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概要編集

高校男子のバレーボールを題材にした長編漫画で、いわゆるスポ根モノ。コミックス全26巻。

満田拓也の初連載作品で、掲載誌は「週刊少年サンデー増刊号」1988年11月号~1989年5月号、「週刊少年サンデー」1988年30号~1994年24号。


男子バレー漫画の金字塔ともいわれた作品で、別冊宝島の「このマンガがすごい!」では男子バスケの名作が『スラムダンク』ならば、男子バレーにはこの作品があるとまで評された。


アニメ化などはしていなかったが、サンデースポーツ漫画黄金期の主力作品としてしっかりと地位を築いていた。後に作者の次回作『MAJOR』が人気作品となり、また『ハイキュー!!』、『ハリガネサービス』など男子バレーボール漫画が世を席巻するようになると、この作品が再評価されたりもしている。


あらすじ編集

神奈川県・藤沢地区にある私立坂見台学園高校。男子バレーボール部は万年一回戦負け、廃部寸前の弱小チーム。中学時代は万年補欠だった井口健太は同級生の天才的アタッカー・前田隆彦と出会い、イマイチやる気のない先輩を引っ張って部を立て直し、やがて神奈川県下最強の強豪・誠陵学園打倒を目指すようになる。

採用されているルール編集

作中では、当時の15点先取サイドアウト制で試合が行われる。得点の権利はサーブ権を持ったチームにしかなく、レシーブ側のチームがポイントを取ってもサーブ権が移行するだけで、得点とはならない。

現行のラリーポイント制の試合は練習試合1試合(坂見台vs希望ヶ丘スポーツ少年団)だけで、リベロ制度もまだ登場していない。


もしラリーポイント制とリベロ制度があった場合、この作品はコンセプトが根底からひっくり返ってしまうため、残念ながら時代を置き換えたアニメ化などはまず不可能。

主な登場人物編集

私立坂見台学園高校編集

鬼キャプテン名前の通り、坂を見下ろす高台にある高校。モデルは満田拓也の母校「福山誠之館高校」(広島県福山市)。学校に続く坂は運動系の部活では通称「ゲロ坂」と呼ばれ、恐れられている。女子バレーボール部は全国レベルの強豪だが、男子部は廃部寸前で屋外コートを使わざるを得ないレベルの弱小。川向こうには全国でも屈指の強豪「誠陵学園」があるため、そもそも有望な選手が入学してこない。過去には暴力事件を起こし、実際に廃部の危機に陥ったこともある。

チームとしては、井口を中心としたレシーブで拾い続け、サイドアウト(サーブ権移動)を繰り返し、ここぞの前田のスパイクで得点をとってしぶとく勝っていく粘りのチーム。

「僕らが拾って、拾って!拾い続けてれば…そのうちきっと前田くんは決めてくれる!!なんたって僕らのエースだもん、ヒーローだもん!!」

健太本作の主人公。身長164cm、ジャンプ60cmとフィジカルに恵まれずスパイクブロックは全くダメ。一方でレシーブ力は並外れており、ライバルのエース達の攻撃を尽く拾ってしまう。当時リベロ制度があれば不動のレギュラーだっただろうが、残念ながら当時の制度ではレシーブ専門職に割くポジションはない。全国大会準優勝の強豪・西中学校出身だが、最後の大会まで背番号すらもらえない補欠だった。

初年度キャプテンの稲場の指導でサービスを磨き、更にはセッターもこなすようになる。稲場引退後は1年ながらキャプテンに就任し、悪戦苦闘しながらチームを引っ張っていく。江藤コーチが来てからはセッターを後輩の世良に譲り、本職のレシーバーに専念した。

性格は責任感が強く仲間思いな一方、泣き虫で優柔不断なところがあり、ちょくちょくいじけてしまう。両親と弟・省太の4人家族で、好きな食べ物はとんがりコーン

最終話まで読み終えた時、彼の成長ぶりには誰もが驚かされること間違いなし。

  • 前田隆彦 レフトエース、センターエース(オポジット)

「ばっかやろー。オレはヒーローなんかじゃねーよ!!こんなに仲間に助けられるヒーローなんて…そんなやつここにしか…いねーよォ!!」

隆彦井口の同級生で、そば屋の息子。父譲りの浅黒い肌が特徴。北中学校時代は双子の兄・慶彦と共に誠陵学園にスカウトされた程の才能がありながら、強豪校を毛嫌いして坂見台に来た。体格や身体能力に恵まれ、基本的にスポーツは何でも得意。ライバルチームにとっては前田封じ=坂見台攻略となるほどの絶対的エースアタッカーであり、ブロックも一流。

反面、アタッカーとしてのプライドが高く、フェイントやブロックアウトなどの小細工を嫌う。右腕骨折後は後遺症に悩まされたが、結果的には精神的に大きな成長を遂げることになる。

性格は自称「おちゃめな天才」。仲間思いで情に脆く、直情的で喧嘩っ早い。女性の扱いは下手くそ。兄共々、次作「MAJOR」の主人公・茂野吾郎のキャラクター付けの源が見て取れる。

「そーよ!このままなんてなしだかんね!!あんたはみんなのヒーローなんだから!!」

3人井口の同級生。当初はツインテールだったが、1年の夏休みにさっぱりと切ってショートカットにした。井上謙川合俊一ら日本代表のスター選手のファンだったが、地道なサーブ練習に取り組む井口の姿を見て高校バレーに興味を持ち、マネージャーとして入部する。

明るくわがままで勝ち気、負けず嫌いで言いたいことははっきり言うタイプ。似た者同士の前田とは夫婦漫才のような喧嘩が日常風景。ただ性根は優しい娘で、井口も前田も彼女に何度となく救われている。

チームの皆がもっているお守りは、彼女の手作り。


  • 河野行宏 レフト対角、レフトエース(ウイングスパイカー)

「たかが、部活か…確かにな…でも、そのたかが部活に……ここまでいれ込ませてくれたのはおまえらなんだぜ。」

先輩3人組の1人で、サブキャプテン。出っ歯が特徴。サブアタッカーでトスもうまく、前田欠場時はエースとして奮闘する。

体育会系の考え方が染み付いており、メンツに拘る所がある。稲場を誰よりも尊敬しており、後輩の面倒見も良い。お調子者でやらかしも多く、基本的にコメディリリーフ的な役回りが多い。うじうじと弱気になることもしばしばだが、反面、腹を決めた時は誰よりも根性を見せる。

「情けねえよなァ。やっと最近になって…あン時の井口の言葉がわかってくるなんてよ…… 勝ちてえ!!」

先輩3人組の1人で、メガネが無いとプレイに支障をきたすほど視力が悪い。ドライブサーブが最大の武器で、井口の次にレシーブがうまい。

性格は暗めで、3人組の中ではツッコミ役に回ることが多い。“今までのやり方”を変えることに消極的で、当初は本気で打倒・誠陵を掲げる井口の姿勢に反発したこともある。

  • 原直樹 ライトアタッカー(ウイングスパイカー)

「忘れねえ、おまえらが、こんなに熱くさせてくれた高校時代を……オレは一生忘れねえよ!!」

先輩3人組の1人で、目付きの悪さと八重歯が特徴。チーム内では唯一のサウスポーで、緒方や青山が来るまでは貴重なアタッカー。最後の大会では前田の穴を埋める形で奮闘し続けたが、最終的には緒方と入れ替わる形でレギュラーから外れ、悔し涙を流した。しかし、彼が魅せた最高のプレイは前田を、そしてチームを救うことになる。

性格は硬派で、喧嘩が強そうな相手にもとにかく強がる傾向がある。

「このヒザがぶっ壊れても、まだオレの高校バレーは…終わらせない!!」

井口入部時のキャプテンで、3人組の先輩。某第二小隊隊長に似た雰囲気の老け顔が特徴。誠陵学園にスカウトされるほどの天才的なセッターだったが、中学時代に故障した左膝の治療で断念し、坂見台に通っていた。ある程度ケガが癒えたことと前田の能力を見て、部に復帰。稲場の指導や助言は、坂見台バレー部躍進の大きな原動力になっている。

プレイヤーとしてはセッターとしての能力に加えてアタッカー能力もあり、ツーアタックやバックアタックもこなせる。しかし打倒・誠陵の為に井口をセッターとして育て、ツーアタック戦法を解禁したことで古傷が再発。それでも誠陵学園戦で第1セットを取るために選手生命を振り絞り、燃え尽きた。

引退後もその存在感は大きく、度々助言を行ったり、緒方の速攻習得に手を貸すなどしている。克也という3つ下のそっくりな弟がおり、後に坂見台に入学してくる。


「ぼく…あしたも部活、きていいかな…」

井口の同級生で、199cmの巨漢。前田の幼馴染で、付き合いで様々なスポーツに引っ張り回されたが、きつい練習に耐えきれず、すぐに辞めてしまっていた。稲場引退後、6人目の選手として1週間だけという約束で体験入部。練習も渋々やっていたが、練習試合でレシーブに成功し、仲間に褒めてもらえる喜びを感じてそのまま正式部員となる。プレイヤーとしては、その巨体を活かしたブロックが最大の武器。

性格は臆病で引っ込み思案。前田に振り回される事も多いが、逆に前田をうまく操縦するコツも知っている。


  • 緒方明 レフトエース、ライトアタッカー(ウイングスパイカー)

「バレーボールがわしを…わしを認めてくれたんじゃ!!」

井口達の1年後輩。天然パーマで広島弁な“どヤンキー”だが、幼い頃に優しくしてくれた近森を慕って猛勉強(当人比)して受験を突破、坂見台にやってきた。しかし近森がこき使われている(ように見えた)ことに憤慨し、ド素人ながら前田に挑戦。その際にスパイカーとしての才能の片鱗をみせたことで勧誘され、正式に入部することになる。

プレイヤーとしては、アタックの破壊力は前田に次いで高い。経験の少なさからオープンスパイクが苦手な反面、やることが単純(来た球を叩くだけ)な速攻を得意とする。

性格は根性は人一倍だが単純で、命令されることが大嫌いな上に喧嘩っ早い前田以上の問題児。純情一途で、崇拝する近森の言うことだけは素直に聞いてしまう。性根は良い所もあり、バレーを通じてスポーツマンとして成長していく。

母子家庭で、母は夜勤の多い看護師。

  • 立花淳 バックライト、レシーバー

「ぼくはもう緒方君とバレーしかしたくないのに…そんな調子のいいこと言って逃げようなんて卑怯だよ!!」

緒方の同期。井口よりも背が低い(162cm)いがぐり坊主。中学時代に緒方の舎弟にされて振り回されていたが、入試難度的にここなら逃げられると思い坂見台に入学。野球部に入りたかったのだが、緒方のクラスメイトになってしまい、再び振り回されるハメに。以降は緒方にずっと付き合い、ピンチになると叱咤激励したりと、なんだかんだ言いながら放っておけない様子。

プレイヤーとしてはド素人でフィジカルも恵まれていないが、ガッツだけは人一倍あり、話が続けばレシーバーとしての活躍もあったかもしれない。井口から稲場直伝のサーブ練習を指導されており、サービスもうまくなっている…かもしれない。

「ほんと…このぐらいで自分のプレーができなくなってちゃ…井口さんに申し訳が立たねえじゃんか!!」

緒方の同期。左右にぴょんと広がった後ろ髪が特徴。当初は緒方の勝負に巻き込まれていたが、騒動後はバレー部に入部。当初は大した先輩もいないだろうと高をくくっていたが、すぐに考えを改める。トス回しの上手さやセンスに加え、井口には出来ないツーアタックやジャンプトスからの速攻も出来ることから、チームの正セッターとしてレギュラーを掴む。

性格としては軟派で自信家。精神的な揺さぶりに脆い一面もある。

  • 青山浩二 レフトアタッカー、レフト対角(ウイングスパイカー)

「前田さんの代わりにレフトか…とにかく流れを変えねえようにがんばんねえとな…」

緒方の同期で、世良と同じ中学出身の選手。真面目で堅実なプレイヤーであり、緒方のライバルとしてポジションを争ったが、敗れて控えアタッカーとなる。

性格は硬派で控えめ。作中でも地味な立ち位置だった。

「いえ…じゃあ、あたしもここにいます……」

手ブログ☆健太詰め☆緒方の同期。大きめなリボンとタレ目が特徴の女の子(イラスト右の娘)。前田に惚れてマネージャーとなるが、贔屓されたことに前田がキレてひと悶着をおこし、挫折。しかしその後、近森を始め部員全員(緒方除く)からのフォローが入り、立ち直ってからはマネージャーとして全員に公平に接するようになる。

性格は引っ込み思案で人見知り。最後はひょんなことから、前田以外の男子と急接近することに。


「感情でやるプレーは…また…感情で墓穴を掘るってことを覚えとけ!!」

女子バレー部の辻監督の推薦でやってきた名コーチで、小学生チーム「希望ヶ丘スポーツ少年団」を全国制覇に導いた実績がある。指導スタイルは坂見台の根性バレーの真逆で、精神論や根性論を否定して勝つための合理的な戦術を徹底する。態度がデカく皮肉屋で攻撃的であり、とにかくチーム内に波風を立てまくるが、バレーの戦術理論はいちいち理に適っており、選手を見る目も正確。

実は坂見台男子バレー部のOB。徹底した合理主義と負けず嫌いの性格から、使えない選手は冷酷に切り捨てる傾向があり、高校時代のチームメイトともそれが元で決別している。

本職はカメラマンだが、バレーを優先しがち。移動には愛車のハーレーダビッドソンを使用。妻帯者で、幼い子供もいる。


  •  女子バレーボール部監督

「心技体を満たして、今度はきっと勝とうじゃないか!」

禿頭に太眉とモジャヒゲのお茶目な爺さん。坂見台女子バレー部を5年で全国レベルまで引き上げた名将であり、誠陵学園男子バレー部・黒木監督の師でもある。男子バレー部を何かと気にかけ、色々フォローしてくれる縁の下の力持ち。

  •  エースアタッカー

「あ、井口くんっていったっけ………?前に見た誠陵戦、かっこ良かった───、今度もがんばって!」

女子バレー部の絶対的エースにしてキャプテン。白い短髪(カラーがないため色不明)と鉢巻が特徴。練習試合で男子バレー部の力を認めて以降、井口達を応援してくれている。


私立誠陵学園高校編集

誠陵全国最強レベルの強豪校で、本作品のラスボス的存在。島村世代では急角度でレシーブが困難な「ナイアガラアタック」を切り札とした攻撃的なチーム、辰巳世代では全員オールラウンダーで6人攻撃を売りとする万能チームとなっている。

  • 黒木 男子バレーボール部監督

「坂見台を叩き潰せ!!そして心技体全て誠陵(うち)にはかなわんことを見せてやれ!!」

メガネに瞳のない目が特徴のオッサン。目標を全国制覇に置く常勝・誠陵学園の監督であり、練習や試合では選手にも対戦相手にも徹底的に厳しくあたる鬼監督で、サディストともっぱらの噂。小細工や盤外戦術などアンフェアなことは好まず、正面から力の差を見せつけてねじ伏せることを信条とし、敵チームの偵察などの行為には割と寛容。辻の教え子でもある。

  • 島村 エースアタッカー

「まだ、おまえらは、坂見台をなめてんだよ!!プライドを捨てろォ!!このままなら本当に負けちまうぞ!いいのかァ!!」

稲場と同期の誠陵のキャプテンであり、エース。中学時代には稲場とコンビを組んでいた。スパイクには絶対の自信を持っており、得意技は島村の世代全員がマスターしている「ナイアガラアタック」。引退後は稲場と一緒に、後輩の試合をちょくちょく見に来ている。

井口にとっては憧れの先輩であり、サインを貰ったことがある。フルネームは不明だが、そのサインから名前が「N」で始まることがわかる。

  • 辰巳 エースアタッカー

「普通の高校生活がしたかったら、初めっから来るな!!そういう腰抜けとチーム組まされるこっちが迷惑だ!!」

島村の跡を継いだキャプテン。スカウトだらけの誠陵バレー部にあって、一般入部から這い上がった苦労人。入試に一度失敗しており、学年は井口達と同級だが1歳年上。

「オレは…そば屋の道を選んだおまえに、一度たりともバレーで負けるわけにはいかねえんだ!!」

慶彦&健太前田の双子の兄で、肌は白い。その容姿、性格は茂野吾郎の元になっている。勝利至上主義者で、自分の実力を鼻にかける高慢な面が強く、自分より劣るものを徹底的に見下し、足を引っ張るものを厳しく責め立てる傾向がある。一方で、その力は並々ならぬ努力に裏打ちされており、弟に勝るとも劣らぬ才能に甘えることはない。

仲間想いの弟とはチームメイトに対する価値観の対立から中学時代に決定的に決裂し、反目しあっている。


足柄商業高校編集

セッター金田一を中心に、長い並行トスを使った速攻攻撃「ひかり攻撃」「のぞみ攻撃」を得意とする。

「く……金田一太郎…男として一生の不覚…」

絶壁頭が特徴の自称天才セッター。どんな態勢からでも正確にトスアップできる身のこなしはたしかに一流。身長が低く細身だが意外にジャンプ力があり、ツーアタックもこなす。加えて、相手の脆い部分を見抜いて三味線をかけ、精神的に揺さぶる盤外戦術も得意とする。


藤沢実業高校編集

徹底的な情報分析を元に、高身長な選手による高レベルなブロック戦術を得意とする県内屈指の強豪校。

  • 山根 男子マネージャー

「今度の新人戦、坂見台高校男子バレー部の出場停止を求め──神奈川県高体連へ提訴する!!」

徹底した偵察とデータ分析で前田の癖を見抜き、シャットアウトすることで坂見台を苦しめた。その上、河野と宇都宮の偵察を許さず、坂見台の大会出場停止を要求した。


私立辻堂高校編集

井口達の2年時に開校した新設校。スポーツに力を入れており、特にバレーボールは大金をかけて全国から選りすぐりのエリートを集めてきた。MAJOR 2ndの辻堂中学校は系列校か。

  • 南川 エースアタッカー

「セッターがエースを信用しねえラリーなんぞに加わってたまるか!!」

色黒の肌と後ろでまとめたドレッドヘアが特徴。東京の名門・和田中学校からスカウトされた。自己中心的でプライドが高い。ブロッカーの指先に当ててエンドラインをオーバーさせるスパイク「ワンタッチアウト」を得意とする。

南川と緒方との乱闘が、前田の骨折の原因となった。

「オッケー、ちょっと僕の一目惚れが過ぎたようだね。じゃあ、今日のところは電話番号で我慢しとくよ。」

南川と同じくスカウトされてきたナンパ師のセッターで、ワンレンショートボブにバンダナが特徴。南川に負けず劣らずの自己中。坂見台に偵察に訪れた際に近森をナンパしたことが緒方の怒りを買う。乱闘の中で前田をパイプ椅子で殴りつけ、骨折させたのもこの男。

東海高校編集

負けてもともと、無欲の勝利を掲げて戦ってきたチーム。

  • 巻田 男子バレーボール部監督

「みてるか江藤……オレ達の頃には雲の上の存在だった誠陵に……今、あの子たちが追いつこうとしているんだぞ!!」

坂見台バレー部OBで、江藤の元チームメイト。当時誠陵に敗れたことから部員に猛特訓を課す江藤と価値観を違え、対立した。生徒達にも「負けてもともと、自分達のバレーをやって負けてこい」とのびのび楽しくプレイすることを教えており、江藤の指導スタイルとは真逆。坂見台との対戦後は価値観の違いの根本に気づき、江藤と和解している。


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