CV:三瓶由布子
概要
『Yes!プリキュア5』『Yes!プリキュア5GoGo!』の主人公。本編に登場する5人の伝説の戦士プリキュアの1人で、5人の中で最初にプリキュアになった。
シリーズ本編では、サンクルミエール学園に通う中学2年生。「大いなる希望の力」キュアドリームに変身し、ココとナッツの故郷であるパルミエ王国を救うため、仲間と共に悪の組織へ立ち向かう。
大変ドジっ子で勉強も運動も大の苦手だが、性格は底なしの元気と明るさを有し、不思議なリーダー性もあるため、皆の信頼は大変厚い。口癖は「けって~い!」「なんとかなるなるー!」。これは成人後も変わらず、成人後に再変身を果たしても、水無月かれんと異なり、戦闘時のポテンシャルに何ら衰えがなかった事から、戦闘での才能は歴代でも随一なようだ。14歳当時は健康優良児(→プリキュア大食い仲間)。大好物は卵焼き。
26歳時はビール好きである。
年齢(推測だが)
※本編当時には具体的な生年月日は設定されていなかった。本編から分岐した多元宇宙の一つでの未来にあたるキボウノチカラ〜オトナプリキュア‘23〜にて、2019年当時に26歳であることが示された。本編で生年月日が明確に1992年とされている日向咲の一学年下らしい事も示唆されたため、計算すると、『5』の放映(2007年)当時に14歳であった1993年生まれである。これは先輩である美墨なぎさより三歳下ということであり、後輩の野乃はなより本当は12歳上の年齢ということになる。初期世代故に2020年代にはとうに成人済みという事になる。
※キボウノチカラ〜オトナプリキュア‘23〜の世界線では、騒動後は正式に戦士を退いた(プリキュアが恒常的には必要とされなくなった世界線なので)が、本編からプリキュアオールスターズの映画に連なる世界線の場合は代々の後輩たちが戦う裏で、自身も現役の戦士としての活動を続けていることが強調されている(自身から代の離れた後輩である野乃はなの事は特に可愛がっている模様である)。客演の際にも、現役時代からそれほど加齢していない様子を見せている他、変身に熟れ、パワーアップしていることも示唆されている。
なお、その世界線がシリースとしての本流の流れとのこと(キボウノチカラ〜オトナプリキュア‘23〜の世界線は枝分かれした『支流』の一つであるとのこと)。
容姿
マゼンタの髪と同色の瞳。
髪型は中学二年当時はメイン画像でもあるように、ツーサイドアップのボブヘアーだが、成人後はハーフアップのセミロングになっている(仕事時のみ)。プライベートでは、かつてのヘアスタイルに近めのスタイルにしているので、仕事とプライベートの切り替えを髪型でしていることが示唆されているが、彼女の確定した未来像ではない。
ピンクの伝統
のぞみは「イメージカラーがピンクの初のプリキュア」となった主人公(ブラックやブルームもアクセントとしてピンク色は使われているが)で、プリキュアのリーダー(主人公)はピンクという立ち位置を確立させた。そして桃園ラブ以降の主人公達に伝統として受け継がれていく。
家族構成
父:夢原勉
母:夢原恵美
家族は両親とのぞみ本人の3人家族。
父・勉は絵本作家で母・恵美は美容院を経営。
プリキュアシリーズのメイン主人公の中ではのぞみが初の一人っ子である。
人間関係
主なもののみ記す。
幼馴染。元々親子同士仲が良いため相当小さい頃からの付き合いで、名実共に親友である。
いつもはしっかり者のりんがのぞみをフォローしているが、のぞみの性格に支えられている一面もある。
りんも、のぞみのあまりのドジっぷりに「もう面倒なんて見ない」と冷たくすることもあるが、結局はのぞみが放っておけず、彼女の力になろうとしている。
小さい頃に一緒に迷子になった時は泣き始めたのぞみをフォローするも最後には自分まで泣いてしまったというエピソードもあり、その時は逆にのぞみにフォローされた。
シリーズを通してここまで長い付き合いのある幼馴染キャラは珍しく、他の幼馴染とは一線を画した絆の深さがある。
芸能人という立場上、友達を作る機会に恵まれなかったうららにとって、のぞみは始めての友達であり、のぞみのことを慕っている。しかし先のように、のぞみに勉強を教えてもらうつもりが逆に勉強を教えていたというエピソードもあるように、のぞみの駄目なところもよく理解している様子。
のぞみと同じくボケ体質なため、のぞみと同じ天然ボケを発揮することもあるが、たまにではあるがのぞみを慕うあまり、あえて真似をする形でボケに付き合っていることもある。
学園では担任の先生。そして、のぞみが迷った時の指針となってくれる存在がココである。
プリキュアに守られているココだが、人間の姿の時には格好いい姿を見せてくれる。
一緒に過ごすようになってからはお互いに惹かれ合うようになり、相思相愛の仲となっている。
劇場版ではキスシーンを披露するなど、プリキュアでは珍しく一歩進んだ恋愛関係を築いていた。そして、ついにキボウノチカラ〜オトナプリキュア‘23〜の世界線では、本編から12年後にゴールインを果たした。
王室の準お世話係という立場からなのか、一見お気楽に見えるのぞみの性格が気に入らないのか、いずれにせよのぞみに対してだけは妙に手厳しいところがある。青いバラの力を得てミルキィローズや人間体(美々野くるみ)に変身出来るようになってもそれは変わらない。そのため、何かといがみ合う事が多い。ただし、のぞみはミルクがツンとした態度を取るため声を荒げることが多いだけで、嫌っているわけではない。ミルク / くるみもライバル意識を持っているだけで、のぞみのことは認めており(特に『5GoGo!』)、彼女がピンチになると本人曰く「つい助けたくなっちゃう」らしい。ツンデレ。キボウノチカラ〜オトナプリキュア‘23〜では学生時代よりお互いの関係が良化した事が描写されていたが、本編から連なる世界線でそうなるとは限らないとのこと。
声優について
声を演じる三瓶は80年代生まれで最初にプリキュア役に選ばれた声優。(同じく80年代生まれ2人目はキュアレモネード役の伊瀬茉莉也)
三瓶と言えば少年役の演技に定評があるが、実はこののぞみ役が彼女にとって初の女主人公でもある。
元々三瓶は、オーディションで夏木りん/キュアルージュを受けていた。しかし同じくりんを受けていた竹内の掛け合い相手として、三瓶がドリームを仮に担当することになり、「足を引っ張ってはいけない」と奮闘して今までにないような声で演じた。
するとこれがまさかの好感触で、彼女はまさかのドリーム役に抜擢されることとなった。このことは同業者からは揃って驚かれたというが、一番驚いたのは本人だという。
三瓶はその後ドリーム役を担当するうえで、普段やったことがない役だったためひたすら悩みまくっていたという。しかし、そこでりん役の竹内が「私が支えるから!」と背中を押してくれたことで乗り越えていったという。正に中の人ものぞりん状態だった。
当初はとにかく可愛らしい声を作ることを意識してトーンを高くしていったが、やがてどんどん喉が荒れていき無理が生じてきたため、調整していったという。
それからプリキュア5シリーズ終了から9年後のハグプリ第36話で、三瓶は再びのぞみ役としてTVシリーズ再登場を果たした。
(ちなみに彼女はハピネスチャージプリキュア!のプリキュア10周年おめでとうメッセージでの番外出演もあるのでそれを含めると4年ぶりの出演にもなる)
関連イラスト
変身前の姿と変身後の姿のタグの使い分けに関する注意と配慮について
プリキュアに変身する前の姿しか描かれていないイラストに対して、変身後の姿である『キュアドリーム』のタグを付ける行為は、変身後の姿のイラストだけを見たい人にとっては検索妨害になってしまうので、そのような行為は避けるべきである。
また、変身後の姿しか描かれていないイラストに対して、『夢原のぞみ』等の変身前の姿のタグを付ける行為に関しても同様に避けるべきである。
中にはもちろん、変身前後の姿の両方のタグが付けられている事を気にしない人もいるだろうが、検索の際に気になるという人もいるため、そのような人への配慮としてタグの使い分けをしっかりと行う事が推奨される。