概要
1966年6月26日生まれ、東京都出身。青二プロダクション所属。
本名は水口知子(みなぐち ともこ)。血液型はA型。
優しい柔らかな声が特徴で、純粋、おっとりした役柄を中心に、気の強い役や冷酷な役まで幅広く演じる。アニメやゲームはもちろんナレーション、吹き替えでも活躍している。
『ねるとん紅鯨団』のポエム調ナレーションを思い出す人もいるかもしれない。
『ねるとん』のディレクターを務めたテリー伊藤は「すれていない若者向けの番組」というコンセプトから、ナレーションにおいても素人っぽさを狙い、オーディションを受けた中で一番下手だったという理由で彼女を選んだことを明かしている。
また、猪熊柔役については作者の浦沢直樹が「まだ“あのキャラクターの声優さん”っていうイメージがついてない人にやって欲しい」「強いて言えばねるとんのナレーションの人みたいな声」と希望を出していたとのことで、オーディションを経て(偶然ではあるが)その希望が叶う形となった。
中学生の時にドラマ『3年B組金八先生』に出演していたある子役のファンになり、会ってみたいと事務所を直接訪ねたところ、子役には会えなかったが事務所のスタッフの女性から「ファンクラブを作ろうとしているから連絡先を教えてほしい」と言われる。その後ファンクラブの企画は音沙汰がなかったが、中学2年生のときにその女性から誘われてグループこまどり(劇団こまどり)に入団した。
中学生のあたりに洋画の吹き替えに参加したのが初めての声の仕事だと振り返っている。高校生になるとラジオCMなどの仕事もするようになるが、当時は「いくつかある仕事のうちの一つ」のつもりで、特に声優になろうとは考えていなかった。
高校3年生のときにOVA『GREED』のオーディションに合格し、声優デビューを果たす。
19歳のとき、面識のあった青二プロダクションのスタッフに誘われて事務所を移籍。以降声優に転向する。『ボスコアドベンチャー』がTVアニメデビューとなった(また山寺宏一も同作がTVアニメの初レギュラー作である)。
本人のブログによると結婚歴が2回あり、最初は自身が24歳の時に結婚し32歳の時に離婚。36歳の時に再婚するが40歳の時に再度離婚している。
幼い頃に両親が離婚しており、年の離れた異母弟がいる。姉弟の仲は良好であるとのこと。
動物好きで犬を飼っているが、動物アレルギー。料理はプロ級の腕前とされる。酒豪。
声優同士の交友関係が広く、ブログやTwitter(現X)にたびたび共演者の名前が挙がっている。
冨永みーな、渕崎ゆり子、玉川砂記子とは同じくこまどりの出身、同世代ということで仲が良い。とくに冨永とは14歳からの付き合いで「友達というより親戚に近い」間柄だという。
松野太紀、北山雅康、麻生かほ里らと交流があり、2024年11月に行われた「松野太紀を送る会」にも名前を連ねた。
タレントの伊集院光と同じ中学校出身(皆口の方が一年先輩)で、同じ人形劇クラブに所属していた。但し伊集院は(校則でクラブ活動が必須だったため)籍を得る目的で所属していただけでほぼ出席していなかった。皆口の方は把握していたものの、伊集院の方は2009年11月にイベントで共演するまでこの事実を知らなかったらしく「『ラブプラス』、やりづらくなっちゃうなぁ~』」と発言していた。
2012年6月16日付の自身のブログ内で、米国のニューヨークへ英語留学のため、秋からの一時休業を宣言。
長年の夢だったものの、『ありがたい事に今まで多くのお仕事に恵まれ』実現していなかったとの事。
2014年春、留学を終えて帰国した。
なお、持ち役であるビーデルについては休業時に制作された『トリコ×ONE PIECE×ドラゴンボールZ 超コラボスペシャル!!』、『ドラゴンボール改』では柿沼紫乃が代役を担当したが、映画『神と神』では一時帰国して、自ら演じている。
主な出演作
アニメ
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イラスト未確認
- 剣持和枝@金田一少年の事件簿
- キィ・ミ@GREED
- 猫娘@映画妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活
- OH!スーパーミルクチャン@ビデオエッセイ「きのこバター炒め」舞茸秋子
- 鬼舞辻の妻@鬼滅の刃
- 及川歩@ご近所物語
- 龍賀丙江@鬼太郎誕生ゲゲゲの謎
ゲーム
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音声作品
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テレビ番組
あいうえお@おねえさん
ねるとん紅鯨団@ナレーション
さんすうすいすい@かけざん姫