警察鬼ング
けいさつきんぐ
倒された警察鬼のパワーが脳人レイヤーに積み重なって誕生した、巨大な警察モデルのヒトツ鬼ング。
手甲はそれぞれ白が入り混じったピンクと深緑になっており、「トリガーキャノン」と言うキャノン砲が額に備わっているパトカーを模した“グッドなパトカー”のスキンを身に纏っている。
一方、頭部と手甲以外は騎士竜鬼ングと同型の物。
欲望が更に暴走した事でまともな判断が出来なくなった為、犯人の「逮捕」を通り越して「死刑!」と一方的な殺害宣告をしつつ、トリガーキャノンを乱射して強烈なイチゲキを与える、百発百中のショットスキルが得意。身のこなしも素早く、適当な弾幕は難無く掻い潜りかわしてしまう。
その反面反面射撃能力に特化し過ぎているらしく、瓦礫の下敷きに遭うなりして銃撃や回避が出来なくなると途端に無防備になってしまう。
倒された警察鬼の欲望が暴走して変貌。脳人レイヤーを顕現させる。
対抗すべく繰り出されたタロウ/ドンモモタロウのドンゼンカイオーに対しても、華麗な身のこなしとトリガーキャノンによる遠距離からの狙撃による弾幕で圧倒する。
ドンゼンカイオーは本編全話の巨大戦力でスピードだけなら一番速く、その身のこなしを的確に捉えて圧倒する戦闘技能がいかに半端なものではないかがわかる。
作中でもドンモモに「強い」と言わしめ、ならばと放たれた「ドンレッグバスター」も避けて優位に立つ。
タロウ「レッグバスターを躱すとは…だが、勝負は最後までわからないぞ?」
しかし、避けた銃撃が警察鬼ングの背後に立つビルの一部を壊していた為、次の瞬間には崩れたビルを避けられず瓦礫の下敷きになってしまう。
これで身動きが出来ず無防備になった所を、「ドン・ゼンカイクラッシュ」で一刀両断され敗北・爆散。脳人レイヤーは消滅し、警察鬼にされた狭山健児も元の姿を取り戻した。
また、爆発した際にパトレンジャーギアがドロップされ、ギアは五色田介人の元へ送られた。
そして介人が手にした瞬間、パトレンジャーギアはパトレンジャーアバタロウギアへと変化したのだった。
- モチーフは『警察戦隊パトレンジャー』のパトカイザー。両腕はそれぞれトリガーマシン2号と3号のカラーリングになっている。
- またスキン名からグッドストライカー(トリガーマシン形態)とも考えられ、胸部のヒトツ鬼ング共通の胸の顔を俯瞰してパトカイザーの中枢を構成するグッドストライカーを連想する事も可能。
- pixivではサイレンパトカイザーモチーフの警察鬼ングがオリジナル怪人として投稿されている