「馬鹿正直に突っ走っていくのも、嵐に捧げる戦いらしくていいぜ!」(第46話より)
プロフィール
概要
科学アカデミアに所属する学生だが、本人曰く「頭より体が先に動く」ということで、天宮勇介と常に最下位を争っていた。
スケボーが得意であり、第10話ではこれを生かしてピザの宅配のアルバイトをしていた。
武装頭脳軍ボルトの幹部となったドクター・オブラーこと尾村豪とは科学アカデミアにいた頃からの友人であり、彼が泳げないにもかかわらず、溺れていた子犬を助けた優しさを知っていた。(第3話)
第34話では、誕生日が10月21日(放送日)であることがわかり、2003年からやって来た未来人のミクから「憧れのリーゼントのお兄さん」の面影を抱かれる。(BGMは矢沢永吉の「時間よ止まれ」)
友の魂だけでも
「馬鹿なんかじゃねぇよ…大事な仲間だったんだろ…?だったら、敵になろうが、人間でなくなろうが、救えるもんは救ってやりてぇって……悩んで当たり前だろ!足掻いて当たり前だろ!!」
『海賊戦隊ゴーカイジャー』第30話『友の魂だけでも』にもゲスト出演。
ナビィのナビゲートで出てきた『スケボーが得意なライオン』を探していたジョー・ギブケンとアイム・ド・ファミーユと偶然遭遇する。その後、ザンギャックが持っていたバリゾーグの設計図を拾い、改造されたバリゾーグを元に戻せるという一縷の望みに賭けたジョーに解析を頼まれる。
解析の結果、「改造された人間の優れた能力だけを残して他は全て機械化しているため元に戻すことが不可能」だということが判明し、シド・バミックを元に戻せない事実に自らを悔やんだ時に、上記の台詞で激励した。
「昔の話だ…人間を捨てて、地球征服を目論んだ同級生がいた…結局…俺達はあいつらを救ってやることはできなかった…。だから、俺はこの学校に戻って、今でも足掻いているんだよ…若さで突っ走った学生が、同じ過ちを繰り返さないようにな…。それを…あいつらも望んでいるんじゃないかってな…あいつらの魂だけでも救ってやりたいからな…」
丈はあれから、再建された科学アカデミアの職員になり、若さゆえの自惚れや渇望で後進が道を踏み外さないように、見守っているのだ。
そして近年の戦隊において“現代社会の歪みなどから自らの意思で地球を裏切って悪魔に魂を売った挙句、最終的に救われずに死亡する人間”が全くと言っていいほど登場しない背景には、もう二度とかつての友のような人間を出してはいけないという丈達の努力が反映されているのかもしれない。
遭遇したジョーとアイムは最初、丈がライブマンであり『スケボーが得意なライオン』ということを知らなかったが、ジョーの背中を押して見送った際にジョーが研究室にスケボーを見つけ、ライブマンだということに気づく(その後、ライブマンの大いなる力を渡した際にアイムも丈の正体を察していた)。