概要
1994年10月28日に、株式会社やのまんよりスーパーファミコン用ソフトとして発売された。
正式名称は「FEDA エンブレム オブ ジャスティス」。
のちにセガサターンで『フェーダ・リメイク!』という、必殺技やアニメーションが追加されたリメイク版が出ており、またその後には続編『FEDA2 ホワイトサージ ザ プラトゥーン』がPS用ソフトとして発売されている。
物語はフェーダ2終了後もさらに続きがあるような匂わせ方をしており、公式ガイドブックでは製作者が続編を出す事を明言していた。しかし、FEDA3についてはやのまん社がビデオゲームから撤退した為、続編の制作は事実上立ち消えとなっている。
タクティカルRPGであり、主人公のブライアンおよび副主人公のアインのいずれかが死ぬとゲームオーバーになる為、敵ユニットは攻撃範囲内に瀕死のユニットが他にいても最優先で主人公達を狙ってくる。
ちなみに主人公とパートナー以外のユニットは撃破されても死なず、収容所に送られる。マップクリア時のキャンプフェイズで収容所を襲撃すれば救出できる。
世界観とストーリー
ミルドラス=ガルズという架空の世界を舞台としており人間以外の種族が数多く存在する。主人公は人間だが、パートナーを含むパーティーユニットの半数は亜人種で占められる。この世界では種族間の対立や差別もあるが、町や村では様々な種族が共同生活を送っているようだ。
亜人種で構成されるバルフォモーリア帝国が大陸を支配しており、人間は過去に大戦を起こして敗北したため「下位種族」と位置付けられているようだ。
戦争と政治が本作の趣旨となっており、全体的に血生臭い世界観となっている。
バルフォモーリア帝国の軍人であったブライアン・ステルバートは、罪もない民間人を虐殺する軍のやり方に不満を覚え、上官アルノスに剣を向けたことにより投獄されてしまう。そこで同僚のアイン・マクドガルと出会い、脱出。反帝国を掲げるアルカディア解放軍に加わり、帝国との闘いに挑む。
称号システム
このゲームでは部隊の気風を表す『称号』と、それを決めるリブラ値というものが設定されており、必要以上に敵ユニットを撃破するとリブラ値の変動によりカオス寄りの称号になり、不必要な戦闘を避けてマップクリアするとロウ寄りの称号になる。
リブラ値がカオス寄りになるとロウユニットは仲間にならず、既に仲間になったユニットは離脱する。カオスユニットはリブラ値がロウ寄りになると仲間にならず、既に仲間になったユニットは離脱する。ニュートラルユニットはリブラ値の変動に関わらず仲間になり離脱しない。
称号はロウ帯で3種、ニュートラル帯で3種、カオス帯で3種の計9種がある。
ロウ>>>ニュートラル>>>カオス順に並べると、
↑ロウ
フェダーイン
ヴァルキュリア
グリフィス
ブレイドイーグル
バイパー
ファントム
バルログ
ヘルハウンド
ジェノサイド
↓カオス
となる。
なおエンディングは、最終的な称号の属性がどこにあるかによって4種に変化する。(セガサターン版は9種類。)
登場人物
主人公
ニュートラル・ユニット
ロウ・ユニット
カオス・ユニット
その他(戦闘には加わらない)
トム・ウッドランド・・・エリスの弟。フェーダ2では戦闘メンバーに加わる。
ジム・ショウリー・・・記録担当
コウメイCV:八奈見乗児・・・水牛のような姿をし、アルカディア解放軍の指導者。
スクーデリア総督軍
敵に当たるキャラクター。いずれもボス。
コバルト・アクセレイセスCV:銀河万丈・・・スクーデリアの総督。本作におけるラスボス。
バート・バルテュークスCV:池水通洋・・・保守主義者で、ドラゴニュート族の提督。
フレイア・ダークウッドCV:鶴ひろみ・・・女性提督であり魔法使い。
ルーク・ヘッグマイヤーCV:屋良有作・・・ロイスの父に当たる。作中における強敵の1人。
関連ダグ
やのまん [[SRPG]