「モットツヨクゥッッ!!」
データ
全長/50.9m
体重/2086.9t
スキン/ターボ改造車
概要
倒された高速鬼のパワーが脳人レイヤーに積み重なって誕生した、巨大な高速モデルのヒトツ鬼ング。
頭部に赤いスポーツカーの様に見える赤いキャノン砲を備え、青色主体の信号機カラーの吹返が目を引く、“ターボ改造車”のスキンを見に纏っている。
また、金棒を模した大剣は逆手持ちで持つ。
両脚からホイールを展開、高速回転させて脳人レイヤーをローラースケートの様にダダッとダッシュする、高速走行のスキルを得意とする。
更には無謀な百速シフトチェンジでスピードアップし、相手をあっと言う間にクラッシュさせてしまう。
地上での機動力はかなり高いのだが、攻撃手段はヒトツ鬼ング共通の大剣で斬り掛かる位しか無い為決定力に欠ける。しかも相対したドンオニタイジンが左足を構成するイヌブラザーロボタロウのパフォーマンスにより互角の走力を発揮したので、長所面の優位も早々に埋められてしまっていた。
活躍
撃破された高速鬼のパワーが暴走した事で誕生。脳人レイヤーに顕現後は周囲の建造物を適当に壊し回っていたが、程無くドンオニタイジンが降臨し直接対決に。
しかし相手が余裕を見せている隙に両脚のホイールを展開して脳人レイヤー内を爆走、有利な状況を取る。だがこれへ「逃げ足だったら、俺の方が速いぞ!」と張り合ったイヌブラザーロボタロウの操作によって、ドンオニタイジンも超高速走行を実現。これですぐに追い付かれた挙句剣の打ち合いの隙に追い越された所で相手は空へ飛行、上空からの天空サル連撃で吹っ飛ばされブロックビルを巻き込みながら顔面から倒れ込んでしまう。
そして最期は、起き上がった所を「一騎桃仙・ドンブラパラダイス」で一刀両断され敗北・爆散。宿主の青年も無事解放され、将棋駒にされた高校生達は無事元の姿に戻った。
また(描写こそ無かったが)撃破時、ターボレンジャーギアがドロップされた模様。
…しかし、ドンオニタイジンの中核たるドンモモタロウ=タロウは、戦闘終了後に再び消失してしまった。そしてそれを物陰より見ていた桃谷ジロウは、「やっぱり終わったんだ、タロウさんの時代は…。僕の時代が来る…!」と無根拠な自信を深めていた。
その一方、戦いを終えて翼の運転するバイクに巻き込まれそうになり、怪我を負って入院しているみほの様子を見に来たつよしは、最愛の妻に危害を加えた相手に対する憎悪を燃え滾らせた結果、自らの内に秘める激走鬼を顕現させてしまう……。
余談
- モチーフは高速戦隊ターボレンジャーのターボロボ。
- また頭頂部のキャノン砲から「Vターボバズーカ」、頭の横の信号の様なパーツからスーパーターボロボの要素も混在していると思われる。
- 逆手持ちなのは高速剣ターボクラッシュのオマージュと思われる。
関連タグ
超魔神ボーマ:原典に登場した暴魔獣の1体。巨大な顔が付いた胴体が共通しており、当初から巨大化した状態で登場していた事から、ヒトツ鬼ングに近いポジションと言える。