刊~1960年代後半 | 1970年代 |
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1980年代 | 1990年代 |
2000年代 | 2010年代 |
2020年代 | |