ザイエン
ざいえん
ザンギャックの大科学者(幹部格)。ザンギャックにその高い知能を認められた有能な科学者であり、本国にある専用のラボで人体改造や邪悪兵器の開発のみに没頭するマッドサイエンティスト。
ジョーの先輩、シド・バミックを特務士官バリゾーグに改造した張本人でもあり、その人体改造は「生体部分は全て完全に機械化し、素体となった人物の能力のみを残して反映させる」というものである(つまり一度改造された人間は二度と元に戻る事ができない)。
バリゾーグのメンテナンスのため、ギガントホースを訪れた際、ワルズ・ギルの発案によりバリゾーグの量産を目論み、行動隊長として地球に降り立ち、優れた肉体を持つアスリートを拉致しようとした。
皇帝親衛隊と同様に幹部級と思われる上位の存在で特に皇帝の息子であるワルズ・ギルとも良好な関係であるため、ザンギャックでの地位は高い。
なお、ワルズ・ギルが部下の敗死を嘆き悲しんだのは、彼とバリゾーグのみであり彼自身の真意は不明だがワルズ・ギルからは『たった2人だけの自分の部下』という認識だった模様(前述の発案も『こんな自分に付いて来てくれる大切な部下に更に手柄を立てさせてやりたい』という上司として当然の心だったと言える)。
バリゾーグの様子を見にギガントホースに来るが、ワルズ・ギルの発案したバリゾーグ量産計画の行動隊長として地球に降り立つ。
優れた肉体を持つ人間を拉致する為にボクサーを攫おうと目論むが、そこへ駆け付けたブルーとピンクにゴーミンを差し向け、デンジブルーとデンジピンクにゴーカイチェンジした2人のデンジアッパーに怯むと撤退を余儀なくされる(その際にバリゾーグの設計図を落としてしまう)。
その後、捕らえた大勢のスポーツ選手をギガントホースに連れ去ろうとするが、駆け付けたブルー以外のゴーカイジャーに阻止される。
両肩の氷点触手からの冷凍ガスで氷漬けにした5人をスゴーミンに砲撃させ、ワルズ・ギルへの貢ぎ物に5人を改造しようとするが、ブルーの参戦によって形勢が逆転してしまい、ライブマンにゴーカイチェンジした5人に圧倒され、火球で抵抗するもブルーには通用せず、一刀流ソウルブレードを受け敗北。
その直後、巨大化ビームをスゴーミンと共に浴びて巨大化する。(その際に上記の台詞を口走っている。)
ゴーカイオーと豪獣神をスゴーミンに攻撃させるが、ライブマンの大いなる力によって召喚されたスーパーライブロボにスゴーミンを一掃され、最期は風雷丸の必殺奥義・乱れ桜と豪獣神の豪獣トリプルドリルドリームを同時に受け、「馬鹿な、この私が・・・!」と遺して爆散した。
そしてワルズ・ギルはたった2人しかいなかった家臣の片方を失う事となった。
生物モチーフはクラゲ。
上記の通り幹部格であるため、一応行動隊長ではないのだが『スーパー戦隊 Official Mook 21世紀』のvol.11ゴーカイジャーでは肩書が行動隊長になっている。
なお、声を担当した中田氏は過去に『超新星フラッシュマン』と『超獣戦隊ライブマン』で俳優として出演している。
ザイエンの設定も、氏が後者で演じた「大教授ビアス」(詳しくは後述)及び作中のキーワード「千点頭脳」をオマージュしている部分が多い。一方でビアスが優れた生身の脳髄を求めていたのに対してザイエンは対象を脳まで完全機械化しており、やってる事は真逆である。
また、ザイエンの登場した回はライブマンのイエローライオン/大原丈がゲスト出演した回でもあり、全体を通してライブマンのオマージュ/アンサー回と言える内容となっていた(ついでに話数もライブマンの大いなる力で召喚されたスーパーライブロボ初登場回と同じ)。
大科学者
ザンギャックの幹部格ではあるが、大科学者という肩書きを持つキャラクターが、彼以外登場していないため、大科学者自体がザンギャック内での幹部格の立ち位置の一つなのか、ザンギャック外でも通用する肩書きなのかは不明なままとなっている。
声を演じた中田は、先述の通り、過去に『ライブマン』で、「大教授」ビアスを演じており、この「大科学者」という肩書きもそのオマージュである可能性が高いが、中田が過去に出演したもう一つの作品『超新星フラッシュマン』にも、演者こそ異なるが「大博士」リー・ケフレンも登場しており、中田を中心としたダブルオマージュだった可能性も否定できない。
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