桃谷ジロウ
ももたにじろう
ドン14話より登場した青年。
ドン15話より専用アイテム龍虎之戟を用いてドンドラゴクウに変身する。年齢はタロウや真一と同い年の21歳。
物語の始まりより21年前、次元の裂け目から籠に乗せられて山奥の華果村に落下し、近くを通りかかった駐在に拾われた後、村役場に預けられた。
それから21年間、「ヒーローになる」という己が心の声に導かれるまま、来るべきその日の為に鍛錬を重ねていたが、タロウが消滅したのと時を同じくして、それまで地元の村で勤めていた新聞配達の仕事を辞め、幼馴染のルミと地元の友人達に別れを告げて上京。
消滅したタロウに代わりドンブラザーズを率いる事になる……と本人は思っていたが、当のタロウが復活した為リーダーの座に納まることは無く、新たな戦士としてドンブラザーズに加入する事となる。
ボロ屋に一人で住んでおり、上京後はドン31話の回想シーンでの様子からNyoEATデリバリーなる某料理宅配サービスの配達員を職にしている模様(それ以前に、自宅でのシーンにて、配達用のバックが映るなど、示唆させる描写はあった)。
なお、自作のヒーロー名といいドンドラゴクウの必殺技名といい、「ファイヤードラゴン」「ライトニングドラゴンフラッシュ」と(視聴者から見てだが)ネーミングセンスは小学生レベルな模様。
純真無垢で明るく、淡々としていたり俺様系だったりするタロウとは対照的な性格。自分がヒーローになる事を断言している「変わり者」。記事冒頭に示した台詞の通り、「ファイヤードラゴン」なるヒーローネームも考えており、ヒーローとして活動する際には、和服とチャイナ服をミックスした様な独自のファッションに身を包んでいる。当然ながら単なるコスプレなので、身体能力の向上や防御性能はまるで無い。また他メンバーについて学ぶべく行動した際には各人の特徴と似た服装にしていた為、典型的な何事も形から入るタイプと言える。
この様な言動から、周囲からは「ヒーローごっこ」と冷めた目で見られており、「自分がヒーローであると思い込んでいる痛い奴」と思われていた。
とは言え、幼少期から徹底的に嫌われていたタロウとは対照的に、上記した性格もあってか村の住民達の中には呆れながらも「居なかったら居ないで寂しい」と思う者も居り、腫れ物扱いされながらも何だかんだ好かれている等、幾分か恵まれた環境にあった事が窺える。
しかも、この手のヒーロー作品では珍しいガールフレンドまで居るリア充。
逆に、タロウに対する桃井陣の様な、ジロウにとっての養父母となる人物は現時点では登場していない。
また、タロウが何事も大して努力せずともハイレベルで熟すのに対し、ジロウの方は幼少の頃から努力を積み重ねて己を磨いて来たと言う対比も見逃せない。
その一方、はるか達4人を「お供」と呼んでやや上から目線に接している点や、それでいながらも彼らがピンチの際には曲がりなりにも助けようと行動を起こす点等は、タロウとも共通している。
他にも、詳細は違えど配達に関る仕事に就いている(いた)点やドスの効いた声を持つ二重人格(後述)も同じと言える。
自分がドンブラザーズの関係者である事はその詳細は知らずとも「内なる声」として本能の様な形で理解している。上京してからも鍛錬を欠かさなかったり、戦う力を手にした時の戦闘力の高さから、ヒーローとしての素質は決して口だけでは無く本物の様である。
しかし、初登場から変身能力を得るまでの間は、脳人やヒトツ鬼に対抗出来る様な武器や変身アイテムの類は一切持っておらず(※)、出来る事もせいぜい投石が精一杯であり、戦力的には心許無いどころか足手まといという有様だった。
またヒーローとしての素質はあくまでフィジカル面に限ったものであり、共に戦う筈のお供達に対して不甲斐無いと一方的に判断し「処刑」しようと笑顔を浮かべたまま恐ろしい発言に及ぶ等、変身能力を手にした途端に不穏な一面を見せる様になる等、メンタル面での素質には怪しい部分がある。
とは言え、一応「ヒーロー=人を助ける存在」という考えそのものはあるらしく、一時的に「ドラゴンファイヤーズ」のリーダーになった際には、(売名と言う下心もあったとはいえ)まっとうに人命救助に取り組んでマスコミや大衆から皮肉抜きに評価されてもいる。
更に言えば当人は「タロウに代わる新しいリーダー」のつもりで参戦しており(というより桃井陣も「タロウに代わる者」と伝えていたため、タロウの復活自体が想定外だったというべきか)、「本当のリーダー」たるタロウの復活により、ジロウの思い描いていたヒーローのビジョンとは大きな相違が生じる事となった。加入直後のエピソードでは早くもその弊害が最悪な形で現実となることに。
※(メンバーの前に自動で現れる筈のドンブラスターがジロウの前に出て来る気配の無かった事からも、登場当初はドンブラザーズのメンバー、少なくともドンモモタロウとは見なされていなかった事が窺える)
精神的になんらかの強いショック(主に、ヒーローとして何でもできる自分を否定されること)を受けると、良くも悪くもあっけらかんとした無邪気目な性格から、「邪魔」と判断した者を敵味方関係なく無差別に襲う冷酷な性格へと変貌する。
その際はドスの効いた声になり、一人称は「俺」となる。
初めて変貌した瞬間は青白い炎を纏った、龍虎之戟に描かれたドラゴンと同じタッチの白い虎が走り回り、その炎に包まれる演出が入った。
現時点では物理的なショックで戻ることがわかっているが、本人には暴走中の記憶がない模様。ここまでみると、闇堕ちというより二重人格という方が正しいか。
公式では「闇変わり」「闇ジロウ」と表記されている。
そして本来はこの「闇ジロウ」の方がジロウ本来の人格であり、明るい方のジロウは村人との交流から生まれた副人格であることが明らかになった。
上記のとおり、ドスの効いた声で一人称は「俺」の傲慢なもう一つの性格と言う点では尊敬しつつもライバル(兼目標)として見ているタロウと同じだが、あちらはドンモモタロウに変身している間のみ切り替わっているのに対し、こちらは変身前後関係無しになんらかのトリガーで性格が顕現する。
ドン20話では再びこの「闇堕ち」状態になるが、ついにこの性格及び上記の虎が、形を持って現れた*。
公式によると2つの姿をもつ理由は今後語られていくという。
要するに、方向性が違うだけで彼もまたタロウと同様に「人格的な問題」を抱えている。
しかも(独善的な性善説に基づくとは言え)多少なりとも「お供達」を信頼しているタロウに対して、前述の「処刑」発言の下りから察するに「お供達=自分がヒーローになるのに必要なだけの存在」としか思っていない事が見て取れる。
また他者の心情を慮ったり共感する能力がかなり弱い。新入りとしてドンブラザーズのメンバーの事を知ろうと独自に彼らの真似をしてみるが、タロウの仕事場に付いて行って仕事の仕方をそっくりそのまま真似るだけで仕事への心構えは理解しない上に、彼に「尊敬する人物は居ない」と聞くとあっけらかんと「そう言う事なら僕も尊敬するの止めます!」と言い放つ、はるかを真似て漫画を描いては「良いですよ、盗作しても」と宣う、雉野が提出した出資を募る企画書を読みもせず褒めそやした上10円だけ出す、ヒトツ鬼になった理由が妻のみほにある事を知ると離婚を提案する等、形だけ真似て本質を理解出来ないせいで無意識ながら的確に各人の地雷を踏み抜いている。
他方ではるか達のタロウへの想いを知った際には迷い無く土下座で謝っており、その行動パターンは0か100かの両極端且つ良くも悪くも場当たり的でもある。その為、ある意味ではひたすら(ネガティブな意味で)子どもっぽいと言えなくも無い。こうしたよくも悪くも子供らしい彼と、闇堕ち(?)状態のドスの効いた声の状態(下記)の彼のギャップが凄まじい故か、演者の演技力の高さを称賛する声も多い。
この様に彼の周囲に対する姿勢は(本人的には)悪意の無い真摯な物であるが、その一方で余りに自分本位且つ相手の心情を顧みない物であり、タロウとは別の意味で「人の心が分からない」人物である事が窺える。空気を読まずに余計なことをやらかすその言動は、はるか達を辟易させるだけでなく、基本的に心が乱される事の少ない脳人達をもってして、ソノイから「無粋な奴」、ソノニから「マジでウザい」とそれぞれ思わず怒りを含んだ素の感情を漏らしたり、初対面の人間でさえ「なんかウザい」と直感して敢えて無視しようとするなど、やはりタロウとは違う意味合いで煙たがられている。
公式サイトではジロウのこのキャラクター性に対して「悪意がないのが悪」「闇というか、裏表がないというか、井上キャラの発露というか……。要は、ジロウくん事自体には、なんの悪意も無いところがミソ。悪いことをしようとしているわけではなく、どこまでも自分の夢と憧れを追ってしまった結果なのですね。」(全て原文ママ)と表現している。
フォローすると独善的かつ幼稚っぽい考えは元々の物だが、処刑などのサイコパス発言は素でも闇ジロウの部分が小さく染み出ているのかもしれない。
心の闇との邂逅、そして成長
素の性格はともかく、危険な闇ジロウの一面についてはドン23話にて本人も自覚している模様で、邂逅した際自分の心の奥底を理解し、素直に受け入れた。
また素の部分も少しずつ成長してきているのがうかがえる(ドン25話)。
さらに闇ジロウの獰猛な性格も把握できてきたのか、下記のドン27話では多勢に無勢と見るや自らドントラボルトにチェンジして闇ジロウを顕現させ、闇ジロウの荒々しい戦法を利用して敵を任せ一掃させている。
闇ジロウもジロウの成長にともない、少しずつだが性格が軟化しており、己の存在意義に悩み始めたドンムラサメを「死にたがっているようだ」と評して戦わず心を通わせる、という行動をみせるようになった。
- ドン14話「みがわりジロウ」
タロウを喪った中で脳人との戦いを余儀無くされていたドンブラザーズの4人の前に、自身の活躍のチャンスとばかりに現れて記事冒頭の台詞と共に参戦するも、実際にやった事と言えば「集めて来た石を投げるだけ」という何ともショボい攻撃であり、サルブラザーとオニシスターとキジブラザーに連れられて強制的に戦線を離脱させられ、挙句の果てにはるかには「自分達をお供と呼んで良いのはタロウだけ」とまで言われ、まるで受け入れて貰えなかった。
- ドン15話「おかえりタロウ」
その後自身の内なる声に導かれるまま、激走鬼に変貌したつよしとサルブラザー・オニシスターの戦いの場である地下駐車場に駆け付けた際、自身の変身アイテムである龍虎之戟が漸く登場し、晴れてドンドラゴクウとして覚醒。紆余曲折を経てソノイの与えたチャンスによって復活したタロウと、初めてにして息の合った戦いを見せ付け、再度激走鬼に変貌したつよしを元に戻した。
- ドン16話「やみおちスイッチ」
ドンブラザーズの新人としてメンバーへの挨拶回りを行っていたが、恐竜鬼の騒動の最中だった為に邪魔をしてしまったり、手土産が見当外れだったりで反感を買ってしまう。
挙句、タロウにも「後継者」である事を否定され「お前はお供だ」と言われた事で完全に暴走。
暴走時のエピソードは闇ジロウを参照。
しかし、変身解除したジロウは自分がドンブラザーズを襲撃した事を全く覚えておらず、恐竜鬼が糸を引いたと思い込んで攻撃、ドンドラゴクウアルターも駆使して翻弄する。
撃破された後に出現した恐竜鬼ングはドンオニタイジンに倒され、落ちて来たジュウレンジャーのアバタロウギアはその手の中でドラゴンレンジャーのギアに変化した。
尚、暴走した際、何やら虎の様な鳴き声と共に青白い炎が浮かび上がっており、その正体が何であるのか不気味な兆候を見せた。
- ドン17話「ひかりとつばさ」
目立った活躍はなかったが、翼が人芝居打つべく変装したブラックワックワデビルを不審者と思い込み対処するという わりと真っ当な行動に出る。
鳥人鬼戦では筋斗雲さながらにニンニンジャーアルターにゴクウアルターで搭乗して上空から攻撃、その勢いでドンニンニンドラゴクウアルターヘと合体して翻弄。
本体に戻り、「僕がいないと、ドンブラザーズはダメですね。」と相変わらず上から目線気味に参戦するもソノザが目の前でサルブラザーと交戦していることがわかるとドラゴンレンジャーヘアバターチェンジ、結果的にサルブラザーからソノザを引き受ける。
獣奏剣の音色も駆使してソノザを圧倒し、「まるで、お兄さんになった気分です!」と感想を述べるも、タロウに「意味がわからん!行くぞお供達!」と先の発言が癇に障ったのか、お供にやや八つ当たり気味な形で一蹴されてしまう。
- ドン18話「ジョーズないっぽん」
自身がお供扱いなことに不満を持ちついにタロウに直談判する。するとタロウは「俺に不意打ちを食らわせ、俺から1本取ってみろ。取れたならお供から格上げする(要約)。」と格上げを賭けた、グループのYoutuberがやるゲーム企画じみた試験を提案。不信感を拭いきれていないドンブラザーズも「万能超人なタロウが1本取られたところを見たい」と加わり、一時的に結託してあちこちで不意打ちに出るもことごとく防がれてドンブラザーズ共々カウンターの罰ゲームを食らうはめに。
とっておきとして、桃井陣から仕入れた情報「子供の頃にいなくなってしまったカブトムシのギィちゃん」を利用し(幼少期、性格が災いして友達がいなかったタロウにとってギィちゃんは友達同然だった)
「ギィちゃんが帰ってきた」と吹聴して隙ができたところを狙うというお前らそれでもヒーローかと言うレベルのいともたやすく行われるえげつない行為を用いた暴挙にも近しい作戦に出る。
タロウは予想以上に動揺しながらギィちゃんを血眼で探し始め、 4人で一斉に打とうとするも直前で罪悪感がうずきだし全員リタイア。
···したところへドンムラサメが襲来し、犬塚を除いて5人で同時変身を披露。変幻自在な攻撃に惑わされるはるか達をよそにドンモモとコンビネーションでドンムラサメを追い詰め、ならばとムラサメが繰り出したドンムラサメアルターにもハンムラビ法典よろしくドンモモタロウアルターとドンドラゴクウアルターで連携を取って押し続け、ムラサメを撤退に持ち込んだ。
- ドン19話「もしもしユーレイ」
炎神鬼と戦うドンブラザーズに加勢しようとするも、ドンムラサメが乱入してきたため1対1に。アルターチェンジせずに等身大のニンニンジャーアルターを召喚し搭乗するという奇策でムラサメを翻弄し、撤退させた。
闇ジロウを参照。
- ドン22話「じごくマンガみち」
冒頭、いつの間にか素の状態に戻っており(どう戻ったか経緯の説明は無かった)喫茶どんぶらでドンブラザーズ一行に暴走を詫びていた。
タロウからは真一(達)の猛反対を押し切って「いつ襲われるか緊迫感があって面白い」とドンブラザーズへの加入(?)を実質許される。
その後どんぶらを出てドンドラゴクウの名は内なる声が教えてくれたと明かすと、タロウはドンモモタロウと同じく「ドン」の名を戦士に冠していることから自分同様ドン王家の末裔ではないかと考察する。
それに対して「じゃぁ、タロウさんは···僕のお兄さん!?」と感情を高ぶらせるも「いや、無いな」とあっさり否定され(;-;)とした顔でタロウを追っていた。
その後電磁鬼戦では、ドンブラザーズに戦隊名も5を冠し追加戦士もいないファイブマンへとアバターチェンジされるという明らかに制作側から悪意さえ感じる形での扱いでハブられた。
その後もやたらと邪険に扱われ、仕方なくキョウリュウゴールドとなって乱入してきたドンムラサメを撤退させ嬉しげにタロウにアピールするも、一同は既にドンオニタイジンとなって空の上 (脳人レイヤー)という、一部視聴者からすれば闇ジロウになってもおかしくないあんまりな扱いを受ける。もう許してやれよ。
その活躍ぶりを目にしたジロウは、「やはり僕にも必要だ···ロボタロウの力が···!」と決意の拳を握り固めるのだった。
- ドン23話「イヌ、いぬになる」
故郷に帰り旧友と顔を合わせ、力を得たことも告白(反応はまちまちだった)。ルミにはドンドラゴクウの変身を披露し、話が本当であることを証明した。
その後旧友との再会を機に心機一転、獣拳鬼と翼を欠いたドンブラザーズの戦いに加勢しようとするがその直後唐突に闇ジロウが体から分離して実体化し、自身の影=「危ない自分」と邂逅。
「こ、これが···まさか···
もう1人の···僕···!?」
自身の内なる影と対話をし、 「お前は桃井タロウを敬い過ぎている···。だからタロウを越えることができない」「感じます···君はタロウさんを嫌い過ぎている」とお互いの本質を理解。
しかしそれ以上はいがみ合うでも拒絶するでもなくジロウは「でも、僕には君が必要だ」と素直に闇ジロウを受け入れ、同時にドンドラゴクウ、ドントラボルトにアバターチェンジ。二人同時に獣拳鬼に挑み、そのまま「内なる声が教えてくれる。今の僕たちならいけます!」とドンロボゴクウ、ドンロボボルトへとチェンジすると更なる猛攻を加えた。そして獣拳鬼ングが出現するとそのまま攻撃を続けようとした闇ジロウを捕まえ虎龍攻神への大合体を果たし、必殺奥義『炎虎龍々ジロウ'sハリケーン』で獣拳鬼ングにとどめを刺した。
- ドン24話「むすこ、ににんばおり」
闇ジロウに憑依された状態でドンブラザーズを蹴散らしながら忍者鬼との戦いに乱入するも遂に自分の意思で主導権を奪い返すことに成功し、即座にドンドラゴクウにチェンジして変身状態で土下座するというシュールな絵面を生み出し、つよしをして「やり慣れた土下座!」とリアクションさせる。
···が智子に俳句を否定されて不機嫌だった真一にわざわざサルブラザーロボタロウにチェンジしてから「今日の私は機嫌が悪い!お灸だ。」と八つ当たり同然に腹パンを食らわせられて吹き飛ばされてしまう。
その後、分離した闇ジロウに 「足を引っ張っているのはお前だ」 と指摘され、「わかっています···ここから名誉挽回です!」とドンロボゴクウ、ドントラボルトにチェンジ、虎龍攻神となって出撃し、忍者鬼ング戦へ。新技「トラドラ奥義 虎抜けの術」を披露した。
- ドン25話「ヒーローしごとにん」
タロウ達がつよしの悩みを聞いて勘違いし奔走する姿を見て、変身前でありながら虎的盾鑼を使ってドンドラゴクウアルターとニンニンジャーアルターを偵察機代わりに、タロウ達の事情を探る。
そして一同の働きぶり(過労ぶり)に感激して自分も交わろうとしたところ、闇ジロウが分離して 「よせ……奴らに取り込まれるな。タロウを越える邪魔になる……」 と(ドンブラ中毒に対しての)まさかの正論で諌められる。
その後店の再建をするドンブラザーズの裏で今回の元凶がなったヒトツ鬼たる大鬼に「タロウさん達は今忙しい。僕が1人で相手をする!」となにこれかっこいいな発言をし、1人ドンドラゴクウとなって対応するも脳人が久しぶりに全員乱入したことで圧倒的不利になり苦戦。
しかし 「1人じゃない」 と結果的に闇ジロウが助太刀し、なんとか時間を稼ぐことができドンモモタロウが合流。
タロウに誉められた拍子に意識が戻り、タロウと共に大鬼を撃破。
大鬼ングが出現すると同時に闇ジロウ/ドントラボルトが分離し、(ドンモモタロウに突っかかる闇ジロウを諌めながら)ドンロボゴクウ、ドントラボルトにチェンジ。闇ジロウと共に虎龍攻神となって大鬼ングを対処、撃破した。
その際、合体前に意気揚々と「さあ、今回もいきますよ!」と号令をかけ、闇ジロウに 「今日のお前はなんか強気だな。」 と言わしめている。
- ドン27話「けっとうマジマジ」
フォローすると事情を知らなかったから仕方無いとはいえ、タロウを倒すのは自分だとドンドラゴクウとしてソノイとタロウの決戦の場に乱入。
「ちょっと待った~~~!
お前がドンモモタロウと戦うなんて10年早いです!
まずは、僕が相手をします。」
そのまま強制的にソノイとの戦闘にもつれ込む間、ドンムラサメや大勢の獣人、さらには魔法鬼が現れ混戦状態に。ついでにお供を斬れないはずのタロウに邪魔だ!と斬り捨てられた。
獣人を相手取っている間にソノニ、ソノザが参戦。2人のお膳立てでタロウとソノイが決着の場を変えるため離脱してしまい、
大勢の敵に対処しきれずにいたが
闇ジロウの荒々しい狂暴性のある戦法で一気に蹴散らすのが効率的と考えたか、自らドントラボルトにチェンジして闇ジロウに交代する。
「もう、次から次へと···!
面倒です!アバターチェンジ!」
魔法鬼ングが出現すると慣れた様子でドンロボゴクウ、ドントラボルトにチェンジし虎龍攻神へ合体。
魔法鬼ングの多彩な能力に手こずるも、タロウの決闘のために手早く戦いを済ませようとドンオニタイジンが加戦。共に魔法鬼ングを撃破した。
- ドン28話「ひみつのヒミツ」
科学鬼と戦うドンブラザーズに加戦しようとするが、闇ジロウに取って変わられる。しかし、さながらジロウの役回りを引き受けてくれたようにも思える。
撃破後科学鬼ングが出現し虎龍攻神へ合体した後、タロウからトラドラオニタイジンへの合体を提案され興味津々で乗る。
「断る!気持ち悪い。」と乗り気でない闇ジロウをなだめすかしたり捕まえたりしながらトラドラオニタイジンへの呉越同舟超絶大合体を果たした。呉越同舟は仲が悪い者同士が一時的に共闘するの意。仕方のない事ではあるがが未だタロウを始め仲間からの信頼は無いようだ。
「幼少期に次元の裂け目より飛来し、人間界にて育った」という共通の生い立ちをしており、ソノイからも「ドン王家に連なる者」と言われているが、詳しくは不明。
ジロウがドンドラゴクウとなった事で、彼が陣の言う所の「タロウの代わり」である可能性についてはやや低まったが、他方でキビ・ポイントの適用外であると明言されている等、現時点ではドンモモタロウの「お供」でも無いやや特異な立ち位置となっている。
初登場のドン14話のラストでは一時的に復活しながらも再度消滅したタロウの様子を目の当たりにした際、「やっぱり終わったんだ、タロウさんの時代は」「僕の時代が来る…!」と独りごちる等、タロウへの対抗心を抱いている様な素振りを見せていた。
一方で、そうした対抗心とはまた違った感情を抱いていた事も、続くドン15話にて明らかにされている。実は物語開始より遡ること4年前、ジロウが修学旅行で東京に来た際にタロウとも1度だけ出会っており、人を殴らない主義から一方的に殴られる事で、逆に不良達の疲弊を誘って退けたその姿にヒーローとしての姿を垣間見たのが、初対面にしてタロウに対し強烈に抱いた第一印象であった。
対するタロウも、たった1度の出会いながらジロウの事をちゃんと覚えており、完全復活した際には前述の通り息の合った連携で激走鬼を撃破している。これらの描写や以下に示したやり取りから、タロウに対して憧れに近い感情も抱いている事が窺える。
- 自分の事を覚えていてくれたタロウに対して、その手を取り笑顔で「光栄です!」と発言。
- 戦いの際に、タロウ「付いて来い!」→ジロウ「勿論です!」 タロウ「褒めてやる!」→ジロウ「ありがとうございます!」
タロウとオトモ達が、戦闘において連携らしい連携が取れるまでに相当の時間を要したのに対し、ジロウは当初からタロウと円滑な連携を図れている点でも他のメンバーと一線を画しているとも言える。
- ドンブラザーズの面々
タロウに代わって自分が率いるお供達……だったのだが、初対面では変身アイテムすら無かった手前、「守る」と言って出て来ておきながら大して力になれずリーダーとしても認められず仕舞いの上、挙句の果てに命の恩人のつよしからでさえも 「ヒーロー番組見すぎのヒーローマニアですか?」 と皮肉を交えた誤解すらされる始末だった。
また、変身アイテム入手後はドンブラザーズから見ればぽっと出の部外者(だった)同然にもかかわらず、タロウ消滅の一因が彼らの不甲斐なさにある事や、メンバーからヒトツ鬼が出てしまった事を図々しく糾弾した挙げ句に、自身が理想とするヒーローとしての在り方とは根幹から矛盾した冷酷極まりない結論に至り、記事冒頭2段目の台詞にもある通り「処刑」と口にし(視聴者を戦慄させ)、「無能な皆さんに罪を償って貰い、僕は僕で新しい仲間を作ろうと思います♪」と、理不尽過ぎる屁理屈を一方的に且つ爽やかな笑顔を浮かべながら、あっけらかんに言い放ち、この時アイデンティティである俳句が詠めなくなって自暴自棄になっていた真一が自棄気味に同意すると、「良い覚悟です」と言いながら、龍虎之戟を本気で振りかぶろうとする始末であった。
一応擁護するなら、それまでのジロウの言動を観察するに、「お供達はリーダーが全力で戦える様にサポートするのが役目」と考えている節があり、その考え自体は間違った物では無いし、彼自身生まれながらにリーダーになり得る素養があるので、その考えを持つ事も間違ってはいない。
加えて、実際「お供」の面々も、殆ど無敵なタロウの存在に胡坐をかいて戦いを楽観視していた部分も否めず、何よりあの時点ではるかは満足に歩けず、真一はアイデンティティを失って士気を無くす等、戦うには万全の状態とは言い難く、しかもそれが回復する保障も無かった。
その為、ジロウにとっては単に「足手纏いを除外してより戦い易くしよう」とだけ考えていた可能性が高い。
しかしながらそうした行き過ぎた合理性が人間の道徳に反している事は疑いようもなく、一時は処刑を受け入れていたはるかと真一も、タロウが復活し自分達を取り巻いていた諸問題も解決した後、改めて上記の言動について不信感や違和感を抱いている。
さらにドン16話の悪意はないが独善的な言動や闇堕ち騒ぎも重なり、どこかしらに危険な一面を含ませるジロウをこのままドンブラザーズのメンバーに加える事に懸念を示している。
現状でもヒトツ鬼や脳人、ドンムラサメといった敵が出現した場合は共闘こそするものの、ジロウとお供達の間には大きな溝が存在していると言わざるを得ない。
- ルミと地元の友人達
初登場時に上京するジロウを半ば冷めた目で送り出した面子。
昔から「ヒーローになる」と宣言して来た彼の事を腫れ物扱いし、その言動を妄言・妄動の類と流して来たが、いなかったらいなかったで寂しいと思っている辺り、何だかんだで対人関係は良好だった。
久し振りにジロウが里帰りして来た時、ドンドラゴクウに変身した自撮り写真を見せ付けられても当然、CGかコスプレの類と思って信じなかったものの、ジロウなりに夢を叶えたものとして、ジロウが席を外している間に称賛していた。しかし、ルミの前では別れ際に変身して見せた為、彼女は大層驚いた様子で去り行くジロウを見送る事となった。
劇中、幾度となく刃を交えた相手だったが、ドン29話にて本格的に対話。互いに自分が何の為に生きるのかを語り合った。
さて、そんな「予想の斜め上を当たり前の様に縦横無尽に闊歩する」ジロウなのだが、(ジロウ本人の人徳は別としても)当初は「桃谷ジロウが『ドンブラザーズの追加メンバー』だと信じる事が出来ない」という視聴者が一定数存在した。大筋では以下の様な経緯である。
- 名前に「変身後のモチーフ」が含まれていない(と早合点する)
ドンブラザーズのメンバーには「桃井」「鬼頭」「猿原」「雉野」「犬塚」と「姓に『変身後のモチーフ』に関連する物」が含まれているが、ジロウにはそれが無い。だとすれば「最低でも『龍(竜)』や『虎』あるいは『孫』『悟』『空』の文字が含まれる人物こそが『真の該当者』である」という考察なのだが、実際はジロウにも「(由来は少々煩雑ながらも)姓に変身後のモチーフである『桃』が含まれていた」ので(後述する「余談」も参照)、前評判は早速外れた形になった。
- 劇場版の宣伝にタロウがいた
実はジロウが登場した回と前後して、夏に公開される劇場版「新・初恋ヒーロー」の宣伝が流されていたのだが、そこに(何事も無かったかの様に)タロウが登場していた。そうなるとタロウがいる以上「代わり」といえるジロウには「(復活の経緯はともかく)タロウがいるならジロウはお役御免」「(サブタイをもじって)さよならジロウ」などと(半ば冗談交じりとはいえ)風当たりがキツかった。しかしその直後に今度は「さよならつよし」の危機に直面するのだが、それはまた別の話。
- 前田真利菜の存在
彼女とジロウの間に直接の面識がある訳では無いのだが、実はメタ的な意味では「彼女の存在こそが今回の話をややこしくした最大の原因」ともいえる。
そもそも真利菜は「はるかが『ドンブラザーズ』から(一時)脱退した際の『代わり』のオニシスター」であり、その理屈なら「ジロウが『代わり』のドンモモタロウになる」はずだと推測したファンは少なくなかった。今回に関してはむしろその「本作特有の事情」がある意味裏目に出たともいえよう。判断材料があまりにも都合良く揃い過ぎてしまったのである。
まさか自身があずかり知らない形でジロウを「ミスリード要員」へと仕立て上げてしまう事になろうとはさすがの彼女も想定してなかっただろうが…
- ドンオニタイジンという「告知無しの前例」
とはいえ「名前が『ジロウ』で『ドンモモタロウ』はおかしくないか?」という指摘も少なからずあり、一部では「ジロウは作中『2人目のレッド』である『ドンモモジロウ』になるのでは?」とどうにもこうにも懐疑的にならざるを得なかった。
実際「ドンブラスターが『その時点では』ジロウには現れなかった」だけで「何らかのきっかけでドンブラスターが『分裂』して、『もう一人のドンモモタロウ』に変身出来る様になる」という推理した人もいた(似た様な前例は既にあるので、類推したくもなるだろうが)。
そしてこの時期では「肝心の巨大戦も無く終わるケースも少なくなかった」故に「戦隊もので『巨大戦』抜きという展開だなんて、井上敏樹ならやりかねん」と妙に納得してしまったり「今年は(昨今『戦隊ロボは売れない』という傾向が強いから)『ドンゼンカイオー』だけで終わりだな」と高をくくっていた最中に唐突に「真の1号ロボ」たるドンオニタイジンが登場してしまった事もあり、最早「告知無しで『2人目のレッド』が登場してもおかしくない」などとイマジネーションが膨らんだ人もいたりしたという。
…実際、結果的には予想した全てが「単なる取り越し苦労」で片付い(てしまっ)たというのが正直な所ではあるのだが。
- ソノイの不意打ちに敗れて消滅し、萬画版仮面ライダーの本郷猛の如く退場した桃井タロウに代わる人物と見られており、タロウを本郷的なポジションと見立てるならば、さしずめジロウは仮面ライダーの一文字隼人的なポジションに相当する。
石ノ森章太郎作品を連想させる要素としてはこれ以外にも、『人造人間キカイダー』においても、「ヒーローへと変身するジローとイチローと言う名のキャラクターが登場する」共通項が見られる。もっとも同作の場合、主人公なのはジローである差異も見受けられる。
- 生まれ育った村に散見される「金斗バス」「華果」等の固有名詞や、3人の友人達の存在等からも示唆されている様に、ジロウには『西遊記』を連想させる要素が多いが、実際は同作の主人公である孫悟空が天界を追われる切っ掛けとなった狼藉の1つに「蟠桃園(ばんとうえん)の仙桃を食べ尽くした」事がある等、こちらもまた「桃」と関わりのある存在だったりする(というか、ここまでの予備知識が無ければ「桃から孫悟空」へと連想するのは少々酷であるのは致し方無いだろう)。
- 更に言えば、『西遊記』の登場人物の中には「ジロウ」の名を持つ怪異討伐のスペシャリストな武神も存在したり、「次元の裂け目からカプセルに乗せられて山奥の村に落ちて来た」過去は、西遊記繋がりの戦闘民族を彷彿とさせる物でもある。
- そしてドン14話の次回予告にて、タロウと共にジロウが変身したヒーローの名は、他でも無い「ドンドラゴクウ」なのであった…。
- なお、孫悟空は三蔵法師が付けた緊箍児が抑止力となっているが、彼には抑止力となる存在が現状おらず、その振る舞いはDQN時代の悟空そのものと言える。尤も、モデルとなった悟空は義理人情に富む無頼漢なのでジロウとはこの点で大きく異なるのだが…。
- 登場当初は初期メンバー達とは良い関係では無い者も散見されるスーパー戦隊シリーズの追加戦士であるが、その中にあってジロウは「主人公と邂逅済みで慕っている」という経緯を持つ非常に珍しいタイプである。
- 一方で、前述の通り「本人に悪意は無いが、かなり危険な性格」、「本人も知り得ないもうひとつの、より一掃危険な人格が存在する」等、不穏な設定を抱えていたり、その不穏さを物語るかの様な初変身翌週に速攻で闇堕ちする展開等、両者の関係がこの先どう転ぶかは現状未知数ではある。
- ドン16話からOPにも登場する様になるが、登場映像の中には「ドンブラザーズメンバー全員が集合する場面で一人だけ逆さまに映される」、「最後の決めのポーズの場面で、空から乱入する様に降下して来て、遅れて加わる」等、明らかに無理やり編集で割り込ませたかの様な強引なシーンが幾つか見受けられ、視聴者から「雑コラ」、「(新メンバーの加え方が雑と話題になった)フレッシュプリキュアOPの再来」と爆笑の声が上がった。
- その一方、「ジロウと他のドンブラザーズメンバーとの間に“何か決定的な違いがある”事を意味する意図的な演出ではないか?」と推測する声も少なからず上がっている。
- ドン16話ではるかに見せた漫画『ファイヤードラゴン』は、ドン14話の内容をベースに、ジロウ/ファイヤードラゴンがかっこよく敵を討伐するお話で、公式サイトのあとがきにて公開された画稿をよく見ると、1号、宇宙刑事ギャバン、ゼンカイザーらしきヒーローがいるのが分かる。
- 実際の作画は、同話数(及びドン17話)の演出を担当し、前作でも「マンガトピアのお宝の漫画原稿」として自著が使用された事もある、加藤弘之の手による物である。
- 助監督時代より「時計屋」名義で、作中のイラスト等を手掛けていた事もあるだけに、「パースとかちゃんとさせたあとに、わざと崩しています」と、見る人が見れば「上手い人が描く下手な絵」である事が分かる代物となっている。
- 「内なる声」についてだが、一部視聴者からは「ある意味内なる声であるマザーが正体では?」と考察されている。
- 演者の石川氏はPS4購入の資金のためにオーディションを受けて芸能界入りを果たしたそうな。
- なおかつ追加オーディションの際に、予習として公式チャンネルでのドンブラザーズ1・2話を視聴したが、全然わからなかったと述べていた。そりゃそうだ
- 劇中では本当のお供、ひいては仲間になりきれていないジロウだが、石川氏自身は既に他のメンバーの演者から好意的な存在とされ、プライベートでも絡みが多いことがYoutubeに上がっている座談会からわかる。
- 登場初期の「処刑」の下りだが、キャラソンですら擦られる羽目に。公式さん、何やってんすか
ファイヤードラゴン(ドンブラザーズ)/ドンドラゴクウ/ドントラボルト
よかれと思って、地獄への道は善意で舗装されている:ドン16話での行動が正にコレ。
ラジエッタ・ファンベルト/ホワイトレーサー:初期戦隊メンバーの前に突如として現れ、ヒーロー風コスチュームを纏い、ヒーロー及び新たな戦隊メンバーを自称しながら戦隊に加勢した繋がり(正式な追加戦士ではない)なので、実質ジロウはやっていることが後継者。だがこっちは足を引っ張ることもなく(1度人質にはなったが)しっかりとピンチを救い、戦隊から反感を買うこともなかったのでジロウの上位互換版と言える。変身としてはジロウが上位互換だが。奇しくも、彼女が窮地を救った戦隊はジロウが初変身して初陣を飾ることになった怪人のモチーフ元であった。
梅盛源太/シンケンゴールド、伊狩鎧/ゴーカイシルバー:戦隊金銀としてのジロウの先輩達。どちらも初期メンバーの前にサプライズ同然の現れ方をした点や、最初は初期メンバー側からチーム参加を渋られた点も共通しているが、ジロウと違って初登場の時点でその雄姿や実力を見せ付ける事に成功している。
高尾ノエル/ルパンエックス・パトレンエックス:2つの姿に変身する追加戦士繋がり。一人称が「僕」である点や実は純粋な人間では無い点も共通。
ゾックス・ゴールドツイカー←桃谷ジロウ
ゾックス・ゴールドツイカー←桃谷ジロウ/闇ジロウ→ジェラミー・ブラシエリ
か~ごめ、かごめ...
籠の中の鳥は...
いついつ出会う...
夜明けの晩に...
ドン39話にてかごめかごめを歌いながら折り紙を折っていたジロウ。その中にはペンギンの折り紙があるのだった…。
この先、更なるネタバレ注意!
…しかし、彼は獣人では無かった。
オリジナルが死んだことで自らの死期を悟ったドン家の生き残りでもあるペンギンの獣人・寺崎は、彼を次なる獣人の森の番人とすべく育てることにしたのだった。
ルミや友人達も寺崎によって生み出された幻であり、この世に存在しない人間だった(その証拠として、ドン44話にてルミとのツーショット写真をつよしに見せたが、そこにはジロウしか写っておらずルミの姿は無く、ジロウにのみルミの姿が見えていた)。→ジロウショック
この事実に悲しんだものの、闇ジロウから激励を受けて彼と一つとなったことで、腕や腹に虎の意匠が追加されオールバックとなった新しいジロウが誕生した。
性格もどこか落ち着いた言動となっており、タロウ曰く「普通になった」と称された。
真の余談
- この展開について、ジロウ役の石川氏は「ありえない」と絶句する程であったが、スタッフ間では前々から「井上先生のことだからやりかねない。」と噂されていたとのこと。
- ただ、あまりにも可哀想過ぎて井上先生ですらやるか否かギリギリまで迷っていたらしいが、最終的に「こっちの方が面白いから。」という理由であえてこの展開を描くことを決意したらしい。
真の関連タグ
ルミのことを引きずってる様で彼女の肖像画を所持しているが、髪型が違うとメイドに文句を言っていた。
また、ドンブラザーズからソノイを追い出し、フォーメーションを決める司令塔の役割を担うなど、名実ともにドンブラザーズのリーダーになっている。しかしその結果増長し後述のように横柄な一面も覗かせており、後々の悲劇を引き起こす発端にもなってしまった。
記憶を取り戻したタロウを自分の屋敷に呼び出し「もう貴方とは縁が切れてる」と言い放ちタロウの復帰を阻止。
猿原達がドンブラザーズを辞める際も「新しいメンバーを探す」と言い全く反対せず、タロウが機界鬼に倒された際も「腕がなまっていた」と悲しむ様子はなかった。
実ははるか以外はジロウからの資金提供を受けておりジロウの命令に渋々従っていたが、ソノイのお陰でタロウが復活したことで猿原達は離反。
再び実権を握るべくドンモモタロウに襲いかかるが、ソノイに阻止されてしまう。
ソノイに倒され入院していたジロウだが、反省してる様子はまるでなく、病院食に文句を言う始末だったが、ルミちゃん似の看護師に出会い幸せそうにしていた。
テレビ本編で残酷な宿命を乗り越え、ようやく念願のリーダーになれたジロウだったが、「最後」を除く上記のあんまりな扱いに賛否が分かれている。
なお、アニメイトタイムズのインタビューにおいて、石川氏は本作のジロウについて以下の通りに語っている。
- タロウが急にいなくなったので、ジロウに託された。本編を演じていた時にはタロウがいるから、彼の代わりになろうとする一方で、どこか安心している節があった。
- いざタロウがいなくなると、人格が統合しても不安定の中、どうにか頑張ってドンブラザーズを繋ぎ留めようと努力したが、方向性を間違えてしまった。
- 色々な方法を考えた結果、皆を留めるには最終手段(=金と権力)に頼るしかなかった。
石川氏もジロウがリーダーになった事について「絶対にこの人達はまとまらない!」「僕じゃまとまらないんだな」と思ったとの事。
これらを踏まえた上で見直してみると、Vシネクストでのジロウの見方も変わるだろう。
チキューに飛ばされた後、トウフにてカグラギ・ディボウスキと対面。
ドンドラゴクウに変身してカグラギ/ハチオージャーに肉弾戦を挑むが、龍虎之戟がオージャカリバーに当たってしまい、ギアも装填していないのにドントラボルトに変化した。
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