獣拳鬼ング
じゅうけんきんぐ
倒された獣拳鬼のパワーが脳人レイヤーに積み重なって誕生した、巨大な獣拳モデルのヒトツ鬼ング。
ヒトツ鬼ングの素体にまるで巨大なコウモリを彷彿させる(※頭部の兜がコウモリの顔へ寄せてあるデザイン)強そうでガルガルなスキン“過激な闘者”を身に纏っている。
両手に武装する、蝙蝠の羽を模した鉄扇・「ファンタスティックファン」を巧みに操り格闘するカンフースキルを得意とし、華麗に空中飛行する事も可能。
また、元々の格闘センスも高くテーブルの様な脳人レイヤーのブロックビルや虎龍攻神の武器である熱烈貫戟を自在に扱え、臨機応変に使用して戦闘する。
言うなれば、スピーディーかつハイテンポな中国カンフーの立ち回りが得意で、たまに拳の打ち合いで痛がって手をヒラヒラさせる、テーブル型ブロックビルを使った格闘がやけに大ぶりかつ手数が増える等、コミカルなアクションを見せる場面もある。
倒された獣拳鬼の欲望が暴走した事で誕生。脳人レイヤーが積み重なり、夕日の山岳地帯のフィールドへと顕現した。
すると単身で戦おうとするドンロボボルトを拘束しながらドンロボゴクウが合体し、虎龍攻神となり、飛行してこちらに向かってくる相手を迎撃して対峙。
鉄扇を用いて華麗な攻撃を繰り出すが、虎龍攻神の剣・熱烈貫戟で繰り出す剣戟をモロに喰らい、更には「素手で勝負だ!」と鉄扇を熱烈貫戟ごと投げ飛ばされてしまう。
こちらも臨機応変に格闘術で応戦するも蹴り飛ばされてしまい、ならばとテーブル型のブロックを押し込んで挟み撃ちしようとするもひらりとかわされて失敗。
更に「僕に出番を作ってくれるとは!」と挑発されたのに「ウルサァイ!」と怒り、今度は突き刺さった熱烈貫戟を引き抜いて斬り掛かるも、またも回避された上に獲物を奪い返され、反撃に回し蹴りを喰らってテーブル型ブロックを巻き込み大転倒。
グロッキーとなりながらも立ち上がり反撃しようと向かって行くが、最期は虎龍攻神の「炎虎龍々ジロウ‘sハリケーン」を食らって敗北・爆散した。
描写はなかったが獣拳鬼にされた宿主も元に戻り、ゲキレンジャーギアをドロップした模様。
また、今回にて犬の祟りのせいで犬になってしまった翼/イヌブラザーは、つよしとみほが自身の荒らしたお供物を元通りにした事で祟りが解かれ、犬小屋に繋がれた状態で自身を保護した少女が餌を与えた時に元に戻った(その後無事に解放はされた様子)。
- モチーフはゲキトージャ及びゲキバットージャ。両腕の色は元ネタの両脚をベースにしている。熱烈貫戟を奪い取る描写はおそらくモチーフが剣を使わず格闘主体だった為と、ゲキレンジャーにおける『操獣刀』の争奪戦及びこれらを元に剣を使うイメージがあるサイダイオーやゲキリントージャの要素も加えたと考えられる。
- コミカルな戦闘スタイルはジャッキー・チェンの十八番である物を使ったアクションが由来とされている。また、原典ではジャッキー・チェンをモチーフにしたキャラクターがいる。
- 高速鬼ング以来となる、元となったヒトツ鬼の頭部と異なるデザインのヒトツ鬼ングである。
- pixivでは、ゲキファイヤーモチーフの獣拳鬼ングがオリジナル怪人として投稿されている。