概要
『キボウノチカラ〜オトナプリキュア‘23〜』に登場する花。
キュアローズガーデンに蕾の状態で現れた。
刻を告げる花と言われているが、詳細は不明。
花弁が時計の文字盤のような形状をしている。
この内、2話で1輪が咲くと夢原のぞみが、再びキュアドリームに変身できるようになった。
3話でかれんがキュアアクアに変身した時も咲いたが、同話でくるみもミルキィローズに変身したが、彼女はこの時点でタイムフラワーの咲いた描写は無かった。
尚、第5話でのナッツの発言によると不吉な存在との事だが…?
続く第6話にて、パルミエ王国に伝承があることが判明。
しかし、終盤に不穏な輝きを発した後にのぞみが倒れてしまうという事態が発生した。
9話で日向咲と美翔舞がキュアブルームとキュアイーグレットに変身したときにも咲いた。これで計8輪が咲いたことになり、くるみもタイムフラワーの力で再変身した事が示唆された。
(ただし、本来は変身に妖精の力が必須のはずのキュアブルームと、キュアイーグレットの変身を実現させた事から『プリキュアへ変身している往時の肉体を、大人の肉体を依り代にして出現させているか、一時的にその状態に再構築している』とも考えられる)
しかし、そのうちの1輪の花びらが散ると、再びのぞみが倒れてしまった。また、花が完全に枯死すると、キュアドリームの変身も強制解除され、昏睡状態に陥った。そのことから、プリキュア変身者が恒常的な変身能力を喪失する前に、そのエネルギーを一定程度収集し、開花した際の有事に際し、資格者であった者に一時的に往時の力を供給するバックアップバッテリーの役割があると思われる。また、有事が終わった後、全員のタイムフラワーが枯死した事から、有事に際しての解決方法を(元)プリキュア資格者にもたらす花という事がわかる。
あくまで有限の力だからか、花に蓄えられていたエネルギーが減少し始めると、プリキュア資格者の肉体に尋常ではない負荷をもたらす。のぞみはキュアドリームの状態でありながら、負荷に耐えきれなくなり、最後の戦闘で何度も卒倒しそうになり、ついにはその場で動けなくなるほどであった。また、他のプリキュアも必殺技が思うような威力を出せない場面が描かれていたので、時間経過と変身の繰り返しによるパワーの減少により、戦闘能力が減退するリスクを持つらしい。
枯死の前兆として、キュアドリームに変身した状態でありながら、その場でのぞみが卒倒してしまう事態が発生していた。その事から、タイムフラワーはある人物の強く願う奇跡を一時的に叶えるが、その代償がとてつもない代物であることが示唆されている。
作劇上の事情
このタイムフラワーはメタ的事情として、プリキュア5のメンバーが大人になり、年齢相応の悩みを持つ事を描くため、変身にカタルシスを持たせつつも、視聴者が全面的に往時を懐古しないようにと、若返り変身にはリスクがあるというのを示すために生み出された側面が強い。また、松来未祐女史の逝去でチョッピのCV付きの登場が(代役を立てるか、ライブラリ出演しか手段がない)極めて困難に陥り、本来の変身方法を新規に行い難くなったキュアブルームとキュアイーグレットをどうにか登場させるための苦肉の策でもあると思われる。
関連タグ
トケイソウ:花弁の形状が似ている。また、パッションフルーツは時計草の仲間。
ナキサケーベ:時計草に関係する名前のプリキュアが敵時代に使役した怪物。今までの使役怪物より強力だが、使役者の命を削っていた。
タイム(カードキャプターさくら):Eテレの戦う魔法少女の某先輩で時を操る力を持つが、使用するに膨大な魔力を必要とし、主が倒れたことがある。