CV:皆口裕子
概要
全ての世界の“命”を司るバラ園・キュアローズガーデンの管理者である、桃色の少しウェーブが駆ったロングヘアにティアラを身に付けた美しい女性。
劇中での活躍
物語が始まる時点では、既にその命は尽きようとしており、(おそらく)夢原のぞみの一度決めたことは最後まで貫き通す意志の強さや人を引きつける不思議な魅力を買い、シロップを通して手紙を出し、彼女やその仲間達にキュアローズガーデンで待っていることを伝え、そのカギとなるローズパクトを託した。
なお、この行為にはシロップとプリキュアたちが友人になってほしいという目的も含まれていた事が最終回で示唆されている。
慈愛に満ちた心優しき性格の持ち主で、幼いころのシロップを育てたり、かつて同じ所で暮らしていたエターナルの首魁・館長をその歪んだ思想から拒絶し、追放した後も、一縷の希望を信じて、種を入れた手紙をシロップに託して届けようとしたりなどの行動を起こしている。
しかしこの種に込めた思いや真の意味に彼が気づくことはなかったため、悲しみに暮れている日々を送っていた。
最終回において、プリキュアたちの活躍によりキュアローズガーデンが救われた後、のぞみに「自分に代わってキュアローズガーデンを守ってほしい」と頼み、その際にのぞみが提案した「管理するのではなく、扉を開放してみんなに見てもらう」という意見を聞き、彼女の思いに少し驚きながらも、その提案を快く承諾する。
そして上記のことに満足して満ち足りた気持ちを抱きながら消滅し、小さな種へと生まれ変わった。なお、その種はのぞみの手で、ナッツハウスで育てられており、いつの日か生まれ変わる時がやって来るかも知れない…
…と思われてきたが、それは予想外の形で実現する。
まさかの復活(?)
2015年のシリーズ第12作『Go!プリンセスプリキュア』において、主人公・春野はるかが変身するキュアフローラが登場する事となった。
『プリキュア』シリーズ内ではこれまで「藤田アカネ⇒日野あかね」「知念ミユキ⇒星空みゆき」「夢原恵美⇒愛乃めぐみ」「北条まりあ⇒氷川まりあ」など、サブキャラクターの名がプリキュアの変身前の名前として再利用される事が度々あったが、史上初めて変身後の名前としての復活となったのである。
…が、この話にはまだ続きがあった。
こちらのフローラの声を担当した皆口裕子は、後に『ハートキャッチプリキュア!』へゲスト出演しているのだが、実はその時の役名が「はるか」(名字不明)であり、こちらも変身前の春野はるかへ引き継がれている。
今にして思うと、これは何かの予兆だったのかも知れない…!
関連項目
プリンセスグレイス・・・声優ネタ。主人公たちに使命を授ける役割をする。外見が似ている。命が長くないのも同じ。
ジュエリーナ・・・第3期参照。同じく女神キャラだが、キャラがあまりにも違う。
プリキュアシリーズの歴代協力者