獣電鬼ング
じゅうでんきんぐ
倒された獣電鬼のパワーが脳人レイヤーに積み重なって誕生した、巨大な獣電モデルのヒトツ鬼ング。
黄色いトサカの赤い恐竜を模した兜を被った頭部を持ち、両腕に黄色い鋭利な突起が生えている、甲冑の様なスキン・“強き竜のキング”を身に纏っている。
鈍重そうな見た目とは裏腹に軽快で、激しいサンバのリズムに乗りながら史上最強のステップで攻撃するカーニバルスキルを得意とし、相手からの攻撃を驚くほど見事に避ける事ができる。
出現時には獣電鬼同様、どこかで聞いた様なサンバの音楽が流れ、既視感のあるステップを踏むが獣電鬼と違い、より元ネタのステップらしくなっている。
但し、動きこそ身軽だが強力な攻撃手段は持たないので、動きを封じられればあっと言う間に巻き返されてしまう。更に台詞からして、相手に構われようと無駄に周りで動き回る傾向もある様子。
撃破された獣電鬼の欲望が暴走して変貌を果たし、直後に何所かで聞いた様なサンバの音楽に乗せたダンスを披露しながら脳人レイヤーに顕現した。
これを迎え撃つべく、ロボタロウ達はドンオニタイジンに合体・巨大化して脳人レイヤーに降臨、直接対決となる。
サンバを踊りながらドンオニタイジンのキジンソードを振るう攻撃をかわした為、イヌからは「野郎……サンバでちょこまかと」と鬱陶しがられてしまう。
しかし、右肩のキジの口から放つ「キジミサイル」を不意に浴びて怯み、そこへオニのオニキックが放たれ、その内の一発が脛に当たって痛がり、背後の建物にぶつかりながらうずくまる。
これで動けなくなった所を「一騎桃千・ドンブラパラダイス」で一刀両断されて敗北・爆散した。
宿主の房子も無事解放され、(描写こそなかった物の)撃破時にキョウリュウジャーギアがドロップされた様子。
…しかし、「ドンオニタイジンへの合体後は数秒間力が抜け無防備になる」事を決別時に喋ってしまったドンモモタロウ=タロウをソノイが強襲。大上段からの袈裟切りをまともに浴びたタロウはお供達の前で消去されてしまい…。
- モデルにされた戦隊ロボは『獣電戦隊キョウリュウジャー』のキョウリュウジン。登場時のBGMは言うまでも無くガブリボルバー及びガブガブリボルバーの変身待機音ないしはガブティラの合体待機音である。
- 現状唯一モチーフの戦隊のSEが使われているヒトツ鬼ングである。
- pixivではギガントキョウリュウジンモチーフの獣電鬼ングがオリジナル怪人として投稿されている。