概要
『週刊少年サンデー』(小学館)にて、1970年8号から1975年9号までの、約5年にわたって掲載された。
作者は水島新司だが、水島が連載開始後しばらくして体調を崩してしまったことから、脚本家の佐々木守に原作を書いてもらうことになった。結果、本作の作者表記は、「原作・佐々木守、作画・水島新司」となっている。
血の気にはやるところはあるが、あらゆる意味で一本気な少年・藤村甲子園が、一癖も二癖もある仲間たちと共に甲子園を目指す様子が描かれた。
物語はさらに東京六大学野球、そしてプロ野球へと進んでいく。
東京テレビ動画の手によって「男どアホウ!甲子園」というタイトルでテレビアニメ化された。
1970年9月下旬から1971年3月にかけて、日本テレビ他にて放送された。日曜日以外の連日放送・放送時間10分というスタイルを取った。
エピソード
原作を任された佐々木守は、野球のことを全く知らなかったため、水島新司に呆れられた。そのため、野球の試合については引き続き水島が物語を組み立てるハメになってしまった。それでも水島は後に佐々木に対し感謝の言葉を述べている。
本作終了直後に『週刊少年サンデー』に掲載された「一球さん」は、本作の続編だったりする。