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ことーしことしあるところに…4人お供と、1人の暴太郎(アバタロウ)がいた。

桃から生まれた暴太郎!

概要

2022年度のスーパー戦隊シリーズ。

2021年12月22日に東映および各報道機関で初公開された。2022年2月9日にYouTubeの東映公式チャンネルで制作発表会見が配信された。

2022年3月6日から2023年2月26日まで放送。

本作のテーマは「日本のおとぎ話」、『桃太郎』で、『手裏剣戦隊ニンニンジャー』以来7年ぶりの和風戦隊であると言える(ちなみに、『超電子バイオマン』も、初期案では『桃太郎』を含め様々なおとぎ話を元にしようとしていた(おとぎ話の主人公の子孫にしようとしていた))。だが、上述のニンニンジャーのように和風戦隊は大半が忍者スーパー戦隊で構成されているので、忍者以外がモチーフの和風戦隊は『侍戦隊シンケンジャー』以来13年ぶりである。

タイトル名に関しては、2012年放送の『特命戦隊ゴーバスターズ』以来10年ぶりに、番組タイトルが「~ジャー」でも「~マン」でもない「〜ズ」となった。『騎士竜戦隊リュウソウジャー』以来の肩書が漢字五文字で上記のニンニンジャーから数えて3例目である(『非公認戦隊アキバレンジャー』も含めたら4例目)。しかし「暴太郎」という個人名が入った戦隊タイトルは前例がない。

色は赤青黒黄桃の比較的オーソドックスな物を採用。尚、初期メンバーでこの配色なのは『天装戦隊ゴセイジャー』以来12年ぶりの(紅一点も含めると『恐竜戦隊ジュウレンジャー』以来30年ぶりであり、令和初でもある)。

また赤青黒黄桃の組み合わせで女性が3番目にくるのは今作が初である。

一方、メンバーはこれまでの戦隊に無かったフルCGを活用した史上初の"非人型戦隊"と言う文字通りのイロモノ揃い(詳細はこちらの記事にて)。

3DCG表現は東映特撮の苦手とする分野であるが、技術の蓄積の為に敢えて挑戦するとのことらしい。

また、本作は昔話をモチーフにしていながら”和風”よりも寧ろVRMMORPGを意識した様な世界観やサイバーパンク的な作風が強く、バトルシーンでも電脳空間上のメタバースがモチーフと思しき演出が見られる。

更に前作『機界戦隊ゼンカイジャー』とは世界観のみならず、センタイギア全開合体と言ったシステムまで共有している。これまた初の事例らしく、『ゼンカイジャー』第42カイではドンモモタロウが先行出演した他(一応、全く異例というわけではなく、仮面ライダーシリーズでは『ウィザード』での鎧武や『ゴースト』でのエグゼイドのような前例は存在している)、ゼンカイジャーの主人公である五色田介人が継続して登場している。

スタッフの多くが『仮面ライダーアギト』、『仮面ライダー555』と共通しており、メインライターは『鳥人戦隊ジェットマン』以来31年ぶりに井上敏樹が起用され、パイロット監督も『星獣戦隊ギンガマン』以来24年ぶりに田崎竜太が担当する。

その他、骨組みのスタッフもゼンカイジャーから続投しており、プロデューサーは武部直美白倉伸一郎、アクション監督は福沢博文、特撮監督は佛田洋(なお、武部Pは『仮面ライダーギーツ』制作のため途中離脱)。

前作が顔出しキャストが少なかったためか、今作では逆に声優キャストは非常に少なく、声優+スーツのキャラクターはドンムラサメのみ。専属のナレーションも設定されず、鬼頭はるかを始めとする各メンバーが物語の語り部となっている。

作風

前評判として

只でさえクセが強過ぎるビジュアルに加えて井上+白倉の重くてドロドロしたシナリオに定評のある組み合わせから、発表前からSNS上では本作品への期待と不安の声が高まっていた。

そんな中で放映された第一話は、完全に巻き込まれた存在である鬼頭はるかの視点で描かれ、説明もろくに行われず謎だらけと言う挑戦的な構造に、井上節の濃い、暗い展開とぶっとんだキャラクターが多数登場し、予想されたどちらの要素も含んだ波乱の船出となった。

井上敏樹が手掛ける「革新的な戦隊」

本作は全編通して井上氏の好み・作風たる生々しい人間描写を全体にこれでもかと詰め込まれた、名称やビジュアルに反したお茶の間の子供を蹴飛ばすような内容が展開される。

白倉伸一郎Pへのインタビューで、今の子供は4〜5歳で戦隊ものを卒業する傾向にあり、『鬼滅の刃』『呪術廻戦』などのヒットから、子供だましをすれば子供にさえ見放されることを理解させられたのが理由。このことから、「正義」ひとつとってもメンバーごとに定義が違っていることを描写しているのだという。

歴代屈指の不穏な展開を積み上げていきながらも、ストーリーは濃すぎるキャラクターたちによるシリアスな笑いやぶっ飛んだギャグテイストで進行するという、二律背反な作風となっている。

基本的には過激な人間関係やカオスなコメディがウリで、それらを公式は「計算された狂気」「ドンブラ中毒」(先行登場時は前作のゼンカイ脳に倣ってドンブラ脳)と称し、twitterなどでは「頭ドンブラ」等とも言われている。

また、本作は「一般的なお約束に縛られない常識破りの戦隊」を売りにしており、「ピンクが男性」「前作の要素の引き継ぎ」「昔話モチーフだけど和風要素が殆ど無い」など、あえて戦隊シリーズのお約束や王道から外した要素や新しい要素が多く、戦隊作品の華とも言える一斉変身や名乗りも本編では36話まで無く、寧ろそれを行う事がネタ扱いされる上記動画を公式自らの手で早々に作成される程である。

その最たるものが、「メンバーは一般人が突然選ばれる」「戦闘時は現地に転移し、終了すると元の場所に戻される」というアバター要素が色濃いシステムによって「メンバー同士が互いの正体を知らない」(パーマン方式)というネトゲのギルドやソシャゲのフレンドの様な、戦隊としては異質な関係性が構築されている点。

この関係性は「スーパー戦隊ならではの新しい面白さ」を模索した結果であり、この要素によって「正体を知らないゆえのすれ違い」や「いつ正体がバレるか」という面白味が生まれている。

とはいえ、作中で「縁」が強調されるように、メンバーの関係性が希薄というわけではなく、序盤でメンバー全員が互いをドンブラザーズのメンバーとは知らないまま知り合い、その後は一個人として助け合ったり仲良くなったりと関係を深めていき、メンバー間で正体を認識した後も元の人間関係がそのまま継続している。

また、システム化された戦隊であるゆえに、本来なら「チームプレイに適さない性格」などの戦隊ヒーローとして参加するには困難な立ち位置のキャラクターでも共に戦うことができ、逆に、メンバー間の仲が拗れても、正体を知らなければドンブラザーズとして戦う分には問題ないという合理性を持つ。

上記の「常識破り」は大抵コメディチックに扱われるが、「間接的な形だがヒーロー側が私情で民間人を手に掛ける」「戦隊メンバーが怪人になる」等、戦隊のメンバーを「ヒーロー」でなく「力を手にした一個人」と表現するアンチテーゼ的要素がある。言い換えれば力を手にした自分自身をいかにしてヒーローへと昇華させていくのかを、各々違った立場・視点・価値観で歩んでいく。大人であってもそれを人間の完成形としては描いていない。

また、敵対勢力であるヒトツ鬼/ヒトツ鬼ングは、歴代スーパー戦隊をモチーフにしつつも各戦隊の要素をネガティブに捉えた背景を持っていたりと、ダークな方向での表現も多い。

ストーリー

最大の特徴として、特に説明もなく状況だけが進展し、やたらと濃いゲストキャラクターの登場と、色々と複雑な関係性を構築したレギュラーキャラクターの掛け合いだけでストーリーが進む

群像劇に近い形式で、各話のメインキャラがゲストキャラクターに遭遇し、問題を解決したり、時にはヒトツ鬼化させたりするのが基本の流れで、その傍ら他のメンバーや、時には敵との関係性を深めていく。

特に初期は、敵味方問わず正体を知らずに知り合った個々人で関係性を深めていったので、結果として相当に複雑で濃密な人間ドラマが展開されている反面、関係性の強さはムラが大きく、その話のメインキャラと確固とした関係性がないキャラクターは出番が少なくなりがちだった。

このような作風になったのは、ドン42話の東映HPによると、パーマン方式の「互いの正体を知らないヒーロー」が洋の東西問わずほとんどないためで、それをストーリーとして落とし込むに当たり「敵の襲来ではなく主人公たちを主軸に描く」ことで「日常と正体が知られないヒーローという二重生活」を描写でき、その目標点となったのが「ホームドラマ」であった。

人間ドラマがメインのため、本筋の展開はやや遅く感じることも多いが、話が進む回となると、それまでバラバラに進行していた要素を一話でまとめて回収したり、敵の正体や目的など秘匿していた情報を一話で詰め込めるだけ詰め込んで開示したりと、一気に展開が進む。情報量の多さ、展開のぶっ飛び具合、人間関係の濃密さの三つが加わって、実際の放送時間と体感の放送時間がかけ離れたように感じる視聴者も多く存在する。

その一方で、キャラクターのパワーアップやロボットの合体、必殺技の登場などの、いわばスーパー戦隊の最大の見せ場とも言えるお約束においては、キャラクターが作品内でツッコミ入れるレベルで一切の説明が無く、そもそも主人公達が戦わされる理由といった数多の謎についても最後まで明かされないという「井上脚本らしい投げっぱなし」を貫く作品でもあった一方、人間ドラマとしての伏線は最終的に怒涛の回収を成した。

裏づけとして、各話サブタイトルが昔話風である理由の1つとして「まんが日本昔ばなし」のように、設定や整合性よりも問答無用で視聴者を物語へ引き込む姿勢を主軸に置いたからで、実際50話までを終始中だるみせず突っ走ったという評をする視聴者は多い。

特に明確に倒すべき悪が存在せず、敵対する組織や怪人にもそれぞれの正義が存在しているという点では、平成ライダーの一期のようなストーリー構成。何と明確なラスボスポジションすら終ぞ登場せず、戦隊としては異例の候補論争まで起こった程。

一方で、何度も悪に走った仲間や敵組織の幹部さえ最終的に見捨てる事無く和解するという、ある意味では最も理想的なヒーロー像らしい顛末に至ってもいる。

内ゲバの多い平成~令和ライダーや、最後まで敵組織とは対立を貫くことが多い従来の戦隊とは違った物語構造だからこその展開でもある。

また、その人間ドラマ主軸の展開ゆえに総出演者数が多いのも特徴で、最終回収録後のクランクアップによって手渡した花束は合計27個にも及んだ。

圧倒的な強さを持つ1人が他の4人のサポートを受けて戦う」点ではジャッカー電撃隊獣電戦隊キョウリュウジャーに近いが、この作品を敢えて例えるなら「キョウリュウジャーの明るさを持ったジャッカー」というのが一番近いといえる(ちなみにタロウの元ネタはジャッカーの追加戦士の元ネタ)。

評価

"あの"井上敏樹がニチアサに帰ってくるということで放送前から(彼が常連であった)平成一期ライダーのファンといった大友の注目をそれなりに集めていたが、いざ放送が始まるとその濃いキャラクターと奇想天外なストーリーでそうしたファンに限らず新たなファン層をも多数獲得。

傑作玩具と言われるドンオニタイジンはトイネスランキングにて3ヶ月連続1位を獲得。スーパー戦隊シリーズのバンダイ売上は前作から20億アップしており、メモリアルアイテムは過去最大の5品販売が決定している。とはいえ、そこまで安心出来る売上ではないものの、それでも近年下降が止まらなかった玩具売上を止めたのは間違い無く大きな一歩と言えるだろう。

キャラクター人気も高く東映決算ではグッズが好評と名指しで示され東映オンラインストアは昨対248%UPを記録している。

また、ネット流行語ランキングは4位と前作の19位を遥かに上回る快挙を成し遂げ最終回のX(旧Twitter)では55万超えの呟きを記録している。

ちなみに、当記事は公式から存在が認知されている。詳細は東映HPヘ。

あらすじ

ことーしことし……

《桃太郎》をモチーフにした、いまだかつて見たことのないヒーローが誕生!

桃太郎が、サル・イヌ・キジをお供に鬼退治したように、ドンモモタロウ(レッド)が、サルブラザー(ブルー)、イヌブラザー(ブラック)、キジブラザー(ピンク)、さらにオニシスター(イエロー)とともに悪に立ち向かう。

その名も

暴太郎戦隊ドンブラザーズ』!

ルックスもチームワークも凸凹な戦士達。

アバターデータ=“アバタロウ”をロードして戦う5人は、アバタロウギアを使ってドンブラザーズにアバターチェンジ!

歴代スーパー戦隊の姿にもアバターチェンジ可能。

人間の欲望から生まれるモンスター“ヒトツ鬼”と、ヒトツ鬼を人間ごと消去しようとする謎の組織“脳人”と戦い、人々を守る!

……しかし、それはもう少し先のおはなし。

突然、ヒーローになる力を得た女子高生・鬼頭はるかが、謎の男・桃井陣に指令を受けることから世界が動きだす!

「君には仲間がいる。

 まずは“桃井タロウ”を探し出せ!

 そして忠誠を誓うのだ!」

桃井タロウはいったい誰で

どこにいるのか……? そして仲間とは……?

ドンブラザーズの物語が

いざ開幕!

さぁ〜祭りだ祭りだぁ!

登場キャラクター

暴太郎戦隊ドンブラザーズ

シロクマ宅配便で働く青年。生まれつき嘘をつくことができない正直すぎる青年で、人との「縁」を大切にする。

気まぐれに俳句を詠んでマイペースに日々を過ごす風流人(無職)。几帳面で博学なため、ご近所からは「教授」と呼ばれ慕われている。

漫画家を目指す女子高校生。夢に繋がる漫画賞を受賞するが、盗作疑惑をかけられてご破算に。

謎の男・桃井陣の指令により「桃井タロウ」とお供たちを探すことに。

無実の罪を着せられ指名手配中の逃亡者。その背景から利己的な皮肉屋で、他人を信用しない。

うだつの上がらない平凡な会社員。美容師の妻・みほと幸せな新婚生活を送っている。

「タロウに代わる者」として田舎から上京してきた熱血漢。純粋な性格で、子供のように突っ走ってしまうこともしばしば。

実は、タロウへの嫉妬、対抗意識から現れたとされる「危ないジロウ」と呼ばれるもう一つの人格を宿しており、いざ人格が切り替わると味方であれど邪魔者と見なせば即刻排除しようとする危険な人物となってしまう。

脳人

脳人三人衆

高貴な脳人の戦士。穏やかで優雅な物腰で、人間の芸術に興味を持つ。とある出来事で桃井タロウと接触し、友好な関係を築くが……

妖艶な脳人の戦士。人間の恋愛に興味を持つ。犬塚翼/イヌブラザーの正体を一番初めに知り、以後彼に執着するようになる。

粗暴な脳人の戦士。場違いなところで笑ったり泣いたりする不気味な男。人間の喜怒哀楽に興味を持つ。偶然、鬼頭はるかの「初恋ヒーロー」を読み、今までにない感情を抱くようになる。

脳人監視隊

汚れたものを非常に嫌う、潔癖な脳人の戦士。また、脳人の監察官も務めている。かつて脳人の戦士3人の体たらくぶりを見かね人間界へやって来たが、ドンブラザーズと他脳人の連携により撃退される。

しかしその後、仲間を引き連れ再び人間界へと降り立つ。

ソノシと共に元老院から派遣された、美麗な脳人の戦士。自身が美しいという事を「当たり前」と考えており、容姿に自信がある。

ソノシとともに元老院から派遣された、剛健な脳人の戦士。漫画を読むソノザに対して「くだらん」と称すなど高圧的な態度を取ったり、他人に迷惑なお節介を働く。

処刑人

ソノヤと共に送り込まれた脳人最後の刺客。

ソノナと共に送り込まれた脳人最後の刺客。

脳人レイヤー

元老院によって統括される上位世界。

脳人レイヤーから語り掛ける謎の存在。ドンムラサメを「私の子」と呼ぶが、その関係性は不明。

脳人レイヤーからやってきた謎の戦士。主にマザーの指示に従い行動する。

ドンモモタロウやドンドラゴクウと同じく「ドン」の名を冠するが、詳細は不明。

所謂本作の戦闘員。……なのだが、戦闘員と言うよりも脳人レイヤーの一般住民という呼び方の方がしっくりくる上に、基本的にはヒトツ鬼には洗脳に近い状態で使役され、獣人からは捕食対象として狙われる等、歴代戦闘員の中でも屈指の不憫な存在

獣人

人間に成り代わり世界を侵食する謎の怪物。ソノイ達脳人からもその存在を危惧されている。

獣人の中でも下位の存在。「猫は気ままに遊ぶ」という習性通り、本能のままに行動する。

ある程度喋る事は可能だが、基本的には唸り声を上げたり人間に危害を加えるなど、人間社会に溶け込める程の知性はない。様々な個体が存在し、集団行動も多い。

獣人の中でも中堅の存在。猫獣人とは違い獰猛な性質を完全に抑制できるなど、人間社会に溶け込めるほどの知性がある。「物語を紡ぐ」という習性はコピー元の「夢」によるもの。

獣人の中でも最上位の存在であり、獣人の森の管理人。100年もの間生きており、獣人の中でも最高齢の個体。しかしコピー元の寿命が尽きたことから自身の死も近づいており、自身の跡継ぎとなる者を育て上げている。

しかし、その跡継ぎの代わりとなる者が現れる。

ドンブラザーズの協力者

桃型カプセルで人間界に流れ着いたタロウを拾って育てた。何らかの罪を着せられ不思議なプリズンに収監中だが、アバターとして各所に出没できる。

鬼頭はるかがアルバイトをしている「喫茶どんぶら」のマスター。多くを語らないが、何やら秘密ゼンカイの謎の男。ドンブラザーズをサポートする。

略称表

  • に(相手)➡
  • ⬇が(自分)
タロウ真一はるかつよしジロウソノイソノニソノザ介人
タロウ猿原はるか犬塚翼/イヌ雉野ジロウソノイソノニソノザマスター
真一タロウ/桃井はるか犬塚雉野君→ジロウソノイソノニソノザマスター
はるかタロウ猿原さん/教授犬塚※/ワンちゃん雉野ジロウソノイソノニさんソノザ→編集長マスター
桃井お前雉野ジロウソノニマスター
つよし桃井さん猿原さんはるかさん犬塚さん/イヌさん君→ジロウさんソノイマスター
ジロウタロウさん/タロウ猿原さんはるかさん犬塚さん雉野さん僕/お前→ソノイさんマスター
ソノイタロウ/ドンモモタロウ真一貴様ソノニソノザ
ソノニドンモモタロウ猿原犬塚翼→翼メガネ→雉野ソノイソノザマスター
ソノザタロウ/ドンモモタロウ真一はるか雉野ソノイソノニマスター
介人タロウはるかちゃんイヌブラザー雉野?→ジロウソノニ

※:はるか→翼:本人がいる時は「犬塚さん」になる?

戦いの構図

人物関係が非常に濃いばかりでなく、陣営関係も独特であるため、どの陣営が何を目指して行動して戦うのかを大雑把に解説する。

ドンブラザーズ脳人
対ドンブラ-ヒトツ鬼へのスタンスの違いから交戦
対脳人ヒトツ鬼と化した一般人を消させないよう戦う-
対ヒトツ鬼暴徒と化しているので元に戻す自分たちの世界を平穏にするため歪みとして消す
対獣人人間世界への侵食を止める自分たちの世界の拠り所である人間を守るため戦う

各話リスト

話数のカウントは「ドン◯話」と表記される。また、サブタイトル名は全て漢字が使われておらず、昔話のタイトルのような物で統一されている。

サブタイトルヒトツ鬼ヒトツ鬼ング備考や関連ワード放送日程
1あばたろう騎士竜鬼ング
  • ドンブラザーズが結成
  • オニシスターとキジブラザーがメンバー入り
  • ドンゼンカイオー初合体
2022年3月6日
2おおもも、こもも烈車鬼烈車鬼ング3月13日
3あかりどろぼう快盗鬼-
  • サルブラザーがメンバー入り
  • ドンモモタロウアルター初合体
3月20日
4おにぎりのおに超力鬼-3月27日
5たてこもったイヌ警察鬼警察鬼ング変身前の初期メンバーが一堂に会する4月3日
6キジみっかてんか動物鬼-キビ・ポイント解禁、脳人の目的4月10日
7せんせいのむれ地球鬼地球鬼ング真一とタロウの特別授業4月17日
8ろんげのとりこ魔進鬼-4月24日
9ぼろたろうとロボタロウ特命鬼-5月1日
10オニがみたにじ海賊鬼-5月8日
11イヌのかくらん手裏剣鬼-
  • 獣人の暗躍
  • 雉野みほの正体
  • オニ、サル、キジ互いの正体がバレる
5月15日
12つきはウソつき宇宙鬼宇宙鬼ング
  • タロウの馬鹿正直さ矯正計画
  • ドンオニタイジン初合体
5月22日
13さよならタロウ獣電鬼獣電鬼ング5月29日
14みがわりジロウ高速鬼高速鬼ング6月5日
15おかえりタロウ激走鬼-6月12日
16やみおちスイッチ恐竜鬼恐竜鬼ング6月19日
17ひかりとつばさ鳥人鬼鳥人鬼ング
  • 翼の過去が明らかに
  • ソノニとソノザにイヌブラザーの正体がバレる
6月26日
18ジョーズないっぽん--ドンムラサメ初登場7月3日
19もしもしユーレイ炎神鬼炎神鬼ング井上和彦が顔出し出演7月10日
20はなたかえれじい五星鬼五星鬼ング
  • ジロウがドントラボルトに初変身
  • 劇場版のリンク回
7月17日
21ごくラーメンどう侍鬼-
  • 先代サルブラザー登場
  • はるかがソノザに拐われる
7月24日
22じごくマンガみち電磁鬼電磁鬼ングはるかVS椎名ナオキ7月31日
23イヌ、いぬになる獣拳鬼獣拳鬼ング8月7日
24むすこ、ににんばおり忍者鬼忍者鬼ング8月14日
25ヒーローしごとにん大鬼大鬼ングつよしリストラされる8月21日
26フィナーレいさみあし--最終回じゃないもうちょっとだけ続くんじゃリバ●ス最終回に便乗する総集編8月28日
27けっとうマジマジ魔法鬼魔法鬼ング
  • タロウVSソノイついに決着!?
  • ドンオニタイジン&虎龍攻神初共闘
9月4日
28ひみつのヒミツ科学鬼科学鬼ングトラドラオニタイジン初合体9月11日
29とむらいとムラサメ爆竜鬼爆竜鬼ング
  • ソノイの葬儀
  • ドンムラサメが新たな力に目覚める?
9月18日
30ジュートのかりゅうど超新星鬼超新星鬼ング
  • ドンブラザーズと脳人が共闘
  • 獣人の行動が活発化
9月25日
31かおバレわんわん天装鬼-
  • 翼、ついに正体がバレる?
  • イヌとキジの譲れない戦い
10月2日
32けっとうソノ2轟轟鬼-10月9日
33ワッショイなとり太陽鬼-オミコシフェニックスゴールドンモモタロウ登場10月16日
34なつみミーツミー特捜鬼特捜鬼ング10月23日
35おりがみのうた超獣鬼超獣鬼ング
  • 獣人が本格的に活動開始
  • 翼、獣人に!?
10月30日
36イヌイヌがっせん救急鬼救急鬼ングトラドラオニタイジン極登場11月13日
37イとニとザとシ星獣鬼星獣鬼ング新幹部ソノシ登場11月20日
38ちんぷんかんクッキング電子鬼-翼が料理対決11月27日
39たなからボタンぽち邪鬼邪鬼ング12月4日
40キケンなあいのり未来鬼未来鬼ング
  • はるか運転免許取得に挑戦
  • ソノニと翼の逃避行、ムラサメが翼に従うこととなる
12月11日
41サンタくろうする光鬼-脳人、サンタになる12月18日
42ドンびきかぞく秘密鬼秘密鬼ング猿原一家全員集合12月25日
43トキかけナゾかけ--椎名ナオキの正体判明!?2023年1月8日
44しろバレ、くろバレ超電子鬼-
  • 翼VS鶴獣人
  • ついにドンブラザーズの6人同時変身!
  • 翼とソノニ、恋の終わり
1月15日
45カカむらガガむら百獣鬼百獣鬼ング
  • 翼の歓迎会
  • タロウ&翼、ジロウの故郷を訪問する
  • ソノゴソノロク
  • ペンギン獣人登場!?
  • 新戦隊、まさかの先行公開!!
1月22日
46なつみのよのゆめ--ドンブラザーズvs獣人、ついに決着!?1月29日
47ドンノーかいぎ-
  • ドンブラザーズと脳人が手を組む
  • ドンブラザーズ二度目の全滅の危機!?
2月5日
489にんのドンブラ
  • 猿原とソノイ、2人のブルーが新生ドンブラザーズを救う!?
  • 全レジェンド戦隊のアバタロウギアが揃う
2月12日
49さいごのおもいで王様鬼-
  • 最後にして最強のヒトツ鬼登場!
  • 元老院からの最後の刺客、ソノナ&ソノヤが登場!?
2月19日
最終話 (50)えんができたな--ドンブラザーズ最後の祭り2月26日

音楽

スタッフクレジットはオープニングに集約し、エンディングは本編ラストから次回予告・提供テロップにかけてのBGMとして使用されるという平成ライダーに近いフォーマットになっている。

その為、前作と同じくOPでダンスをしている

オープニングとエンディングの歌手が同じ名義となるのは『星獣戦隊ギンガマン』以来24年ぶり、同じ人が双方に参加する場合でも『海賊戦隊ゴーカイジャー』以来11年ぶりとなる(ゴーカイジャーではオープニングを担当した松原剛志がproject.Rの一員としてエンディングを歌唱した)。

作詞:及川眠子

作曲・編曲:フワリ

歌唱:MORISAKI WIN

作詞:渡部紫緒

作曲・編曲:坂部剛

歌唱:MORISAKI WIN

作詞・作曲・歌唱:大西洋平

編曲:渡部チェル

  • ドン12話挿入歌『出陣!ドンオニタイジン』

作詞:八手三郎

作曲:山下康介

歌唱:濱野大輝

  • ドン12話挿入歌『キララ・スマイル』

作詞:金子麻友美

作曲:久下真音・金子麻友美

歌唱:吉良きらら(和泉風花)

  • ドン15話挿入歌『君のヒーロー』

作詞:及川眠子

作曲・編曲:山下康介

歌唱:谷本貴義

  • ドン24話挿入歌『燃えろ!虎龍攻神!』

作詞:八手三郎

作曲:山下康介

編曲:亀山耕一郎

歌唱:NewJack 拓郎

作詞・作曲:高取ヒデアキ

編曲:籠島裕昌

歌唱:桃井タロウ(樋口幸平)・ソノイ(富永勇也)

  • 挿入歌『わっしょいわっしょい!』

作詞・作曲・編曲・歌唱:岩崎貴文

  • 挿入歌『Dark・Shark・Rock』

作詞・作曲・編曲:フワリ

歌唱:ドンムラサメ(村瀬歩)

  • キャラクターソング『アバターパーティー!ドンブラザーズ!』

作詞:八手三郎

作曲・編曲:大石憲一郎

歌唱:ドンブラザーズ脳人

関連映像作品

劇場版

2022年7月22日公開。本作品の単独劇場版作品。内容の一部は本編ともリンクしている。

Vシネクスト

2023年5月3日より期間限定上映、同年9月27日にDVD&Blu-rayが発売。

前作『機界戦隊ゼンカイジャー』とのクロスオーバー作品かつ、本作の最終回から1年後を描いた後日談。

2024年4月26日より期間限定上映、同年10月9日にDVD&Blu-rayが発売予定。

次作『王様戦隊キングオージャー』とのクロスオーバー作品。上記の『ドンブラVSゼンカイ』後を描いた物語。

スピンオフ

本編放送開始前の2022年3月1日よりYouTubeにて配信開始された短編動画で、同じ桃太郎イメージのヒーローである仮面ライダー電王とドンブラザーズのコラボ映像。全3話。

2022年3月9日よりYouTubeにて配信開始された短編動画第2弾。ドンモモタロウが、ヒトツ鬼に襲われていたはるかを助ける為にアバターチェンジを披露、はるかがセンパイジャーについて紹介する。

2022年3月30日よりYouTubeにて配信開始された短編動画第3弾。本編では見られないスーパー戦隊らしい名乗りを披露する。

2022年12月25よりTTFCにて配信。『忍風戦隊ハリケンジャー』とのクロスオーバー作品。

2023年8月27日よりTTFCにて配信。『爆竜戦隊アバレンジャー』とのクロスオーバー作品。

2023年11月5日よりTTFCにて配信。『暴太郎戦隊ドンブリーズ』の活躍が描かれる。

余談

名称について

  • 発表当初、ファンの間でメンバーの特殊なビジュアル以上に物議を醸したのが、暴太郎戦隊ドンブラザーズと言う前代未聞の名付けである。
    • ドンブラザーズと言う、あけすけに言ってダサい名前に加え、「暴太郎」と初見ではどう捉えて良いのかも分からない戦隊名に困惑する者が続出した。
    • ドンブラザーズに関しては、桃太郎の桃が川から流れて来る時のオノマトペである「どんぶらこ」に由来したネーミングと思われる。
    • また、「暴太郎」に関しては「世に蔓延る悪事を暴く者」と言う意味合いがあり、変身を「アバターチェンジ」と呼称し、変身後の姿が「アバター戦士」と呼称されている事から「アバター」とも掛けている。
  • この暴太郎戦隊の部分に関しては、「アバター戦隊」にするか「桃太郎戦隊」か悩んでいた所、「まとめて『暴太郎』でいいじゃん」と言う事で現在のタイトルに決まったとの事。

ヒーローショーでの再現。

  • イヌブラザー、キジブラザーの体型がCGならではのデフォルメ頭身の為、各地で行われるヒーローショーの着ぐるみがどうなるのかが放送前から話題になっていたが、イヌブラザーは大きめのマスク、キジブラザーは高めのブーツを用いることで番組内の体型を表現している模様。

中国放映

  • スーパー戦隊シリーズとして初めて中国で公式に公開された作品となった。
    • というのもそもそも中国ではパワーレンジャーが展開されているアメリカとは違いスーパー戦隊は全く人気がなく、公式も翻訳版を出すことがなかったが、絶大な支持を得ていた仮面ライダーシリーズの評判がやや下がり気味だったところで非公式サイトにて人気が爆発、結果公式自らが中国語版を出すという流れになったのだとか。
    • しかし、本作は戦隊シリーズの中でもかなりクセの強い作品である上に繋がりのある前作が存在するため、キラメイジャー辺りから始めれば良かったのではというファンの声も。
    • これについては、現地での政治情勢を根拠に、本作の作風だからこそ放映が可能であったという見方も。

本作は多くの部分が謎に包まれているが、一番の謎は世界観だろう。

単に「後先考えないウケ狙いばかり詰め込んで、決める事すらしなかった」という身も蓋もない説が有力だが、強いて挙げるなら視聴者によって三つの仮説が立てられている。

ゼンカイジャーのその後の世界説

ドンブラザーズの世界はゼンカイジャーと地続きに繋がっているというもの。

これだとゼンカイジャー最終回(複数の平行世界との交流が進んでおり、キカイノイド含むその住人が来訪している)並びに介人の設定と矛盾してしまうが、ドンブラザーズの介人はある存在が擬態した姿と考えれば説明がつく。

ゼンカイジャーのIFルート説

トジテンドではなく脳人に目をつけられたゼンカイジャーの世界というもの。

そこから派生してドンブラザーズの世界とゼンカイジャーの世界は別々に存在していて接点がないのではないかと考察するファンも存在する。

仮想世界説

脳人が何らかの実験目的で作った仮想世界というもの。

本作のテーマがアバターということで立てられた説だが、脳人の世界と人間界はリンクしているという設定もあるので可能性は低いと思われる。

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暴太郎戦隊ドンブラザーズ
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