「来る···内なる声が、教えてくれる·······!
もうすぐ、僕の真の力が覚醒する!」
龍虎之戟!
ドラ!ドラ!ドラゴン!! ドラ!ドラ!ドラゴン!!
オニシスター「えっ···!?」
ドラ!ドラ!ドラゴン!! ドラ!ドラ!ドラゴン!!
「アバター···チェンジ!」
超一龍!アチョォーーーー!!
オニシスター「えぇーっ!?まさか···マジ!?」
サルブラザー「何…!?」
「覚醒…!ドンドラゴクウ!!」
「筋骨隆々…ドンドラゴクウ!!」
CV:石川雷蔵
スーツアクター:伊藤茂騎、岡田和也(ドントラボルトと並び立つ際の代役)
データ
概要
ドン15話から登場する本作の追加戦士で、桃谷ジロウが龍虎之戟にドンドラゴクウアバタロウギアを装填してアバターチェンジする。
龍を彷彿とさせる金の装甲と赤い装飾を持ち、和風の要素が強いドンブラーズの初期メンバーと比べて中華要素が強いデザインとなっている。
また、暗所では装飾がネオンの様に赤く発光する等、変身者の性質を反映した派手な印象を与える。
名乗り口上は「筋骨隆々!ドンドラゴクウ!」となっている。これまでシアターGロッソショーでこの名乗りを披露した事はあったが、本編内ではドン37話とドン最終話の2回のみの名乗りとなった(他のメンバーはドン36話(※本物の犬塚翼/イヌブラザーを除く)や『新・初恋ヒーロー』で名乗りを披露する機会があったものの、ドンドラゴクウは諸々の事情によりタイミングを逃していた)。本編内以外では、暴太郎戦隊ドンブラザーズファイナルライブツアー2023でもこの名乗りを披露している。
戦闘スタイル
メイン武器である龍虎之戟を活かした棒術・槍術を得意とし、どんな強敵であろうと無謀にも近い怒涛の戦闘スタイルが特徴。
また、ジロウ自身の幼い頃からの鍛錬もあってか、単騎でもヒトツ鬼を圧倒する程の実力を秘めている。
この戦闘スタイルについては、番組公式サイトにて「カンフーはカンフーでも、◯ルース・リーより◯ャッキー・チェン寄り」と説明されている。
また、他のドンブラザーズからサングラスを奪い取り、目元に掲げる事で対応したメンバーにアバターチェンジする能力も披露したが、後にドンブラザーズは対応したサングラスを手に入れれば正規の所有者以外でもアバターチェンジが可能である事が判明したため、チェンジした事自体よりもサングラスを強制的に奪う能力と、それでチェンジが可能であるという知識を持っていた事が彼の特異性であると思われる。
フォームチェンジ
「アバタロウギア ドンドラゴクウアルター(ドンドラゴクウアルターギア)」と虎的盾鑼を使って召喚する小型ロボ。便宜上フォームチェンジとしたが姿が変わる訳では無い。
闇落ち状態となったジロウ、通称「闇ジロウ」が変身する銀の戦士。
闇ジロウはドンブラザーズメンバーにも容赦無い攻撃を仕掛ける凶暴な人格をしており、この形態は一種の暴走状態と言える。
『暴太郎戦隊ドンブラザーズVS暴太郎戦隊ドンブリーズ』に登場する新形態。見た目はゴールドンモモタロウのプロテクターを装備しているが、変身にはオミコシフェニックスを用いず、丼(ドンブリ)フェニックスが変化したロボタロウギアで変身する。
ロボタロウ
桃谷ジロウが更なる姿が桃井タロウを超えるために手に入れた更なる姿。
ドンブラザーズの変身するロボタロウ形態とは違い、ジロウが2人に分裂し、2体のロボタロウになる。
ドンロボゴクウ
ドンドラゴクウに変身した「桃井タロウを敬いすぎるジロウ」が変身するロボタロウ。
ドンロボボルト
ドントラボルトに変身した「桃井タロウを嫌いすぎるジロウ」が変身するロボタロウ。
アイテム
ドンドラゴクウへの変身に用いられる専用武器。
矛モードとアックスモードの2つの形態を備えている。
アルターチェンジや、レジェンド戦士へのアバターチェンジに用いられる、盾形の専用武器。
変身に使う為の歯車型キーアイテム。龍虎之戟にセットする事で変身する。
ドンドラゴクウへの変身用ギアの他にレジェンド戦隊への変身用ギアも持っているが、初期メンバー用のギアを彼が手にすると、描かれているイラストが追加戦士の物へ変化する。
本来の装備としては用いられていないが、他のドンブラザーズにアバターチェンジした際にこれを呼び出し、使用する事が出来る。
必殺技
- ライトニングドラゴンフラッシュ
ドラゴン!奥義ィィ!
「ライトニングドラゴンフラッシュ!」
激龍之舞!ア〜〜タタタタタッ!!
…再见(ザイチェン)
龍虎之戟の柄部分のトリガーを長押しで発動。胸部のドラゴンの模様から現れた赤色のドラゴンのオーラで連続攻撃を加え、エネルギーを纏った刀身で一撃必殺の一突きを喰らわせる。
初登場のドン15話ではドンモモタロウの「桃代無敵・アバター乱舞」と同時発動し、激走鬼を撃破した。ドン25話でも使用。
ドン37話ではゴールドンモモタロウの「抱腹絶桃・フェスティバル縁弩」と同時発動した。
以降もドンドラゴクウまたはドントラボルトがゴールドンモモタロウと共にヒトツ鬼を撃破することが多い。
上記の必殺技発動時の音声の締めである「再见(ザイチェン)」は、中国語で「さらば」を意味する語句である。
余談
- 見た目については、こちらも番組公式サイトにて「ドンドラゴクウは「西遊記の孫悟空」モチーフでありつつ「ドラゴン」も取り入れたごちゃまぜ大陸仕様。さらにマスクのドラゴンから全身に流れる赤いラインは中華街のネオンライトをイメージしていたりともう何が何やら……」と紹介されている。
- とは言え、スーパー戦隊シリーズにおける赤龍と孫悟空のダブルモチーフのキャラクターの先輩としては、『五星戦隊ダイレンジャー』の龍星王が居たりもする訳だが。
- 中華要素の強めなドンドラゴクウの登場により、本作が日本の昔話のみならず、海外のそれもモチーフとして取り入れている事が改めて示される格好となった。実際に、企画考案段階のドンブラザーズのデザインの1つに『西遊記』があった事も公式にて語られている。
- 変身者のジロウの初登場回が「みがわりジロウ」のサブタイトルであった事から、ドンドラゴクウの名前には「身代わり、生贄等を意味する“人身御供(ひとみごくう)”が掛かっているのでは?」と予想するファンも一部で見られた。
- 視聴者の中からは話の中心人物でありながら、師匠のお供である孫悟空をモチーフにしたのは追加戦士として面白いと言う感想も見られる。
- 変身音声の元ネタは『鋼の錬金術師』の主人公・エドワード・エルリックのセリフ「ド三流」と思われる(システムボイスが朴璐美氏であることから)。
関連タグ
スーパー戦隊シリーズ歴代ゴールド
ツーカイザー←ドンドラゴクウ→???
ツーカイザー←ドンドラゴクウ/ドントラボルト→スパイダークモノス
- 西遊記・孫悟空:上述されている通り、元ネタ。
- 二郎真君:こちらは西遊記にも出演している中国の神仙。名前がジロウと被っている事と、主な武器として大刀を扱い、孫悟空とも互角に戦った逸話を持つ。戟や斧を使う設定はこちらから取り入れたのかもしれない。
スーパー戦隊関連
- ドラゴンレンジャー キバレンジャー:いずれもスーパー戦隊シリーズにおける追加戦士の先輩格。前者は「ドラゴンがモチーフ」、後者は「中華系の要素を含んでいる」共通項を有する。
- ジュウオウザワールド:『動物戦隊ジュウオウジャー』の追加戦士の一人。金銀の戦士の先輩格でもあり、複数の形態への変身等の共通項も有する。
- パトレンエックス:金銀2モードに変身できる追加戦士の先輩の金モード。
- ビッグワン:リーダー繋がりの追加戦士。
- 龍星王:キバレンジャーと同じ作品に登場するレッドの操る巨大戦力。気伝獣状態では東洋龍、武人形態では孫悟空とドンドラゴクウと同じモチーフが取り入れられている。
その他
- 孫悟空(ドラゴンボール):元ネタと生い立ちが共通している、製作会社の系列が同じヒーロー。中の人もとある回のキャストブログにて「おっす!おら雷蔵!」とパロディしている。