前後のストーリー
概要
スーパー戦隊第46作目『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』ドン41話。2022年12月18日放送。
毎年恒例のクリスマス回。
ちなみにリアルでのクリスマスは放送から丁度一週間後の日曜である(しかもその日は普通にOAもあるし挙げ句の果てにクリスマス関係ない話)。……まぁ9月過ぎてから夏をエンジョイするような連中なのだからフラゲとか突っ込んだら負けだろう。実際にソノイの死の後にやるべきじゃない回やってその翌週がソノイ関係の話だったりとごちゃごちゃしてた事例があったし考えない方がいいかもしれない。
ちなみに過去作のクリスマス回はちゃんと当日に放送されている。
あらすじ
決着をつけるため、日々戦うドンブラザーズと脳人。実は脳人には年に一度しなければならない秘密の義務があった。ソノイ達は桃井タロウ達に相談しようとするが、なかなか言い出せない。その義務とは、サンタクロースになることと、戦いに関することだった。サンタについての正式な知識を持たないソノイ達は、サンタについて調べることに。そんな中、嘘のつけないはずのタロウは「サンタに会ったことがある」と言い……!?
主なドンブラ中毒
- 空き地で野球する感覚で今日も今日とて対決するドンブラザーズ(イヌを除く)と脳人たち。戦いは自然とドンモモタロウとソノイの対決にシフトしていくが、日が暮れても決着がつかず、勝負は翌日に持ち越し。次の日、約束通り対決の続きが行われたが、タロウとソノイ以外の面々は変身すらせずそれぞれのリーダーの応援に夢中。スポーツ観戦かお前ら。
- 結局その日も決着がつかなかったが、明日はタロウ達に相談したいことがあるらしいソノイ。翌日喫茶どんぶらで待ち合わせる約束をする。ライバルとは拳で語るという意味だろうか。
- 喫茶どんぶらのクリスマスツリーにシャケの飾り付けがある(これは予告の段階で既に視聴者から特定されている)。クリスマスに近づくと、このネタをぶっこんでくるのはもはや特撮界隈の恒例行事だが、シャケにサンタ帽を被せた前作に対して、今回は切り身という元ネタに近い形に。さすがドンブラ脳である。
- 介人「ついに脳人まで普通にどんぶらを利用するようになったか……」
- 真一「言葉より 俯く角度の 秋の空」いやもう冬なんですけど……
- 友達からバカにされながらも、サンタの実在を信じる少女・アキと出会ったタロウとソノイ達。ソノイは彼女にサンタについて聞きだそうとする。
- 東映公式サイトによると、演者の上村結羽ちゃんはドン23話で犬堕ちした翼を保護し、頭を撫でた少女として既に登場している。
- ソノイによると脳人は毎年クリスマスになると交代でサンタ役に専念しなければならないという慣習があり、今年は自分たちの番となったが、サンタのことはよく知らないとのこと。そんなの前任者から聞けばいいのに……まさか!?
- 幼少時のタロウが対峙したサンタの格好をした男は、手当たり次第にタロウのおもちゃを袋の中へ。当然、はるか達には「そいつはサンタの格好をした泥棒だよ」と諭される。
- リアルサンタにとっては、良かれと思って渡したプレゼントだったが、それらが尽く裏目に出た挙句兄を名乗る不審者へと変貌し逮捕されたことがトドメになり、人々への復讐のためにヒトツ鬼化……あまりに空回り過ぎる。
- 令和の子どもにけん玉やだるま落としはないだろう。だからといって捨てる方もあんまりだが。
- そして話を聞いたタロウからは「当然だろうな、それは」と無慈悲な正論が。
- これのせいで『サンタ 逮捕』などとトレンド入りする。子供の夢ぶち壊すとかよく打ち切りにならないなこの番組……BPOさん、どうか見逃してくれ……
- なお、後日しっかりと5度目のBPO入り。何なら2話連続である。ちなみに理由としては「サンタの正体をバラしていたのは配慮にかける」というもの。
- 海外に目を向けると、実はサンタが逮捕された事例もあったりする。詳細は各自でググることを推奨。まさか、フィクションとはいえ日本でこうしたケースが……ということの方が異例かもしれない。
- ここまで落ちぶれたサンタに絶望し帰ろうとするアキを真一とはるかが引き止め、励ましの声を掛けさせるも、自暴自棄となったサンタは再び光鬼となってしまう。
ソノザ「こうなった以上、今夜のクリスマスはおれたちが」
タロウ「ひとつアドバイスをしよう。サンタに必要なのは体力。それと……笑顔だ」
- それなら得意分野だと言わんばかりのドヤ顔をするソノザ。
- 逃亡した光鬼を追跡するために、タロウはルパンレンジャーアルターとパトレンジャーアルターを召喚。自らも久しぶりにアルターチェンジして光鬼と交戦した。
- なお、今回初登場となったルパパトアルター、実はミニプラでリリースされている。まさかの本編登場に驚いた視聴者もいただろう。(上述のシャケネタも相まって、完全に狙っているとしか思えない)
- ドンドラゴクウ「また仲間外れですか!」イヌ「いつものことだぜ」ハブられがちな2人の会話である。どうやら翼はメンバーのことを何も知らない故に仲間外れになることに慣れてしまったようだ。作中で登場人物達にすらネタにされるワンちゃんの扱いって一体……
- ニンジャブラックにアバターチェンジして手懐けたばかりのニンジャークソードで光鬼を斬りつけようとしたイヌブラザー。あわやクリスマス終了となるところだったが幸いドンモモタロウがとどめを横取りしたため難を逃れた。
- 無事いつも通り抱腹絶桃・フェスティバル縁弩とライトニングドラゴンフラッシュのコンボ技で光鬼の浄化に成功したものの、暴れ足りないドンムラサメがイヌブラザー以外を攻撃。ブラックオニタイジンムラサメになり、いつもの脳人レイヤーでトラドラオニタイジンと巨大ロボ対戦へ。
- リアルサンタ不在のクリスマスで脳人達はドンブラザーズが光鬼を止めている間にプレゼント配りをする……前にサンタの練習として体力作りと笑顔の練習。ソノザの久しぶりの笑顔ネタがやってくる。
- ソノニ「お前の笑顔は怖い……」
- アキだけでなく、彼女を馬鹿にした少年たちにもプレゼントを配る脳人サンタ。無事子どもの夢を壊さず解決……一応敵だよね?
- 「ニンジャーク秘技・鮫時雨」で痛手を負い、喉元に剣先を突きつけられ、万事休すと思われたトラドラオニタイジンだが…
- 「お供達、分離だ!!」
- …その号令で、(トラドラ含め)瞬時に7体に分かれるロボタロウ達。久々の個人攻撃ラッシュを決めた後、しっかり再合体してドンブラファンタジア・極でフィニッシュ。
- 我に返った(らしい)ドンムラサメは、戸惑いながら飛び去っていった…が。
- 街の巷に「ジングルベル」が鳴り響く中、リアルサンタは相変わらずやさぐれていた。そこにタロウが赴く。
- 実は、タロウが幼少期にリアルサンタと出会っていたのは紛れもない事実で、先述の「タロウのおもちゃを袋に詰め込んだ」シーンは、リアルサンタがプレゼントを切らした挙句、タロウに寄付を願い出たものだった。…見通し甘すぎない?
- しかもその後、トランプゲームにまで付き合ってくれたリアルサンタに対し、もとより友達のいなかったタロウは小遣いを貯めてはプレゼントを買い、いつか再び出会える時までストックしていた。
- タロウ「あんたは…生まれながらのサンタだ。それとも、ヒトツ鬼に戻りたい…とでも言うのか?」
- サンタ「…やってみるか、もう一度…」
- 心を入れ替えた瞬間、みすぼらしいジジイは元のサンタ姿に戻った。そして、妻に門外不出を言い渡した雉野家、いつも通り俳句を詠んでいる真一、刃物携えてうろついてる指名手配犯、NyoEatsバイト中のジロウ、ありがちなサンタコスのはるかが空を見上げると、そこには煌めく幸せを朗らかに分け与える、リアルサンタの姿があった…。
- はるか「出たー……やっぱクリスマス定番のこのオチかい!(何故か逆ギレ)」
余談
クリスマス回と言っても実際に撮影されたのは10月末から11月初旬辺りであり。その証拠に10月28日にソノニ役の宮崎あみさが誕生日を迎えている。この回もいつも通りのへそ出しルックだが言うほど寒くはないようだ。
ドンブラザーズや脳人がプレゼントを配るシーンについて、東映HPではドンブラザーズともあろうものが子どもに夢を与えてしまった!!というある意味平常運転のコメントが。
この回のリアルサンタは兄を名乗る不審者として逮捕されたのが有名だが、30分前では既に弟を名乗る不審者が存在しており、(しかも主人公)まさかのニチアサで不審者を名乗る兄弟が成立してしまっている。ドンブラ中毒マシマシな前者と違い、一応後者の行動はちゃんと理由のあるものである。
関連タグ
黒い八手三郎→サンタ逮捕
クリスマスプレゼントだろ!!:公式ブログでアルターチェンジが久々に登場した件に関しての記述の元ネタ。