CV(声優):樹元オリエ
概要
夕凪中学校の中学2年生。
誕生日は1992年8月7日(月日は87で「花の日」である)。星座は獅子座。血液型はO型。
2年生ながらソフトボール部のエースを務めており、文字通りチームの中心選手として活躍している。背番号1。食欲旺盛で、好物はハンバーグカレーとチョココロネ。得意料理はオムレツ。苦手な教科は英語。口癖は「絶好調ナリ!」。
パートナーの美翔舞とともに、花の精フラッピと鳥の精チョッピの力を借りてプリキュアに変身、滅びの力ダークフォールと戦う。咲は「輝く金の花」キュアブルームに変身。後に月の精ムープの力を受け「天空に満ちる月」キュアブライトにも変身できるようになった。
プリキュア前シリーズにおける美墨なぎさの位置づけにあるキャラクターで、運動は得意だが勉強は苦手という部分が共通している(ただし、真面目に勉強すればそれなりに良い結果を出せる模様「40点〜69点を行き来してるが1回だけ75点を取った事がある!」)。相方の舞が得意としている絵に関しては、残念ながら絵心が無い(サブタイトルのバンクでは自分達の可愛いデフォルメを描いたことになっているが、舞の容姿がどことなく茄子に似ているという印象を表現してしまいそうになった事がある)。
また、寝坊しがち、深く考えるよりまず行動、料理は指導さえ受ければ人並みにできる等の面が舞とは対照的。舞の兄である美翔和也に想いを寄せている。
外見的にも精神的にも、中学生にしては若干幼く描かれており、その分、心根は素直で自分の感情や思いがはっきりと表情に出る。前シリーズのなぎさがネガティブな感情を引きずりがちだったのとは対照的に、咲は挫折や失敗によって落ちこむ事はあってもその後の立ち直りが早い。そんな素朴さと元気はつらつとした快活さで、悩むと深みにはまりがちな舞や落ち込んだクラスメートを励ますことも多い。
鷲尾天プロデューサーのメモの段階では「夢咲彩」という名前だった。ちなみに、舞はすでに「美翔舞」だった。
容姿
茶髪のセミショートヘアで前髪をアップにし、ピンクのヘアピン2本と花飾の付いた黄色いヘアピンを1本付けている。
私服はピンクと白のボーダー柄のTシャツの上に右の胸元に尻尾で水色のハートマークを囲んだかのようにハートの形を作ったオレンジ色の猫のシルエットが付いた黄色いパーカーを羽織り、赤いミニスカートを履いている。
家族構成
父:日向大介
母:日向沙織
妹:日向みのり
飼い猫:コロネ
家族は両親・妹・飼い猫の4人と1匹家族。
家は自宅を兼ねたケーキとパンの店「ベーカリーPANPAKAパン」を営んでいる。
父・大介はパティシエ、母・沙織はパン職人として働いており、きょうだいには小学2年生の妹・みのりがいる。
ペットに猫のコロネを飼っている。意外にも猫を飼っているプリキュアは猫屋敷まゆが覚醒するまで長年咲が唯一だった。
各話エピソード
本編
- 第1話
- 第2話
- 第3話
- 第4話
- 第5話
- 第6話
- 第7話
- 第8話
- 第9話
- 第10話
- 第11話
- 第12話
- 第13話
- 第14話
- 第15話
- 第16話
- 第17話
- 第18話
- 第19話
- 第20話
- 第21話
- 第22話
- 第23話
- 第24話
- 第25話
- 第26話
- 第27話
- 第28話
- 第29話
- 第30話
- 第31話
- 第32話
- 第33話
- 第34話
- 第35話
- 第36話
- 第37話
- 第38話
- 第39話
- 第40話
- 第41話
- 第42話
- 第43話
- 第44話
- 第45話
- 第46話
- 第47話
- 第48話
- 第49話(最終話)
映画
トリビア
ファンからの扱い等
咲と舞は、本作の劇場版『チクタク危機一髪!』で、それぞれサルとプードル(ヒツジ?)の衣装を着て歌唱大会に出ており、その時の印象が強かったためか、pixivでは彼女たちがさまざまな動物の着ぐるみを着たイラストが散見される。
咲はタヌキ顔(色合いや眉の太さなど)ゆえに“ポン太” “たぬたぬ”とも……。
余談ながら、そのタヌキ顔の後輩としてのプリンセスも現れ、彼女と絡むイラストも散見されている。→さきはる
声優についてのエピソード
声を担当した樹元オリエは、本作が初のテレビアニメ主演かつメインキャラ獲得となる。
ちなみに前作に出演した本名陽子(キュアブラック役)と田中理恵(シャイニールミナス役)とは同い年に当たる。
オーディション
樹元は本作のオーディションを受けた時は声優デビューから間もない頃だった。ド新人だった樹元がプリキュアのオーディションを受けられたのは、所属事務所の社長にして、肝付兼太の門下の兄弟子でもある山口勝平のおかげであった。
山口に妖精役のオーディションの話が回ってきた際、プロデューサーに「うちに若い子居るから、せっかくなので受けさせて欲しい」と頼み込んだのが縁だという。
本人曰く「勝平さんの事務所にいなかったらプリキュアのオーディションすら受けられなかった(オーディションとは、本来個人で「受けたい」と言って簡単に受けられるものではないため)」とのこと。そう考えてみると非常に数奇な巡り合いである。ちなみに配役が決まったのはなんと樹元の方が先で、そのため山口は「僕がバーター(抱き合わせ出演)になっちゃったよー」と後でネタにしていたらしい。
オーディションは詳細こそ不明だが有名な女性声優が集まっていたらしく、付き添いに来ていた山口からも半ば諦められ「樹元、これは駄目だ。勢いだけで行って来い!お前にはフレッシュさしかない!」と告げられるほどだった。そんな中において、ド新人がまさかの大抜擢ということもあって、本人もビックリしたという。
アフレコ
初主演ということもあって、アフレコは初めてのことだらけだったため、大変だった第1話が一番印象に残っているという。樹元はモニターを見る余裕もないほど緊張しており、「自分より周囲が大変だったのではないか」と語っている。
なお、抜擢の契機を作った山口がパートナー妖精フラッピ役として入ることになり、自分の事務所の新人が主役ということもあり、彼女と同じように緊張していたらしい。本編のパートナー関係よろしく、二人三脚での作品作りだったようで、樹元は山口からいろいろとアドバイスやダメ出しをもらっていた他、台本のチェックなどきめ細やかなフォローまでしてくれたとのこと。
先のエピソードを含め、本人曰く「勝平さんには頭があがらない」とのこと。
相棒となった美翔舞役の榎本温子はキャリアが上なこともあり、緊張する樹元にフレンドリーに話しかけてくれて、変身シーンなどは全て合わせてくれるなどいろいろフォローしてくれたとか。なお現場では「樹元に合図を送りつつ、画面を意識しつつ、さらに台本も見る」という先輩らしい気配りもあったとか。この声優同士の演技合わせの関係性は、実は先代のふたりとクリソツである。なお、初対面なのにお互いすぐ打ち解けられたのは双方一目惚れだったかららしい。
最初の悪役であるカレハーン役の千葉一伸は、戦闘シーンにおいていろいろ指導をしてくれたという。リハーサルでトチると「今ならプリキュア倒せるぞー、やってしまえー」など、おどけたやりとりもあったとか。また、新人でなかなか金銭面では苦慮していた樹元に、モエルンバ役の難波圭一はタクシー代を出してくれたという。
作品を経て
その結果、二人はオリあつという中の人カップリング単語が出来るほど仲の良い友人(あるいはそれを越えた何か)となった。
アフレコ中はダメ出しを受けることも多かったようだが、劇場版の時に初めてミキサーに演技を褒められ、それがとても嬉しかったという。
なお、三児の子供を持つ樹元であるが、末っ子が女の子だったため、咲にちなんだ名前をつけたのだという。また、飼い猫の名前には、二人のパートナー妖精の名である「フラッピ・チョッピ」と名づけているとのこと。
そして2023年10月から放送される『キボウノチカラ〜オトナプリキュア‘23〜』で再び咲を演じる事が決まり、樹元はキャスト解禁時のコメントで
「のぞみちゃんたちが・・・え、咲と舞も大人に?!
とてもびっくりしました!と同時に、ファンとしても大人になったみんなに会ってみたい!と、作品自体すごく楽しみにしていました。
ただ・・・自分が大人になった咲を演じるのは緊張しまくりでした(笑)
でも一緒にスタジオに入った舞役のあっちゃんと演じていたら、やっぱり二人でのかけあいは懐かしくて嬉しくて。
その二人の雰囲気を役を通して感じてもらえたらいいなって思ってます。
オトナプリキュア、みんなの心に届きますように。」
と語った。
関連イラスト
変身前の姿と変身後の姿のタグの使い分けに関する注意と配慮について
日向咲としての姿しか描かれていないイラストに対して、別の姿である『キュアブルーム』や『キュアブライト』のタグを付ける行為は、日向咲とは異なる姿のイラストだけを見たい人にとっては検索妨害になってしまうので、そのような行為は避けるべきである。
また、日向咲とは異なる姿しか描かれていないイラストに対して、『日向咲』のタグを付ける行為に関しても同様に避けるべきである。
中にはもちろん、別の姿のタグが付けられている事を気にしない人もいるだろうが、検索の際に気になるという人もいるため、そのような人への配慮としてタグの使い分けをしっかりと行う事が推奨される。