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キボウノチカラ〜オトナプリキュア‘23〜

きぼうのちからおとなぷりきゅあ

オトナプリキュアシリーズの1つ。プリキュア初期シリーズの外伝であり、その未来の姿の可能性の一つを描いたものである(各シリーズの正式な続編ではない)。
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多様性が時代のキーワードとなり、自立的で選択的な生き方が模索される2023年―。


これまで子どもたちに向けて、さまざまな可能性や希望ある未来像を伝え続けてきた「プリキュア」の新機軸として、幅広い世代のみなさんに向けた新たなストーリーをお届けします。どうぞご期待ください!

      ── NHKサイトでの初報


概要編集

プリキュアシリーズ初の外伝作品にしてYes!プリキュア5シリーズスピンオフ

プリキュア5シリーズとしては2作目の『GoGo!』以来15年ぶりとなる3作目のテレビシリーズになる。

NHK Eテレで2023年10月7日から12月23日まで放送。

プリキュアシリーズ初の2月以外での放送開始兼越年せず終了する1クール作品となった。

大人に成長した夢原のぞみ達の活躍を描く。


プリキュアシリーズ20周年記念企画の一つとして制作された。

「オトナプリキュア」というタイトルはプリキュア5のメンバー達が大人に成長した姿を描くという意味と子供時代にプリキュア5を観ていて今は大人になった層に向けた作品という二つの意味合いがある(プリキュア5は約15年前の作品なので、リアルタイムで見ていたという記憶がある人は、小さく見積もっても18歳新成人以降である)。


なお、変身前のキャラクターたちは大人に成長しているのだが、変身後は少女時代の姿に戻る。

つまり大人の姿のままプリキュアになる訳ではない


この点は賛否両論であるが、「子供時代にプリキュア5を観ていて今は大人になった層に向けた作品」という側面から、ターゲット視聴者が知っているままの姿のプリキュアを出して懐かしがらせる方が訴求力があると考えられたのだろう(大人の視聴者と言っても、プリキュアオールスターズ映画で定期的にプリキュア5の活躍を見ている大きいお友達ではなく、成長の過程でプリキュアからは自然に離れたような層を意識している)。


2023年6月20日からキャラクタービジュアルとしてのぞみとりんの情報が解禁され同年8月19日に残り4人(うらら、こまち、かれん、くるみ)のビジュアルが解禁された。

また日向咲美翔舞をはじめとする『ふたりはプリキュアSplash☆Star』の登場人物もそれぞれ時を経た姿で登場する。


TV本編から何年後で何歳になったのかはあえて厳密には設定されてないがプロデューサーの村瀬亜季によると「おおまかに10年後をイメージ」(アニメージュ誌2023年11月号より)、「社会人2〜4年目くらいのイメージ」(アニメディア誌2023年11月号より)とのこと。

3話でカフェ&バーTimeでのぞみたちと、咲と舞が出会うが、面識があった為「オールスター映画」で共闘した経験があることがわかる。


大人向け」「スピンオフ」「NHKでの放送」等、従来のシリーズには見られなかった実験的試みとなる。エピローグも希望とも絶望とも取れる終わり方であり、ある意味90年代にある『未来は人の善悪ひとつで何時でも変わる』『歴史は繰り返される』を言い合わせられる。

なお、NHKの放送とは言え、オリジナルシリーズで製作に関わっている朝日放送グループのABCアニメーションも製作委員会の一員となっている。


通常のテレビシリーズを制作する東映アニメーションに加え本作では新たにスタジオディーンが参加した共同制作体制となり、プリキュアシリーズを含む東映アニメでは殆ど置かれていない撮影監督、音響監督、アニメーションプロデューサー等の役職が存在する。


この異例な企画が実現した経緯は、NHKがSDGsに関する何かをやりたいと考えていたことに端を発する。同局で放映されている『おしりたんてい』や『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』でエグゼグティブプロデューサーを務めていた鷲尾天にその話が持ちかけられたところ、鷲尾が「それならプリキュア20周年企画としてやりたい」と無茶振りしたら、それが通ってしまったのだということ(参考)。

このような経緯のため、作中にはSDGs関係の描写が盛り込まれている。


また、敢えて「大人向け」を標榜しているため本家ではぼかされることがあった「離婚」というマイナスイメージの強いワードをそのまま使用した上でその理由を細かく描写したり、大人でなければ理解できない場面や発言が多い、成長した元プリキュアメンバーが若手社会人特有の悩み(いわゆるクォーターライフ・クライシス)を抱えながら仕事に励む姿や飲酒シーンが描かれるなど、作風はむしろ仮面ライダー(特に平成4作目)に近い。


翌日放送の本家『ひろがるスカイ!プリキュア』を併せて見ている視聴者も多く、両者の作風の違いはよく話題になる。


公式での位置付け編集

放映前はプリキュア5シリーズの正式な続編と宣伝されていたのだが、実際は本編とはパラレル設定のスピンオフ作品であり、正統続編ではないというコンセプトで制作されている(故に、本編との矛盾点が意図的に描写されている)

アニメ誌でのスタッフインタビュー記事では『それぞれのTVシリーズに極めて似た出来事が起こりつつも、ある時期を境に、現実寄りにシフトした出来事が続いていった世界線の出来事であり、TVシリーズの後の時代で本作と同じことになるとは限らない』『のぞみ達の固定された未来ではなく、起こり得る未来の可能性の一つにすぎない』と語られていた。

これは他作品でいえば、『仮面ライダークウガ』と『仮面ライダーアギト』、『ドラゴンボールGT』と『ドラゴンボールDAIMA』、『ドラゴンボール超』のような関係に近い。


ただし、このことはオトナプリキュアの作中では明示されておらず、第一話のアバンで「未来は選択一つで変わる、未来の可能性は無限にある」というニュアンスのセリフとビジュアルだけでパラレル設定を暗示している。その他にも、日向咲の妹・みのりフラッピチョッピの存在に触れられない、『ふたりはプリキュアSplash☆Starの後期に登場した形態であるキュアブライトキュアウィンディも登場しないどころか、存在に触れられないなどの点がある。だが、アニメ誌のスタッフインタビューなど読んでいない大部分の視聴者にとっては『正統続編』と受け取ったであろうということは否めない。


この作品の特筆すべき点として、Yes!プリキュア5シリーズだけでなく『ふたりはプリキュアMaxHeart』『ふたりはプリキュアSplash☆Star』のキャラクターたちも登場することがある。しかしその一方で、その三世代作品以外のプリキュアが確認されていないことが言及されており、『ちょ〜短編 プリキュアオールスターズ GoGoドリームライブ』で三世代のプリキュアが面識を持った後、その他のプリキュアオールスターズ映画作品群に繋がらなかった世界線である事が示唆されている。(咲と舞がココをよく知らなかったのも『ちょ~短編』の事件以外で出会うことがなかったと考えると一応の辻褄はあう)

メタ的な言い方をすれば、Yes!プリキュア5GoGo!』を最後に鷲尾天プロデューサーが現場を去ったことでプリキュアシリーズが終わり、『フレッシュ!プリキュア』以降が制作されなかった場合の世界線だと言える。


本作中では、ある日を境に変身アイテムのキュアモが消失し、それ以降はプリキュアへ変身できなくなったことが語られている。のぞみは「大人に成長したから、自然にプリキュアの資格を失ったのだろう」と解釈していて、事実、本作でのぞみ達がプリキュアに再変身するには時間を逆行させて肉体を一時的に少女時代の姿に戻さなくてはならないとされている。


本作の登場キャラクターたちは年月の経過で性格と思考の変化が大きく、往時の面影が薄れた者もいる。そのため、大人になって現実の厳しさを知ってしまうとプリキュアの力を失うことを描いているように見えるのだが、制作側からのインタビューでは変身者の加齢による精神の変化でプリキュアへの変身能力は失われることはないとのこと。


本作と同時期に正規シリーズとして放映されたひろプリでは成人のプリキュアをレギュラーキャラに出しているので「大人になったら、無条件でプリキュアになれなくなる」というのはそれと反するメッセージになってしまう。

制作側としては、この点はファンに誤解して欲しくないと強く思っていたようである。


作中では「大人になったから、プリキュアの力は失われた」というのはのぞみがそう解釈しているだけで、真実は作中では明かされておらず、インタビューでも言及されていない。ただ本作は『5GoGo』での戦いを最後に敵は現れず、プリキュアは必要なくなった世界線でもある。だから、のぞみたちからプリキュアの力が失われたのは、使命から解放されたと考えるべきものだったのかも知れない。そもそも作中描写を見る限り、キュアモが失われたのは成人後ではなく高校時代までの間のようである。

(作中で大学の受験勉強をしていた頃の回想場面でののぞみは髪型がストレートヘアになっているが、キュアモが失われたことを示唆する場面では髪型はTV版と変わっていない)


だが、のぞみにとってキュアドリームになる事は自身の青春そのものであり、自己のアイデンティティを得られるきっかけであったため、作中ではココ(プリキュア)と不和を生じさせてしまう場面があるなど、能力を無くした後から、物語開始時まで心のどこかで虚しい気持ちを抱き続けていたことも示唆されているので、この物語は彼女の青春に一つの決着をもたらす出来事であるととれる。


※メタ的な話をすれば、「かつての姿のままのプリキュアを活躍させることで視聴者のノスタルジーをくすぐる」というコンセプトが先にあったため、若返らないと変身できないという状況を作る必要があったというのが真意であろうが、その点は様々な意味で不評であった(これまでのシリーズと違い、資格者の加齢で能力が自然に失われたように思われるからだろう)という。その批判を他山の石としたか、本作の後に制作された『過去作のプリキュアが客演』する作品では、資格者から往時の変身能力は失われていない。したがって、今後に公開されるであろうプリキュアオールスターズ作品に登場するであろう、最初期世代のプリキュアたちは本作とはまったく別の道を辿り、本編終了後も戦士として戦い続けているであろう世界線の存在である事になる。


ストーリー編集

おっちょこちょいなところもあるが、いつも明るく前向きな夢原のぞみ

どこにでもいる普通の中学生だった彼女は、

パルミエ王国からやって来た不思議な妖精・ココと出会い、みんなの希望を守るため、希望のプリキュア・キュアドリームとして仲間と力を合わせ強大な敵に立ち向かった。


それから時は過ぎーオトナになったのぞみたち。


それぞれの道を未来に向かって進んでいた。

仕事にプライベート、仲間、家族、恋 、楽しく忙しく過ごしながらも…

オトナになってからの悩みや壁に苦悩を抱える日々。


そんな中、突如、人間を襲う謎の影ーシャドウーが現れて…!


時計塔の鐘の音が響くとき、オトナになったのぞみたちの新たな物語が動き出す!


※公式サイトより抜粋


登場人物編集

ゲストキャラについてはキボウノチカラ〜オトナプリキュア‘23〜の登場キャラクター一覧を参照。


『プリキュア5』からのキャラクター編集





『Splash☆Star』からのキャラクター編集





『ふたりはプリキュア』からのキャラクター編集



今作のオリジナルキャラクター編集



※1 基本的にノンクレジット(りん・こまち未登場時のみクレジットされる)

※2 『Splash☆Star』放送時は「太田」姓。

※3 予告動画で確認される謎の存在

※4 ストーリー紹介で言及される怪物


オトプリの呼称表(メインキャラクターのみ)編集

が\にのぞみりんうららこまちかれんくるみ
のぞみわたしりんちゃんうららこまちさんかれんさんくるみ咲ちゃん舞ちゃん
りんのぞみアタシうららこまちさんかれんさんくるみ咲ちゃん舞ちゃん
うららのぞみさんりんさんわたしこまちさんかれんさんくるみさん咲さん舞さん
こまちのぞみさんりんさんうららさんわたしかれんくるみさん咲さん舞さん
かれんのぞみりんうららこまちわたしくるみ咲さん舞さん
くるみのぞみりんうららこまちかれんわたし咲ちゃん舞ちゃん
のぞみちゃんりんちゃんうららちゃんこまちさんかれんさんくるみちゃんアタシ
のぞみさんりんさんうららさんこまちさんかれんさんくるみさんわたし

スタッフ編集

原作:東堂いづみ

シリーズディレクター:浜名孝行

シリーズ構成:成田良美

キャラクターデザイン:中嶋敦子

音楽:佐藤直紀

アニメーション制作:東映アニメーション/スタジオディーン

製作:2023キボウノチカラオトナプリキュア製作委員会


主題歌編集

オープニングテーマ編集

ときめき

歌:いきものがかり

作詞・作曲:水野良樹

編曲:島田昌典


エンディングテーマ編集

雫のプリキュア

歌:キュア・カルテット五條真由美うちやえゆか工藤真由宮本佳那子

作詞:只野菜摘

作曲:高木洋

編曲:馬瀬みさき


挿入歌編集

夢でいっぱい

歌:春日野うらら(CV.伊瀬茉莉也

作詞:只野菜摘

作曲:間瀬公司

編曲:馬瀬みさき


各話リスト(ネタバレ注意)編集

以下の表にはストーリーの詳細が記載されています。ネタバレ防止のため、大きく改行を入れています。































話数本放送日サブタイトル初登場キャラ※1ストーリー
12023年10月7日ミライノカタチ片桐るみベルシャドウエターナルとの戦いから年月が経ち、大人へと成長したのぞみは、小学校の教師になっていた。ある日、生徒の片桐るみが「父親の都合で転校する」とのぞみに告げる。なんとか転校を撤回させたいのぞみは、るみの父親と面談するがうまくいかない。悩みをりんに打ち明け、街中で突如変身の掛け声を叫んだのぞみ。するとその声に反応して、うらら・こまち・かれんが集まった。そして、再会を祝して女子会を飲み屋でやろうとした時、先に到着したくるみとも偶然に合流した。
22023年10月14日ケツイノスガタ滝川毱子6人が久しぶりに集結し、それぞれの近況を話し合った。一見順風満帆に見えるのぞみたちだが、各々苦労も多かった。その頃、パルミエ王国ではシロップが不思議な花のつぼみを見つけていた。さらに、のぞみたちが住む世界ではシャドウが出現し、街中の人々の影を次々に狙いシャドウを増殖させていた。のぞみもシャドウの影に危うく飲み込まれそうになったが、現役当時のキュアドリーム姿に復帰しシャドウの影を何とか一蹴した。
32023年10月21日ココロノキオク篠崎ナナかれんが勤務する病院に入院している篠崎ナナは、先の見えない将来の不安からかれんに怒りをぶつけていた。その後かれんは、仕事帰りにくるみと食事をし、泥酔したくるみをかれんの自宅で寝かした際に医者になる夢を持ったことを思い出す。それでも『医は仁術』を実践するために、かれんはナナの脚よりも先にナナの心に寄り添えるように自身の中学時代のエピソードや医師を志した経緯を語る。その甲斐があったのか、ナナがかれんに心を徐に開くようになった
42023年10月28日マヨイノツバサ佐々木香穂広告代理店のグラフィックデザイナーとして働く舞に、彼氏から別れる意思のメールが送られる。後日、咲に呼ばれパンの移動販売を手伝うことになった時に、舞は咲に悩みを打ち明ける。そんな時、団地の住人がシャドウになる姿を目撃する。大量のシャドウに囲まれた2人だったが、古びた団地のリノヴェイションのための視察にやってきたブンビーや、パルミエ王国から駆け付けたシロップのおかげで2人は難を逃れる。シャドウが住民を本格的に襲撃する以上、仕事や悩み事を各々抱えながらも、のぞみたちのプリキュア活動がいよいよ本格化しようとしている
52023年11月4日ノゾミノノゾミのぞみたちはいつものようにTimeで飲み会を行う中、ココの話題となる。ココとのぞみは、のぞみが大学を卒業して以来会っていないという。一方、パルミエ王国のナッツはのぞみたちがプリキュアに変身した事と不思議な花「タイムフラワー」に因果関係があるのではないのかと推測し、不吉な予感を感じたナッツはシロップと共にのぞみたちが住む世界へと向かう。ナッツとの再会も束の間、くるみたちはシャドウの気配を感じ現場へと向かう。のぞみはベルの手によって異空間に連れ去られるが、そこへココが駆けつける。のぞみはドリームに変身しシャドウを一掃。ココとの思いがけない形での再会に、のぞみは思わず大粒の涙を流していた。
62023年11月11日ホノオノユラギジュエリーデザイナーのりんは、社内コンペ当日に寝坊してしまう。さらに、会社へ向かうタクシー車内で目撃したシャドウに気を取られた結果、コンペで落選してしまう。後日、かれんと『大空の樹』へと向かい、りんはコンペでの失敗とシャドウを目撃しながら誰にも言えなかった事の苦悩を明かす。そこへシャドウが出現。りんはルージュに変身することが可能になり、アクアと協力してシャドウを撃破する。
72023年11月18日ウレイノカジツ舞台女優として稽古に励むうららだったが、演出家・滝川毱子が納得する出来には至らず、稽古を休むようにと言われ落ち込んでしまう。そんな時、シロップがうららが住むマンションにやって来る。シロップから励まされ少しずつ元気を取り戻すと、うららはシロップと共に新しい曲を作ることになる。完成した曲はダークナイトライトちゃんねるにも紹介されるなど反響が大きかったが、アンチからの心無いコメントも多々あった。そのアンチコメントを投稿したスマートフォンから出現したシャドウに対し、うららはレモネードに変身。シロップと協力して一掃する。休養が明け稽古に戻ったうららは、「食いしん坊の天使」という自分なりの天使のイメージを舞台に持ち込むことを毱子に伝えたのだった。
82023年11月25日ワタシノマチ和菓子屋の配達先に到着したこまちは、店前に止まっている1台の救急車を目撃。近所の住民である山口の話から、シャドウの被害に遭ったと気付く。シャドウはこまちたちが住む街とその周辺のみに出現していることを発見したこまちは、この街に詳しい人物から聞き取り調査を思いつき、山口から「この街の裏ボス」と言われる人物に会うことを薦め、こまちはのぞみ・ココと一緒に裏ボスに会いに行く。その裏ボスとは、雪城さなえであった。さなえは、戦時中の辛さを時計塔の鐘の音に助けられたと語る。さらに、時計塔の鐘に描かれている天使の名前は「ベル」であることを教える。その後、調査のために訪れた時計塔付近から現れたシャドウに遭遇。こまちは再びミントに変身し、ドリームと共にシャドウを撃退。だが、パルミエ王国のタイムフラワーが何かの異変を起こしたのと同時にのぞみは突如倒れてしまう。
92023年12月2日フタリノキズナパン屋の手伝いが一段落した咲は、舞とベーカリーカフェに出かける。パンの話になると話が止まらない咲だったが、美味しいパンを作れるようになるため、フランスへ留学する事を考えていた。大空の樹で舞に悩みを話している時、シャドウが出現。満と薫も駆けつけピンチを救おうとするが苦戦を強いられる。しかし、咲と舞はブルーム・イーグレットに変身しシャドウを圧倒した。その後、咲は両親にフランス留学の相談をすると、あっさりと了承を得ることができたのであった。一方、のぞみは依然としてタイムフラワーの影響で突如倒れる現象が続いていた。
102023年12月9日サイゴノヤクソク倒れてしまったのぞみは、病院でかれんに診察してもらったが異常は見つからなかった。異変を察知し駆け付けたナッツから、タイムフラワーが密接に関係し、タイムフラワーがしおれた時は命を落とすことを意味すると推測、ココからプリキュアに変身することをやめるよう忠告される。だが、次々に現れるシャドウに立ち止まることを良しとしないのぞみたちは、ココたちの静止を振り切って再びプリキュアに変身。時計塔からベルが姿を現すと、滅んだ未来の街を見せられる。ベルは、街を滅ぼした原因は人間たちにあると言った。その頃、雪城家に居住している雪城さなえの傍にあのふたりが…………
112023年12月16日ミライノオワリ街を滅ぼした原因は、環境を破壊した人間にあるとベルは言う。すなわち、街を守るために自分勝手な考えをする人間をシャドウにしていたのだ。プリキュアたちは次々に現れるシャドウに立ち向かうが、多くのシャドウが合体し巨大なシャドウの姿になると、結界が破壊され巨大シャドウが現実の世界に現れ、街の破壊を開始。この行動を想定していなかったベルに、巨大シャドウの触手が襲い掛かるが、ドリームが間一髪でベルを救う。だが、タイムフラワーのタイムリミットが刻一刻と迫り、ドリームの苦しさも大きくなっていく。動けないドリームに巨大シャドウの触手が襲い掛かろうとしたとき、キュアブラック・キュアホワイトが駆け付け絶体絶命のピンチを救ったのだった。
122023年12月23日キボウノチカラブラック・ホワイトに続き、シャイニールミナスも駆け付けたが、巨大シャドウの力に圧倒される。その頃、満・薫はダークナイトライトちゃんねるでこの戦況を生配信、強い心を持たなければシャドウを倒せないことを伝える。さらにブンビーも、プリキュアに応援するだけではなく自分たちで動かなければ変わらないことを伝える。これが街の人々の心を動かし、大いなる力と昇華。そして、バタフライエフェクト・シャインドリームを放ち、遂に巨大シャドウを撃退するのだった。プリキュアたちに未来を託すことができると確信したベルは、漆黒の天使の姿から純白の天使へと生まれ変わりどこかへと去って行くのであった。だがその時、タイムフラワーが枯れ、のぞみは意識不明の状態に陥ってしまう。街は平穏を取り戻し、夢に向かって未来へと歩み始めた中、1週間経っても意識が戻らないのぞみ。しかし、病室を訪ねたココの祈りが通じ、のぞみは意識を取り戻す。そして2人は、永遠の愛を誓うのであった。

※1 過去作未登場キャラに限定して掲載。


各種配信サービス一覧編集

放送リアルタイム配信・放送直後に1週間見逃し配信開始編集

  • NHKプラス ※見逃し配信の視聴にはNHKの受信契約が必要。

放送後日曜正午配信スタート編集

  • U-NEXT

放送後火曜正午配信スタート編集

  • Amazon
    • 東映アニメチャンネル

放送後金曜正午配信スタート編集

  • ABEMA
  • Amazonプライムビデオ
  • dアニメストア
  • DMM TV
  • FOD
  • hulu
  • Lemino

放送後土曜0時配信スタート編集

  • auスマートパスプレミアム
  • J:COMオンデマンド
  • みるプラス
  • TELASA

ドン・キホーテとのコラボ編集

第1弾編集

2023年12月2日(土)より、ドン・キホーテの対象店舗にて「キボウノチカラ~オトナプリキュア’23~」の描き下ろしイラストを使用した商品をドン・キホーテにて発売することが決定した。

新規描き下ろし「レトロモダン」をテーマにした、のぞみたちの新規商品が登場!


第2弾編集

2024年8月24日(土)より、ドン・キホーテの対象店舗にてサマーウェディングをテーマにした「キボウノチカラ~オトナプリキュア’23~」の描き下ろしイラストを使用した商品をドン・キホーテにて発売することが決定した。

「キボウノチカラ~オトナプリキュア’23~」新商品発売決定!

ショートノベル編集

Blu-ray&DVDの購入特典についてくるブックレットにショートノベルが載っている。


巻数タイトル備考
1オサケノチカラかれんが、お酒に関して失敗した黒歴史が明らかに。
2ユウコノチカラ健太と優子の結婚や咲の婚約までの経緯について。

関連イラスト編集

キボウノチカラ〜オトナプリキュア'23 放送待機!

↓預言者

うららの成人祝い

その他

オトナプリキュア楽しみだ~!


関連動画編集



関連タグ編集

オトナプリキュア

オトナプリキュアシリーズ

NHKの本気

お姉様プリキュア

年齢変更

ちょ~短編プリキュアオールスターズGoGoドリームライブ


外部リンク編集


オトナプリキュアシリーズ」タグ編集

1.キボウノチカラ〜オトナプリキュア‘23〜2.魔法つかいプリキュア!!~MIRAIDAYS~

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オトナプリキュアシリーズ おとなぷりきゅあしりーず

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