「どうしよう…逃げたい…」
「でも戦わなきゃ…」
「戦士だし…『初恋ヒーロー』の作者だし…!」
「アバターチェンジ!」
ぃよぉ~っ!
ドン!ドン!ドン!ドンブラコ! アバタロウ!
フクはうち!オニもうち!フクはうち!オニもうち!
オニシスター!よっ、オニに金棒!
「漫画のマスター!オニシスター!!」
スーツアクター:下園愛弓/大林勝(男性イエローアバターチェンジ後)/坂梨由芽(未来)
概要
ルパンイエロー以来4年ぶり、令和初のイエローヒロイン。
ドン1話での変身はいずれもドンブラスターが自動的に作動した事による物(1度目ははるかの前に唐突に現れたドンブラスターによる変身、2度目は自転車に乗っている最中での変身であり、変身と同時に事件現場へ自動的に転送された)。
ドン10話ではドンブラザーズを脱退した彼女に代わり、前田真利菜が変身。謂わば2代目オニシスターが誕生した。
名乗り口上は「漫画のマスター!オニシスター!」で3番目の名乗りとなっている。これはシスターとマスターを掛けたシャレであり、名乗り口上としては『宇宙戦隊キュウレンジャー』のソレに近く、モチーフの「鬼」には掛かってない…ように見えるが、ずば抜けていることを形容詞として「鬼○○」等と使われたりや、「キックの鬼」等のように達人に対する比喩表現があることから、「鬼」を「マスター」と言い換えている可能性が考えられる。しかし盗作騒動以降スランプに陥っているので、「マスター」を名乗るにはまだ早いかもしれない(そういう自信過剰なあたりはまた彼女らしいとも言えるが)。名乗りポーズは両手で鬼の角を作る可愛らしいものとなっている。
戦力
鬼の名の通り額や肩アーマーからは角が生えて、固有武器として金棒の「フルコンボウ」を装備している様であり、長らく使用していなかったがドン10話にてアンロックされたのか、漸く使用。
初変身からかなり早い段階で戦闘に手慣れていたが、やはり本来は普通の現役女子高生なので本格的な戦闘に関しては素人である為、ドン9話まではドンモモタロウを除いたメンバーと同じくヒトツ鬼に苦戦する状況が続いていたが、はるかのドンブラザーズ復帰の決意と共に解禁された「フルコンボウ」の使用により大きく実力を上げ、単独でヒトツ鬼と互角以上に戦える様になった。
また、ドン16話ではドンドラゴクウが暴走してドンブラザーズのメンバーに牙を剥いた際には一部彼に苦戦する者も居た中で戸惑いながらも即対応して一歩も引かない実力を身に付けた他、続くドン17話では脳人の幹部であるソノニを相手に単身であれば互角に戦える様にもなった。
固有技
- ドンブラスターを用いた必殺技(正式名称不明)
パーリィーターイム!
いよぉぉ!どんぶらこぉ!
- 『ドンブラザーズmeetsセンパイジャー』にて使用。必殺技のシークエンスはドンモモタロウがドンブラスターで使用した「狂瀾怒桃(きょうらんどとう)・ブラストパーティー」と殆ど同じ。後にドン46話でも使用。
- フルコンボウでの打撃(正式名称不明)
- オニキック
- ドンオニタイジンの時と違って普通のキックだが、たまに本人がこう言いながらキックする事がある。
変身者個人の能力
- 危険なドライビングテクニック
- ドン40話にて披露。オニシスターと言うよりははるか個人の能力だが、タイトル通りの危険なドライビングテクニックで、「教官殺しの鬼頭はるか」と畏怖を込められた不名誉な渾名を付けられてしまった。運転はハンドルを握ってハイテンションになるかテンパるかになってしまい、思いっ切り物等にぶつかってしまう程で、ぶっちゃけ第三者の視点から見てもかなり怖い。しかし、バックだけは異様に上手く、S字カーブもスムーズにバックが可能。劇中ではドンムラサメを相手にこの運転能力で戦い、ムラサメの攻撃を一撃も受けずに完勝を果たした(尚、ムラサメは撤退こそ多いが、劇中では苦戦らしい苦戦は殆ど無く、ブラックオニタイジンムラサメじゃない通常形態では事実上の初敗北と言える)。最終的に免許は取得出来、仲間達をドライブに誘おうとしたが、お供達は勿論の事、タロウですら命の危機を感じて躊躇無く逃げる選択肢を取っている(タロウが逃げの選択肢を取ったのはドン・キラー以外ではコレが唯一)。
※みなさんは絶対に真似しないでください。
パワーアップ
- オニシスターロボタロウ
- ドン10話から登場。オニシスターロボタロウギアをドンブラスターに装填してアバターチェンジする強化形態。
- ゴールドンオニシスター
- ドン43話にて登場したオミコシフェニックスを使用した形態。
余談
- 鬼の服装若しくはパンツの色が黄色である事から採用された可能性がある。
- また、史上初の日本の妖怪をモチーフにした戦隊メンバーでもある。
- スーツアクターを務める下園氏はルパンイエロー以来となる戦隊イエローの出演である。ドン1話終盤でははるかに吠える犬の主人役で顔出し出演している(因みに犬も下園氏の実の飼い犬である)。未来版のオニシスターを演じた坂梨氏は次作王様戦隊キングオージャーにて戦隊イエローのカマキリオージャーを演じている。
- 歴代の男性イエローにアバターチェンジした際のスーツアクターは、男性アクターの大林氏が担当している(ドン23話のキリンレンジャーが初)。
- 基本的には3番目での紹介が多いのだが、どうも紹介の順番が安定していない節がある。
- 猿原真一/サルブラザーからは初見にてウサギと間違われていた。
- 角をウサギの耳だと思っていたのだろうか?
- 実際にウサギをモチーフとした戦隊イエローも存在する。
- 尚、二次創作文学である『桃太郎元服姿』においては、「桃太郎の家に刺客として送り込まれた鬼の娘が桃太郎を愛してしまい、自分の使命とのジレンマに苦しんで自害する」展開がある。
- それを考えると鬼娘が桃太郎のお供になっているのは非常に感慨深い物がある。
- ドン10話にてはるかがドンブラザーズを脱退し、他の人間と交代する事態があったが、1人の戦士に一時的とは言えど2代目が存在するケースは追加戦士では獣電戦隊キョウリュウジャーのスピリットレンジャー、キョウリュウバイオレット、シルバー、初期メンバーに限れば、侍戦隊シンケンジャーのシンケンレッド以来である。
- 2代目も偶々女性だった訳だが、ドンモモタロウ以外実は性別が固定では無くこれが男性だったらオニブラザーになっていた可能性も指摘される(逆にイヌ・サル・キジが女性ならこちらがシスターと呼ばれる事に)。
関連イラスト
違う、そうじゃない
何所ぞの鬼の妹とは本来敵対勢力であるハズの鬼が味方陣営に就いている共通点がある他、中の人の名字が変身者と同じである為、見方によっては確信犯で狙って来た様にも見える。
単に4人では忌み数になるから鬼のキャラクターを入れたかもしれないし、何だったら「鬼頭」の名字は鬼が付く名字の中では比較的ポピュラーである為採用された可能性もあるが。
案の定と言うべきか、情報解禁時とほぼ同時に彼女と混ぜたイラストが描かれた。
何故「オニ」シスターなのか?(終盤の微ネタバレ注意)
変身者の鬼頭はるかは別に正体が鬼とか人外とかでは無く、歴とした人間である。桃太郎+3匹のお供に続く5人目として、本来敵側である鬼の役を勝手に連想で充てがわれた為にこの姿になっている。
尚、この「桃太郎のお供に鬼がいる」一見奇妙な状況に対して、桃井陣はドン47話で見解を示しており、「ドン王家からのメッセージ」、「(ドンブラザーズには)敵も味方も関係無い」等と解釈している。但しこれは陣の口から推察として語られたのみであり、本当にドン家がそんな事を考えていたのかは定かではない。
関連タグ
暴太郎戦隊ドンブラザーズ ドンブラザーズ 戦隊イエロー 戦隊ヒロイン
キレンジャー、イエローフォー、デカイエロー、ゴーオンイエロー、ゴーカイイエロー:変身者が複数登場した歴代の戦隊イエロー。キレンジャー以外は全員女性
スーパー戦隊シリーズ歴代イエロー