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烈火の炎

れっかのほのお

「烈火の炎」とは、安西信行による漫画、およびそれを原作とするアニメである。
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概要編集

週刊少年サンデー」(小学館)にて1995年から2002年まで連載された。作者は安西信行

単行本は全33巻。テレビアニメ化もされている(別途後述)。

当初のタイトル案として「烈火100℃」と「かっとび烈火」があったが、最終的に「烈火の焔」になり、ギリギリのところで「炎」に変え、「烈火の炎」になった。編集者から「時代劇みたい」と言われたとか。



ストーリー編集

忍者にあこがれる花菱烈火は、炎を生みだす不思議な力を持っていた。

ある日、治癒の力を持つ少女佐古下柳と出会い、お互いの力を打ち明けたことで友人となる。

そして烈火は柳を「姫」と呼び、彼女を守ることを誓うのであった。


この出会いを機に、烈火はやがて自らの出生の秘密、そしてその秘密がもたらす危難と戦う運命の渦中へと身を投じていくことになる。

魔道具火影忍軍、炎術士、柳の治癒の力……。

全てが繋がる時、500年の歴史を越えて、火影の力を巡る戦いが再び始まるのだった!!


物語構成編集

花菱烈火の生い立ちと、歴史に語られぬ未知の忍者集団「火影忍軍」の謎を巡る現代アクションファンタジー。

軽快なコメディパートや日常風景とは対照的に、バトルシーンやゴア表現のおどろおどろしさ、エログロ表現がかなり強く、連載時期の時代的にも規制がまだ緩かったことも重なって、ライトとダークの描き分けの差が大きいのも特徴。

R-15~R-17.9なシーンもそこそこの回数で登場している。


二部の「裏武闘殺陣」編以降から、よりバトルものとしての色を強めていき、それに合わせてストーリーもシリアスになっていった。

反面、ギャグに突っ走る時は、それまでのシリアス振りが残念になる勢いになる。

こうした緩急と先の読めない急展開が多いこともあり、つい目が離せなくなるドラマチックなストーリーが展開される。


登場人物編集

新生火影忍軍編集

花菱烈火(CV:岡野浩介

佐古下柳(CV:増田ゆき

霧沢風子(CV:平松晶子

石島土門(CV:飛田展男

水鏡凍季也(CV:緑川光

小金井薫(CV:くまいもとこ

陽炎/影法師(CV:三石琴乃

編集

紅麗(CV:置鮎龍太郎

石王(CV:笹岡繁蔵

永井木蓮(CV:中村大樹

嘴丸(CV:高木渉

爪丸(CV:江川央生

羽丸(CV:山崎たくみ

森川願子(CV:浅井清己

幻獣朗(CV:大木民夫

獅獣(CV:伊藤栄次

砂倉瑪瑙(CV:皆口裕子

音遠(CV:松谷彼哉

亜希(CV:緒方恵美

魅希(CV:濱野ゆうき

雷覇(CV:遠近孝一

磁生(CV:金尾哲夫

魔元紗(CV:塩沢兼人

餓紗喰(CV:沢木郁也

月白(CV:関智一

火車丸(CV:長島雄一

(CV:古澤徹

(CV:大塚明夫

(CV:本多知恵子

Jキーパー

ジョーカー(CV:真殿光昭

裏武闘殺陣編集

空海(CV:石塚運昇

最澄(CV:野田順子

藤丸(CV:伊藤栄次

大黒(CV:大滝進矢

南尾(CV:伊藤健太郎

子美(CV:中川亜紀子

牛乃

虎葉

卯美(CV:三石琴乃

辰子(CV:吉田古奈美

里巳

亜馬樹

羊子(CV:荒木香恵

猿奈

魅鳥

犬子(CV:野田順子

亥子

裏麗編集

森光蘭(CV:納谷六朗

螺閃(CV:桐井大介

鬼凛(CV:浅井清己

煉華

牙王(CV:原沢勝広

神威(CV:原沢勝広

魔樹也

八神

双角斎

緋水

ヒデキ

文丸

巡狂座(CV:柴田秀勝

(CV:桑島法子

門都(CV:江川央生

蛭湖(CV:千葉進歩

綺理斗(CV:今井麻美

その他編集

花菱茂男(CV:大川透

土門の母(CV:くじら

立迫文夫(CV:小野健一

立迫博子(CV:松谷彼哉

水鏡美冬(CV:高橋美紀

魅空(CV:村井かずさ

瑪瑙の父(CV:秋間登

(CV:矢島晶子

森月乃

佐野浩哉

戦国時代の人物編集

桜火(CV:小杉十郎太

麗奈(CV:百々麻子

海魔

桜姫

清水小平太貴光

高杉獣吾郎正金

高峰蔵人

織田信長


TVアニメ版編集

スタジオぴえろによってテレビアニメが制作されており、1997年7月から1998年7月にかけてフジテレビ仙台放送さくらんぼテレビテレビ静岡東海テレビテレビ新広島高知さんさんテレビにて放送された。全42話。

なお、秋田テレビ鹿児島テレビおよび北海道文化放送石川テレビでも放送時期のずれなどこそあれど全話放送しているほか、岩手めんこいテレビ新潟総合テレビ長野放送関西テレビ岡山放送テレビ西日本テレビ長崎は31話まで放送している


ストーリーは序盤から裏武闘殺陣編までを描いているが、当時の原作が完結していないこともあり、決勝戦の麗(紅)戦が大幅にアレンジされている。

また、一部シーンの変更もあり、烈火と柳が出会うきっかけや原作で無言だった石王が喋るシーンがそれに該当する。


アニメオリジナルの魔導具も登場しており、空海の「鬼(空海が身に着けている大きな数珠)」や、南尾の「軟(アニメ版における南尾の軟体質能力)」等が確認されている。


基本的にセル画で制作されているが、一部のシーンがデジタル彩色となっている。


なお、前述の通りTVアニメ版は裏武闘殺人編までしか描かれなかったが、コナミから発売されたPS2ゲームソフト「FINAL BURNING」では、SODOM編から最終話までのアニメーションパートがあり、アニメ制作会社やキャラの声もTVアニメ版とほぼ同じとなっている(但しジョーカーを除く)。


主題歌編集

オープニングテーマ編集

「なんか幸せ」

作詞 - the OYSTARS、澤地隆 / 作曲 - 大串竜司 / 編曲 - the OYSTARS、十川知司 / 歌 - the OYSTARS

エンディングテーマ編集

「Love is Changing」(32話まで)

作詞 - 岩里祐穂 / 作曲 - 久保田利伸 / 編曲 - 安倍潤 / 歌 - 西田ひかる

「ずっと君のそばで」(33話以降)

作詞・作曲 - 大串修司 / 編曲 - 関淳二郎、the OYSTARS / 歌 - 増田ゆき


外部リンク編集

TVアニメ公式サイト

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