曖昧さ回避
- 『東方Project』の登場人物。→易者(東方Project)
pixivにおいて当タグが付されている作品は、上記の易者に関連するものが殆ど。かつて当記事にて説明していたが、キャラクター記事として独立された。
一般的な易者
職業占い師のことを易者と呼ぶ。
「易」の名前は古代中国の書物『周易』に由来するが、なぜこの書物に「易」の字が入っているかは実はよくわかっていない。
日本では元々僧侶等が使用していたものの、やがて足利学校などで兵法の一部として取り入れられ広まり始め、更に陰陽道宗家土御門家が六壬式占の代わりに取り入れ免許状を発行するようになったことで江戸時代から一般化し、仕掛人藤枝梅安などにも描かれている。
一方で僧侶が使用していた易道の流れを汲む聖護院(山伏)との占考争論が起きたり、兵法の一部として易を学んでいた浪人たちが乞胸として流れ込む事でそれまで算木のみ使ってきた下級の占師である算置が土御門家に無許可で易も立てるようになった。
天社神道禁止令以降は土御門家配下の易者達は紆余曲折を経て大日本陰陽会(現:日本易学連合会)を設立するもののかつてのような易道への統制は失われ、特に戦後の一時期は不安な社会情勢から成り手が急増し、高島易断等の易者養成講座が大盛況となったこともある。
現在では日易連の他に国の認定認可を受けた易道団体として、易道事業連盟、京都府易道協同組合、大阪府易道協同組合が存在する。(日易連のみが公益社団法人である。)
また土御門家が一時期団体設立に消極的な姿勢を示した経緯もあり、土御門家旧臣の中には若杉家や星合家のように独自の団体を設立した例もある。