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友の魂だけでも

とものたましいだけでも

『海賊戦隊ゴーカイジャー』第30話のサブタイトル
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放送日:2011年9月18日
脚本:香村純子 監督:渡辺勝也

あらすじ

お宝ナビゲートをするナビィ
ナビィ「スケボーが得意なライオンが近付いている』。こんなん出ました。」
伊狩鎧は、「スケボー」というワードから、それが、超獣戦隊ライブマンイエローライオンだと推測する。しかし、さすがの鎧でもイエローライオンが何処にいるのかまでは知らなかったため、いつものように足で探すことになった。

宇宙帝国ザンギャックの旗艦ギガントホースでは、前回体調を崩したワルズ・ギルが復調し、健康の喜びを噛み締める。
とそこに、ひとりの宇宙人がギガントホースにやって来た。

大科学者ザイエン


ワルズ「おお、ザイエン!ザイエンではないか!」
インサーン「大科学者ザイエン様ともあろうお方が、こんな辺境の星に何の御用ですの?」
同じ科学者のインサーンは、ザイエンの登場に些か機嫌が良くない。
ザイエン「フッ、安心したまえインサーン。別に君の仕事を奪うつもりはない。私も本国で忙しくしている身なのでね。
私はバリゾーグの生みの親として、様子を見に来たのだよ。脱走兵シド・バミックを改造し、バリゾーグとして殿下に献上したのはこの私だからね。」
ダマラス「現在の所、異常は見られない。剣の腕も昔のままだ。」
ワルズ「何より、俺に忠実なのが素晴らしい。」
バリゾーグ「お褒めに預かり光栄です、ボス。」
ワルズ「おお、そうだ!いいことを思いついたぞ!」
果たして、ザンギャックの次なる作戦とは…?

ゴーカイジャーは片っ端からスケボーをしている人々に尋ねてみるが、鎧が生まれる前に戦っていた人物であるため、なかなか見つからなかった。
その時、ジョーアイムの2人の前で、ベビーカーが階段を下りていく。
と、偶々通りかかった男とジョーがベビーカーを受け止めた。
アイム「ジョーさん。」」
男「おう、赤ちゃん無事だぜ。え?」
怪訝そうな顔をするジョーとアイムだったが、
アイム「では、あなたもジョーさんとおっしゃるんですね?」
男「大原丈ってんだ。こっちは?」
ジョー「名乗る必要があるのか?」
丈「いいじゃねえか。『袖振り合うも多生の縁』って言うだろ?」

と、そこに人々の悲鳴が聞こえた。ボクサーがザイエンに襲われていたのだ。
ザイエン「恐れることはない、お前は生まれ変わるのだ。宇宙一の天才、このザイエンの手によってな!」
ジョーとアイムは大原丈の前でゴーカイジャーに変身する。
丈「お前ら…そういう事ね。」
ジョーとアイムが戦っている傍で、大原丈は襲われたボクサーを救出。自身も生身でゴーミンと戦う。
ジョー「やるじゃないか。」
丈「『昔取った杵柄』ってやつよ!」
その一言にジョーとアイムは再び怪訝そうな様子だった。
ザイエン「おのれ、よくも邪魔を。」
ジョーとアイムはデンジマンにゴーカイチェンジ。デンジアッパーでザイエンを殴り飛ばした。
ザイエンは一時退却する。

アイムは、ザイエンが落とした三角形端末に気付く。
丈「こう見えても、俺は科学者なんだよね。」
丈が端末を操作すると、そこに映っていたのは、バリゾーグの生体だった。
丈「これは設計図だな。あの野郎、さっきのボクサーをこいつに改造するつもりだったんだ。」
と、ジョーの脳裏に苦い過去がフラッシュバックする。そして意を決したかのように丈に問いかけた。
ジョー「あんた、科学者だって言ってたな。この設計図から分からないか?改造された人間を、元に戻す方法を!
いつも冷静沈着で自らを厳しく律しているジョーが感情的になっている姿に、アイムは唯事ではないと察知する。
丈「今は何とも言えねえな。こいつをもっとよく調べてみる。」
ジョー「…頼む。」
丈「分かった。一緒に付いて来な。」
ジョーはアイムに先に戻るように命じた。

ゴーカイガレオンに戻ったアイムは、仲間たちに報告した。
ハカセが調べたところによると、柔道空手剣道といったアスリート達が狙われていたことが判明した。
そう、今回の作戦は『バリゾーグ量産計画』だったのだ。
「強くて忠実な部下が増えれば、地球侵略など思いのままだ。」とワルズは高笑いを浮かべる。
鎧はジョーにも連絡を入れようとするが、マーベラスはそれを静止した。
マーベラス「好きにやらせてやろうぜ。気の済むまでな。

大原丈に誘われてジョーがやって来たのは、科学アカデミアだった。かつて武装頭脳軍ボルトの襲撃を受けて崩壊していたが、今では再建されている。大原丈は現在、個人の研究室を持つ教授になっていたのだ。
ジョーは『もしも、シド先輩を取り戻すことが出来るなら…』と、一縷の望みに賭ける。
しかし、コンピューターが出した答えは「NO RETURN」と非情のものだった。
丈「あのザイエンって奴は確かに天才かもな。それも、一番タチの悪い。人間の優れた能力だけを残し、後はすべてを完全に機械化してやがる。改造されちまったら、二度と元には戻らない。残念だが、人間としては死んだも同然だな。」
残酷な結果にやや自嘲気味になるジョー。
ジョー「そうか…やっぱり…」
丈「このバリゾーグってのは、お前の友達だったのか?」
ジョー「…バカだな…戦うしかないのに…先輩はもういないと…わかっていたはずなのに…一瞬でも…救えるかもしれないなんて…」
丈「…バカなんかじゃねえよ。大事な仲間だったんだろ?だったら、人間でなくなろうが、敵になろうが、救えるもんなら救ってやりてえ。
悩んで当たり前だろ!?足掻いて当たり前だろ!!?
…なんてな。これは自分に言ってるのかもな。」
ジョー「…どういう事だ?」
丈「昔の話だ。人間を捨てて、地球征服を目論んだ同級生がいた。
結局…俺たちは、あいつらを救ってやることは出来なかった。だから、俺はこの学校に戻って、今でも足掻いてるんだよ。
若さで突っ走った学生が、同じ過ちを繰り返さないようにな。それを、あいつらも望んでるんじゃないかってな。
あいつらの魂だけでも救ってやりたいからな…
ジョー「魂、だけでも…先輩の、魂…」
丈「おい、同じ過ちを繰り返すなよ。」
丈の忠告を受け、研究室を後にしようとするジョーの目に映ったのは、壁に立てかけていたスケボーだった。
ジョー「ひとつ聞いていいか?あんたライブマンだったのか?」
丈「さあな…」
そう答える丈に、黄色い獅子の戦士のイメージが重なる。

イエローライオン


とある洞窟。
アイム「邪魔をしに参りました。」
ザイエンが人々を誘拐しようとする寸前に間に合い、無事に人質は解放された。
ザイエン「こうなればお前たちを改造して、ワルズ・ギル様に捧げてやろう。」
ジョー「させるか!」
そこにジョーが駆け付ける。
ジョー「シド先輩の無念。残された者の悲しみ。この悲劇、二度とは繰り返させん!
スゴーミンを鎧に任せ、逃げようとするザイエンに、ゴーカイジャーはライブマンにゴーカイチェンジする。
ジョー「行かせるか!ライブマンで行くぞ!」

ライブマンになったゴーカイジャーはザイエンを圧倒し、ゴーカイシルバーもスゴーミンを一掃する。
ザイエン「おのれ…海賊などという下等な存在に、この私が…!」
そしてジョーは「俺の手で終わらせる」と一人でザイエンに立ち向かう。
ジョー「見ていてください。シド先輩。」
ジョーはシド譲りの剣技で、ザイエンを倒す。

ワルズ「ザイエン!あああ…そんなバカな…」
インサーン「フフフ。最後はやっぱり、私の出番ね。」
ザイエンとスゴーミンがギガントホースからの光線で巨大化する。
ザイエン「この私の辞書に『敗北』の文字はない。」
ジョー「ならば今から刻み込む!」
巨大スゴーミンの砲撃に怯んでいたその時、ライブマンのレンジャーキーが光った。
アイム「ジョーさん、あの人もしかして。」
ジョー「ああ。助かるぜ、大原丈!」
ライブマンの大いなる力は、なんとスーパーライブロボだった!
鎧「うおおお!あれは、戦隊史上初めてロボット同士が合体したスーパーライブロボ!
必殺光弾スーパービッグバーストでスゴーミンを全滅させると、風雷丸を呼び出しハリケンゴーカイオーに合体する。
最後はゴーカイ風雷アタックと豪獣トリプルドリルドリームの同時攻撃で、見事ザイエンを撃破。
恐るべき計画を止めることに成功した。

その夜、ジョーはマストの上で一人ごちる。
ジョー「シド先輩。俺、もう少し足掻いてみます。あなたの魂だけでも、救えるように…」
一方のバリゾーグも、地球をただ見つめていた。

解説

海賊戦隊ゴーカイジャー』第30話で、『超獣戦隊ライブマン』のレジェンド回。
『ライブマン』は昭和63年(1988年)の放送であり、昭和戦隊初のレジェンド回となった。
脚本を担当した香村純子は、『ライブマン』が最もお気に入りで、ジョーの設定を考える上でライブマンと絡めたのは必然であった。

客演ばかりが話題になりがちだが、連絡を入れようとする鎧を制止するシーンや、ザイエンにとどめを刺すよう促すシーンなど、
短いながらも戦いを通じて積み重ねてきたマーベラスとジョーの信頼関係にも注目してほしい。

西村和彦

今回の客演はイエローライオン/大原丈を演じた西村和彦
西村は『ゴーカイジャー』放送開始前のプレミア試写会に来ていたことで、当時のスタッフと再会したことから今回の客演に繋がった。
西村和彦公式ブログ 2011年1月29日「デビュー」
また、イメージとして浮かび上がるイエローライオンのシーンは、西村本人がスーツに入った。
ちなみにオールアップした日に西村は45歳の誕生日を迎えた。
西村和彦公式ブログ 2011年8月5日「お待たせいたしました」
西村和彦公式ブログ 2011年8月21日「ターニング……」

大科学者ザイエン

今回の行動隊長を務めたザイエンの声は、中田譲治
中田はかつて『ライブマン』では武装頭脳軍ボルトボス大教授ビアス役で顔出し出演している。
中田の戦隊出演はそのビアス以来22年ぶりであり、今回の出演は『ライブマン』当時助監督だった渡辺勝也たっての希望によるものだった。

また、『ライブマン』以前では、『超新星フラッシュマン』でサー・カウラーを演じており、人体改造をしたり、実験材料として人々を誘拐しようとした点など、カウラーの要素も入っている。

今回の作戦を発案したのはワルズで、かなり理に適った作戦となっているが、代えが利かない人物(それも大幹部クラス)を直接派遣したことは大きな失敗だろう。
ワルズが部下の死を嘆き哀しんだのは、バリゾーグとザイエンのみだったことからも良好な関係だったことが窺い知れる。

ゴーカイチェンジ&大いなる力

電子戦隊デンジマン
ゴーカイブルーデンジブルー
ゴーカイピンクデンジピンク

超獣戦隊ライブマン
ゴーカイレッドレッドファルコン
ゴーカイブルーブルードルフィン
ゴーカイイエローイエローライオン
ゴーカイグリーングリーンサイ
ゴーカイピンクブラックバイソン

配色と性別がオリジナルと同じなのはレッドとグリーンのみで、ピンクは色と性別が両方変わる。
元のグリーンサイは少々気弱な性格なので、ハカセが変身しても比較的違和感が少ない方である。
オリジナル版では追加戦士であるブラックバイソンとグリーンサイのワイヤーフレームが作られなかったので、今回が本邦初公開となる。

ライブマンの大いなる力

鎧が説明した通り、スーパー戦隊シリーズで初めてのスーパー合体ロボである。
奇しくも初登場は『ゴーカイジャー』と同じく第30話である。

余談


関連イラスト

再会
先輩と青



関連タグ

海賊戦隊ゴーカイジャー 超獣戦隊ライブマン

百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊:こちらはレッドファルコン/天宮勇介(演:嶋大輔)が出演している。

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