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がんばれ!!ロボコン

がんばれろぼこん

東映制作、石ノ森章太郎原作の特撮コメディドラマ。いつもはドジで失敗ばかりだが、それにめげず、ひたむきに頑張る主人公、ロボコンの努力と根性をコミカルに描く。
目次 [非表示]

概要

 1974年10月から1977年3月まで、NET系列局ほかにて放送された。


 それまで『仮面ライダー』をはじめとする変身ヒーロー作品で業界を席巻し続けた東映が一転してコミカルなロボット(着ぐるみ)によるコメディで新境地を開いたのが本作である。

前評判こそ悪かったが視聴率は次第にうなぎ上りとなり、当初予定だった半年放送が延期へと変更。結果、最高視聴率は29.2%であり、話数は118話。これは単体の特撮作品としては最長であり未だ打ち破れたことがない人気作である。以降、東映のコメディ路線を象徴する作品として次作ロボット110番及び東映不思議コメディーシリーズなどの派生作品に多大な影響を与えている。


 また約2年半の放送で25体のキャラクターが商品化され、特に番組のメインスポンサーだったポピー(現バンダイ)が発売した超合金(を含むキャタクター商品)に至っては41億円の売り上げを記録。この結果、同社は玩具業界のトップに立ち、それに最も貢献したのが本作といえる。


登場キャラクター

主要キャラ

ロボコン(CV:山本圭子

 本作の主人公。ロボット学校の生徒でG級ロボット。ゴキブリが苦手。

 毎回失敗を重ねながらも、持ち前のロボ根性であらゆる困難を乗り越えていく。

 下半身は二輪の走行形態「ロボコンカー」に変化。後期は四輪の「ロボコンサイクル」に改造された。


ガンツ先生(CV:野田圭一

 ロボット学校の教師でA級ロボット。

 一週間に一度、各ロボットは彼から自分の活動実態について審査・採点を受ける(後期では一日の終わりに採点するスタイルに変更)。

 生徒達に「ロボタであれ」と語り、社会へ出すため、あえて厳しい採点を課している。


ロビン(演:島田歌穂

 本作のヒロイン。ロボコン達からは「ロビンちゃん」と呼ばれている。

 プリマドンナを目指すべくバレエ教室に通い日夜レッスンに励む。

 当初は少女型のバレリーナロボットと思われていたが・・・


ロボット学校の生徒達

1期生

ロボコンの同級生であるため第1話から登場。

ロボガリ(CV:千々松幸子

 勉強ロボット(ロボット+ガリ勉)。近眼で眼鏡をかけている。

 頭脳明晰だが優柔不断な一面を持つ。1期生のリーダー格。


ロボパー(CV:矢田耕司

 ちょっとしたショックを受けると「ショックのパー」の台詞で体がバラバラになってしまう癖を持つ。

 尚、分解・結合は自分の意思でも可能である。


ロボワル(CV:永井一郎北川米彦

 常にジャイアニズム全開な200馬力の不良(番長)ロボット。

 ゆすり・たかり等の悪事や喧嘩に生き甲斐を持つ一方、義理人情に厚い漢気な一面を持つ。


ロボトン(CV:緒方賢一山田俊司加藤治

 大工ロボット。職人気質で生真面目な性格。ロボコンが何かを壊すと、大抵彼が修理している。

 口部分のトンカチを主に使っている他、腕はアタッチメントで胸部に収めた工具と換装可能。


ロボドロ(CV:緒方賢一)

 元々防犯ロボットとして造られたが、手癖が悪く「泥棒ロボット」と呼ばれる事が多い。

 盗みに対する執着心が強い上に罪悪感すらない。財布のガマ口のような外見が特徴。


2期生

第26話から登場する新しいロボット生徒たち。

ロボペチャ(CV:沢田和子

 ロボコンに惚れている不細工な顔の看護婦ロボット。右腕が巨大な注射器なっている。

 「おチュウ」と言いながら注射をする癖を持ち、ロボコンはもとより他のロボット達からも恐れられている。


ロボガキ(CV:加藤治)

 ロボワルの弟で兄以上の300馬力を持つ不良(ワルガキ)ロボット。

 兄を上回る乱暴者だがロボペチャの注射は苦手。


ロボクイ(CV:はせさん治

 一流コックを目指す料理ロボット。卵型のようなボディが特徴的。

 体内で料理(食べ物)を合成。得意料理は目玉焼き(しか作れない)。


ロボゲラ(CV:加藤治)

 寺での修行に励む僧侶ロボット。頭部が木魚になっている。

 名前に反してゲラゲラ笑っているより泣いている方が多い。


ロボショー(CV:はせさん治)

 消防士ロボット。ところ構わず放水する癖を持ち、煙草の火(煙)ですら容赦無く消してしまう。


ロボピョン(CV:沢田和子)

 一見ウサギ型だが、実は洗濯ロボットであり胴体に洗濯機が内蔵されている。まさに「歩くクリーニング屋」そのものである。


ロボプー(CV:永井一郎)

 屋台業(焼き芋屋)ロボット。頭部はヤカンになっている。

 よくオナラをする事から、それを利用した演奏を披露したこともあった。


ロボメカ(CV:矢田耕司)

 秀才ロボット。ロボガリの弟だが、自らの高性能ぶりを鼻にかけて1期生を旧式と見下し、「後から作られた自分は優秀だ」と言い放つ等、高慢な一面が見られた。


転入生(2.5期生)

第50話から顔出しで登場、第51話で正式に入学。

ロボカー(CV:北川米彦)

 車両型ロボット。運送屋志望だが本来はタクシー業務を目的に造られた。

 性格はぶっきらぼうで気難しい反面、おっとりながらも的確に物事を判断する。

ロボイヌ(CV:肝付兼太八代駿

 犬型の探偵ロボット。捜査能力は高いが方向音痴でもある。

 十手を持ち犯人を自分で捕らえるなど、行動そのものはむしろ刑事に近い。


3期生

ロボピン、ロボチョイを除いて第72話で登場、第73話で全員が入学。ロボチャンは第92話から登場。

ロボメロ(CV:堀絢子

 少女(?)ロボット。傘で空を飛ぶ。

 ロボコンを王子様と慕っておりその妄想は半端ない。


ロボデキ(CV:神谷明

 勉強(天才)ロボット。頭部は万年筆、口は算盤、右手は鉛筆になっている。

 ロボガリ、ロボメカをはるかに上回る頭脳を持つ。


ロボリキ(CV:増岡弘

 500馬力を持つ怪力ロボット。1日のガソリン消費量は100リットル。

 ロボワル・ロボガキ兄弟同様粗暴だが、好き好んで悪さをするタイプではない。


ロボペケ(CV:田の中勇

 ロボパーの流れを汲む(?)へんてこなロボット。

 腹部から体内のパーツが飛び散る。


ロボピン(CV:永井一郎)

 占い師(易者)ロボット。ボディは前面がパチンコ、背中が手相の絵になっている。

 自分の占いは外れた事がないと公言しているが、結果はいい加減でめったに当たらない。


ロボチョイ(CV:はせさん治)

 工作ロボット。下半身が無限軌道になっており、手先が器用。

 大工や機械製造問わず、名前の通りどんな作業でもチョチョイとこなす。


ロボチャン(CV:杉山佳寿子

 終盤から登場した赤ん坊ロボット。3.5期生扱い。

 ロボコンに敵意を剥き出しており様々な悪戯を仕掛けては困らせている。

 最後に登場したためか唯一商品化されなかった


人間

大山家

ロボコンが千件目でようやく受け入れてくれた居候先。しかし毎回ロボコンのドジ続きに被害が増える故、大山夫妻は何度か追い出すことを考えていた。だがロボコンを庇う子供たちや、みんなのために頑張るロボコンの事も理解しており最終的には呼び戻している。

第50話でロボコンのガソリン代が家計に圧迫され、しまいには硫酸カリを含んだ防犯装置付きハートマークを飲み込んだロボドロを助けるために、ロボコンとロボットたち(ついでに町田巡査)が家の中で大暴れしたことで半壊状態となり、次の回で引っ越しすることになった。ママさんが美容師の免許を持っていたために大山美容室を開くことになる。当初は経済上でロボコンは住ませることが出来なかったが、子供たちの説得やロビンの協力、そしてロボコンの奮闘もあり、再度居候をすることにした。

第72話でパパさんがニューヨーク………ではなく北海道に転勤が決まり、一家は再び引っ越しとなりロボコンとお別れとなった。

それ以降は名前のみしか語られていない。

大山新太郎(演:大野しげひさ

父親。サラリーマン。

大山初江(演:加藤みどり

母親。第51話で美容室を開く。北海道出身で牧場を営んでいる兄がいる。

大山はじめ(演:山田芳一

長男。兄だけにしっかりしているが、新太郎が授業参観に来なかったり、成績が落ちた際はひねくれた事がある。当初は小学5年生で第26話から小学6年生に進級。

大山みどり(演:佐久間真由美

長女。ロボコンから「どりちゃん」と呼ばれている。ロボトンやロボカーに好意を持たれた事がある。当初は小学3年生で第26話から小学4年生に進級。

大山まこと(演:福田信義

次男。ロボコンから「まここ」と呼ばれている。家族の中でロボコンとは大の仲良しでロボコンが追い出されたり、いなくなってしまうと家出同然で探すことが多い。第26話から幼稚園に入学。

小川家

第73話から登場する居候先。筋トレ中にススムがケガをした際にロボコンが病院まで運んでくれた一件で受け入れた。ママさんが合気道の相手にされた上、壊れるとメカに強いパパさんから「いつでも直してあげるから相手にしなさい」と酷使された結果、逃走しようとするも家の屋根を壊したため、「弁償するまで働いてもらう」と強制的に居候する羽目になってしまい、ロボコン自ら「追い出して」と言われるなど逆転現象を起こす。

ただし、ロボコンが余計な行動を取れば追い出す事もあるが、それでもロボコンの事は家族同然として扱う一面も持つ。

小川太郎(演:住吉正博

父親。機械いじりが得意で簡単なことならロボコンを修理することが可能だが、ロボペケの修理は上手くいかなかった。

小川よし子(演:上田みゆき

母親。合気道が得意でロボコンを稽古相手している。高所恐怖症。

小川まゆみ(演:蝦名由紀子

長女。ロボコンから「まみちゃん」と呼ばれている。はじめ、みどりにおけるポジションだが、やや抜けている一面を持つ。小学4年生。

小川すすむ(演:飯田誠

長男。ロボコンから「ししむ」と呼ばれている。イタズラ好きな一面があり、いじめっ子を仕返しするなどトラブルを起こす事も。小学1年生。


その他

・町田巡査(演:由利徹

おまわりさん。ロボコンの理解者で協力者でもある。よくロボット生徒たちに振り回されることが多い。警察官の割には不適切な行為(立ちションや競馬など)をしたことも。

因みにロボコン、ガンツ先生、ロビンに次ぐ数少ないレギュラーキャラである。

・山本ゆかり(演:山本由香利

第43話から登場するロビンのバレエ教室の先生。優しい性格でロビン共々、ロボコンの相談相手。

第57話で退場。

・中原由美子(演:山田由美子

第51話から登場。初江が美容室を開く際に助手として訪れた。異常な程のロボット嫌いでロボットを見るたびに悲鳴を上げる程。そのためロボコンとよく喧嘩し、大山夫妻同様、追い出す事が多い。

しかしロボット運動会ではロボペチャとペアにされた際、快く引き受けたり、偶然とはいえ、サンタクロースに変装した泥棒を涙を流してまで自首をさせたロボコンに対して「少しは見直した」と丸い一面もある。

第72話で大山家が北海道に引っ越したため、彼女も故郷の北海道へ帰る。第88話で二回目の北海道旅行で再登場するが、その際ロボコンに対して優しく接している。

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余談

  • 本作でも路線変更があり、大山家の自宅は本物の民家で野外ロケがおこなわれた。しかしあまりも番組の人気が高すぎてしまい、近所迷惑が殺到。それ故、第50話で半壊することになり、第51話からスタジオでのセット撮影へと変更した。
  • ロボコンは最終的に0点になるのがお約束であるが、「ロボコンに100点を!」とファンレターが多く寄せられた。メインライターの上原正三もその件で提案したのだが、プロデューサーの平山亨「100点を出すと視聴者が離れる」と思い、断り続けた。結果、ハートマーク集めが半ば無駄になってしまい、一部では賛否評論の声も多い。
  • 関西地方青森県では、1975年4月に放送局が変更になっている。いわゆる腸捻転ネット解消に伴うものである。また、宮城県では、1975年10月にNET系列局として新たに東日本放送が開局したため、それまで放送を請け負っていたミヤギテレビ日本テレビ系列局だが1975年9月の時点ではNET系列にも参加してはいた)から移管している。

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