科学アカデミア
かがくあかでみあ
星博士主導のもと、国連科学省によって設立された教育機関。
世界中から選りすぐりの頭脳を集め、人類の発展と地球の平和と未来のために様々な分野の科学者を養成し、育て上げることを目的としている。
生徒たちが日夜研究実験に励めるように、アカデミアは全寮制となっており、それ以外にも様々な研究施設を擁している。これらの施設は「アカデミア島」という離島に設けられており、生徒のみならず職員や関係者も島内に多数居住していた。
科学アカデミアでは前述した様々な分野での研究・実験の他にも、国連科学省の巨大プロジェクトとして、巨大宇宙船「スペースアカデミア号」の建造も行われており、地上では出来ない宇宙実験とそれによる成果も期待されていた。
このスペースアカデミア号の搭乗員も勿論アカデミアから選抜された生徒たちであり、物語冒頭ではその打ち上げが盛大に行われたのだが・・・打ち上げ直後に謎の飛行物体によってスペースアカデミア号は撃墜され、さらにこれも含めた謎の一団によってアカデミア島全体も大規模な襲撃を受け、スペースアカデミア号の乗組員は言うに及ばず、星博士を始めアカデミア島にいた生徒や職員・関係者もごく一部を除いて犠牲となった。
皮肉にもこの惨劇を引き起こした一団――武装頭脳軍ボルトを指揮していたのは、かつてアカデミアの生徒として才を磨いていたはずの3人の若者たちであったのである。
ボルトの襲撃によるアカデミア島壊滅の後、混乱を防ぐためにこの一件は国連により、表向きには突然の海底火山の爆発が原因であると説明され、以降も科学アカデミアは再建されることなくそのままの状態で留め置かれたが、アカデミアのシステムの中枢を担っていたスーパーコンピューターは奇跡的に生き残っており、これが後にライブマンに新たな力をもたらすこととなる。
教員
科学アカデミア学長。アカデミアの運営やプロジェクトの管理に当たる一方、コロンやグラントータスを秘密裡に建造するなど勇介たちを陰ながらサポートしていたが、ボルトの襲撃で重傷を負い、数少ない生存者の一人であった妊婦を助けるべく奮闘の末に命を落とす。
スタッフ
星博士によって作られた女性型のサポートロイド。中国娘を思わせるデザインが特徴。
博士亡き後はライブマンの指揮官的なポジションも担うようになり、普段はグラントータス内から指示を送っている。
時には自ら戦場に赴いたり、ロボの操縦を行うこともある。
星博士の要請により派遣された、国連所属の女性研究員。バイソンライナーとサイファイヤーの開発に従事していた。
学生
上記3名とも、後にライブマンとしてボルトに立ち向かうこととなる。
このうち勇介と丈は落ちこぼれ扱いされているものの、そもそも科学アカデミアに入れている時点で相当学力は高い方であることに留意されたい。
上記3名とも、在学中に星博士と袂を分かち、武装頭脳軍ボルトに身を投じることとなる。
- 相川麻里
- 矢野卓二
共に勇介たちと特に親しかった友人たちで、麻里は相川純一の姉に、卓二は矢野鉄也の長兄にそれぞれ当たる。スペースアカデミア号の搭乗メンバーに選抜されることを夢見て宇宙空間での活動用の強化スーツの実験に取り組んでいたが、実験が成功した矢先にボルトに身を投じようとしていた剣史たちを目撃し、その凶弾に倒れた。
彼らの死後、強化スーツの研究は勇介たちに引き継がれて「ライブスーツ」という形で結実し、さらにこれとは別に遺していた設計データはライブボクサーの完成に繋がった他、スペースアカデミア号打ち上げの際には星博士の許可を得て、前述した念願を果たさせるべく二人の写真も機内に置かれたが、ボルトの襲撃によってこれが宇宙に上がることは遂になかった。
- スペースアカデミア号搭乗メンバー
前述の通りアカデミアの生徒から選抜された乗員で、選抜式において複数のメンバーが名前を読み上げられている。
スペースアカデミア号の打ち上げ直後、ボフラー戦闘機に撃墜されて全員が機体と運命を共にした。
友の魂だけでも:『海賊戦隊ゴーカイジャー』のエピソードの一つ。同エピソード内において、およそ四半世紀の時を経て再建された科学アカデミアが登場しており、かつての生徒であったある人物も職員の一人となっていることが語られている。
超獣鬼:『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』に登場する戦隊怪人の1つで作中のモデルに生命アカデミアと言うイメージを使われている。