前後のストーリー
本作のBPOの不祥事入り
概要
スーパー戦隊第46作目『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』ドン40話。2022年12月11日放送。
この回で今まで敵対していたドンムラサメが敵の手を離れドンブラザーズに仲間入り(?)を果たす。…………まぁ嘘は言ってないんだけど……
あらすじ
犬塚翼は力に満ち溢れるドンムラサメに戦いを挑まれる。ムラサメに狙われたら終わり……ソノニは激しく吹っ飛ばされて意識を失った翼に止めを刺そうとするが……
その頃、鬼頭はるかは叔母の鬼頭ゆり子の勧めで運転免許を取るため王苦ミライ自動車教習所へ。その荒っぽい運転から「教官殺し」の二つ名をいただいたはるかは熱血教官と出会い……
主なドンブラ中毒
- 次回予告ではソノニがシリアスな台詞を言っているのに対し、完全に噛み合ってないサブタイトル。実際には「あまりにも下手なはるかの運転とそれに振り回される教官」「ソノニと犬塚の逃避行」のダブルミーニングであったが。
- 公式ではあとがきにて、このシリアスとギャグのドッキングも“あいのり”に含む(要約)と明言。
- ぶきっちょ過ぎるあまり教習所内の道路にてエフワン顔負けの超ハードな危険運転で教官(最低でも2人)の首を破壊してきたはるか。武藤教官は首を守るためギプスをつけて教習をすることに。ってか教習車には助手席にもブレーキあるんだから、もっと積極的に使いなさいよ……
- おや、教官さんの顔どっかで……これを受け、一部視聴者からは「ガメルも就職したか」などと言われることに。
- 奇しくもあちらも欲望から生まれる怪人が関係する番組で前世はその幹部だった教官。
- その武藤が路上教習で緊張するはるかに対し「考えるな、感じろ」と。そういえばはるかが着ているジャージもどこかで見たような。
- 一方つよしはみほに対し外出禁止を押し付ける。ここ最近で色々あったとはいえみほちゃんのセコム超怖いもここまで来たか……
- ドンムラサメの攻撃で視力を奪われた翼、その翼にソノニは夏美を騙り助力をすることに……かなり喋ってるが混乱しているのか一向に声の違いに気が付かない。視覚だけでなく聴覚も麻痺したようだ。
- そんな過程でムラサメから逃げつつ聞いてもないのに彼女との馴れ初めや如何に彼女を愛するに至ったのかをソノニに熱く語る翼。……これここまで自分の恥ずかしい話暴露して正気に戻ったらどうなるんだろ……まぁ普段から愛についてはかなり饒舌だから今更か。
- レストランにて獣人の狭山健児に襲われそうになった所から難を逃れ、翼はソノニを抱き締めるとその抱き心地で「夏美ではない」と認識し、また視力も回復。
そして事件は起こった……
- ムラサメの攻撃によって負傷した翼とソノニだったが命からがらの逃亡も虚しく、降り頻る雨の中ついにムラサメに追い詰められてしまう。手負いの2人に刃を向け、襲いかかるムラサメ……
- だったが突如として現れた路上運転試験中のはるかの乗る教習車に轢かれてしまった。
- 「ヒッヒッヒッヒッ……ヒーッヒッヒッヒッヒッヒッ!ホーッホホホ!ホーッホッホッホッホッ……!」とドライバーズハイに達した、はるかの顔芸の極致。※18歳です。
- 故に案の定BPOもおかんむり。
子ども向け特撮ドラマで、運転免許の路上教習中のヒロインが敵役の人をはねて走り去るシーンがあった。子ども向け番組で、ひき逃げを放送してもいいのだろうか。 |
……やはり人外や状況が状況とはいえダメだったか……
- はるかの運転攻撃に巻き込まれてグロッキーになり、このカオスに訳が分からずパニックを起こした武藤教官は未来鬼に変貌……本当にタイミングが悪い。というかほぼはるかがやらかしましてね状態である(公式ではノーカンだが実質はるかが原因シリーズ)
- ムラサメ「マザー、少し疲れました……」
- 視聴者「こちらも疲れました……」
- 未来鬼ングの攻撃で時間が巻き戻り、合体が強制解除されてしまったゴールドンオニタイジンとトラドラゴンジン。しかしそんなことなどお構いなしにタロウの一喝で相殺、更にトラドラオニタイジン極へと大合体。
- 逃げたムラサメだが獣人の狭山に捕まってしまう。同じく狭山に襲われた翼は、手にしたムラサメで咄嗟に狭山を斬り倒してしまった。獣人を殺せば、コピーした人間は……
- 翼に救われた形になったムラサメは、「僕は貴方のものになります」と懐いて(?)しまう。当然マザーは猛反対。その様子を見たソノニはムラサメが獣人に対する特効を持つことを教え、「獣人の夏美を斬れば本物の夏美を救える」と助言を与える。当然「眠りの森からコピーされた人間を救出していない段階で獣人を倒せばその獣人がコピーした人間も死ぬ」なんて彼が知るはずもなく、そんなことをしてしまえば本物の夏美は……そしてそれを知ってか知らずか、ソノニは怪しく目を光らせるのであった……
- なんやかんやで、なんと免許をとれたはるか。武藤教官の愛弟子とばかりに、垂れ目サングラスにレザージャケットの出で立ちで、今回出番がやたら少ないタロウ、真一、つよしをドライブに誘う……のだが、持参した赤いマイカーは(その運転の荒さのせいで)既に廃車1歩手前のようなボロボロ状態。
- はるか「ドライブ行こ♪」
- SE"ベッコキン!" "バコーン!!" "ガシャーン!!!" "ドッゴーン!!!!"
- タロウ「……逃げるぞ、お供たち!」
- つよし「は、はいぃ!」
- 真一「何をする桃井!」(←タロウに押され出遅れたため)
- はるか「待て~!ドライブ行こ~!」
- 武藤教官(の魂の声)”オゥケェ~イ!!”
- ソゥレツゲッタッパァリスタァレッ♪
- 得意のバックで3人を追いかけ、トランクから3人を乗せようとするはるか。……お前はメ・ギャリド・ギか。
- 前回ドン・キラー相手にも臆せず立ち向かったタロウが真っ先に退却の判断を決めるなんて、よっぽどはるかが恐ろしく見えたのだろうか?
- ちなみにドン33話以来、真面目にEDが流れたのは実に7話振りである。
- ところで、しれっと免許証に書かれている住所(はるかの住んでいるマンション)は、東京都王苦市豆尾巻2丁目1-02・グランドレジデンス福内307号室。鬼繋がりで節分まで捩じ込んでくる芸コマぶり。
- (あれ?今日ジロウ顔出ししてない……?)そういえば合体時にも珍しく出しゃばらなかったような。
余談
- サブタイトルの元ネタは沢田研二の6曲目のシングル「危険なふたり」。
- ムラサメが翼に懐くシーンがあるが、元ネタの村雨は翼と同姓である「南総里見八犬伝」の登場人物、犬塚信乃の刀である。
- 劇中序盤ではるかの暴走運転が原因で首を負傷してしまう不幸な教官達を演じたのは、スーツアクターの五味涼子と蔦宗正人である。
- この回の記憶も新しいうちに、はるか役の志田こはくが自動車雑誌『CARトップ』の表紙を飾ることになったが、「あの神回と今回の表紙は偶然です」とのこと。
- 2024年4月に放送した仮面ライダーガッチャードにて、雉野とソノザ役の鈴木氏とタカハシ氏がお笑い研究会の生徒役で登場し、コントを披露しているが、さりげなくこの話の追突事故の件がネタの中に組み込まれている。
関連タグ
- 暴太郎戦隊ドンブラザーズ
- ドンブラ中毒
- またしても何も知らない犬塚翼さん(25)
- プリウスミサイル:運転免許を取ったはるかが持参したマイカーの車種の影響でTwitterトレンド入り。
- 危険なふたり!超戦士はねむれない:タイトルでこっちを連想した人も。なお、この作品にも運転免許を取得する話が存在する。
- PUIPUIモルカーDRIVINGSCHOOL:自動車教習所が舞台のハチャメチャ展開。
- 車に轢かれる米津玄師:タイムリー(?)な車の事故ネタ(MV内の演出)。はるかのまさかの合流展開に想起した人も多く、MADも作られた。→鬼頭はるかに轢かれるドンムラサメ
- キュアムラサメ:『ひろがるスカイ!プリキュア』の主人公プリキュアの一人「キュアウィング」の声優である村瀬歩が関わる中の人ネタ。ドンブラ中毒に侵されてしまっている人たちが「ボコボコのプリウスに続いて、次はハマーにウィングが轢かれるのでは?」といらぬ心配をしてネタ絵が多く描かれてしまう。女児が泣くぞ。
- 爆上戦隊ブンブンジャー:車モチーフの戦隊で、ドンブラザーズの2年後に放送。交通ルールは守っているため、事あるごとにドンブラ中毒者から「キケンなあいのり」回とはるか本人が擦られる羽目に。
- クレア・サマーズ:逃走中グレートミッション第50話の彼女の行動がまさにコレ。