概要
現在では主にスーパー戦隊シリーズに登場する戦隊ロボが主流。
一応は食玩。組み立てキットであるがあくまで食玩であるため、賞味期限が存在する事を忘れてはいけない。もし中古で買う事があったら、付属のガムやラムネは処分しておこう(ガムには賞味期限は存在していないが、経年劣化による品質変化が生じているため食べないほうが身のためである)。
最初のミニプラは電撃戦隊チェンジマンのチェンジロボでありベストメカコレクションと入れ替わり(最後に発売したロボがバイオロボ)での登場となった。ただしそれ以前にも合体ギミックを持つ食玩は存在していた。奇しくもその年は正式に各部門がバンダイに統合された年であり、ロゴが現在から一世代前のものに変更された年でもあった。
戦隊以外では、古くはゴールドライタンやマシンロボ、2000年代でもウルトラマンネクサス、機動戦士ガンダムSEEDDESTINY、ケータイ捜査官7等もミニプラ化されていた。最近ではセブンガー(ウルトラマンZ)がミニプラ化。
近年になって「スーパーミニプラ(SMP)」としてサンライズのロボットアニメ作品や、恐竜戦隊ジュウレンジャーの大獣神等の過去の戦隊ロボなどが最新技術でミニプラ化されるようなケースも存在する。そのため純粋なミニプラは戦隊ロボ以外は見かけなくなってきている。
仕様
値段の高いDX版と比べて、お手ごろな値段で購入可能。元々はお手軽に『変形』『合体』が楽しめるおまけプラモでしか無く、中には『スーパー合体』などの戦隊ロボにとって必要不可欠なギミックを完全無視したものもあった(特にジェットマン~オーレンジャーあたりまでは従来のグレート合体を無視したキットもあった。それでもガオイカロスやアバレンオーのようにDXに迫るプロポーションやギミックを持つミニプラも存在してはいる)。価格も200円程度の価格帯だったが、ガオレンジャーの途中から300円に移行、そのころから玩具に迫るギミックが追加されるようになった(天雷旋風神では可動はともかく玩具に引けを取らない驚異の合体ギミックを持っている)。
そしてバンダイからメガハウスに担当が移動したデカレンジャーの辺りから「音声・発光といった電動ギミックを仕込めない=その為に必要な電池ボックスや機構の制約を受けない」という点を逆手に取り、棒立ちが当たり前のDX版に対して『可動』や『プロポーション』が売りにされるようになった。
結果として(やはりDX版までいかないにしても)値段が高くなり、重要なプロポーションも『合体』『変形』そして『可動』の為に変更される事もある。
それでも近年多様化・多数化するメカや合体パターンをほぼ網羅するなどシリーズとしての存在価値は健在である。シリーズによっては、重版が出るケースもあるほど。
キャンディ事業部の頭のおかしさを代表するシリーズであり、
「逆さやになってでも値段を下げてクリアパーツを入れる」
「ロボ中1パーツしかない茶色の色分けのためにそれだけのランナーを作る」
「なりきり食玩と組み合わせて遊ぶための補助パーツを用意する」
などのエピソードが存在している。
それもあって近年では動物戦隊ジュウオウジャー以降のシリーズやスーパーミニプラがモデラーの間で脚光を浴びているようだ。
姉妹品としてミニプラEX マイクロ合体シリーズも発売されている。こちらは通常版よりも小さなサイズでありながら、変形合体を忠実に再現しており、森永製菓から発売されていたミニモデルの再来と言われていた。しかし小ささが災いしたのか、わずか2作品で商品展開が終了した。
それとは別にフル可動仕様の塗装済み完成品「ファイティングアクション」が発売されていた。現在では終了しているが、そのノウハウはSHODOなどに生かされている。
一部ホビーショップの場合、抱き合わせまがいのセット売りが行われることも多い。単体で完成させることができない商品があることを考慮した結果といえるのかもしれない。そのためなのか通常の分売のほかに最初からセット販売として販売するケースも増えている。
関連タグ
変態企業:本シリーズのおかげでキャンディ事業部はしばしばここにカテゴライズされる。
ムゲンバイン モエバイン:類似シリーズだがミニプラの技術が反映されている。
ベストメカコレクション:かつてバンダイで戦隊ロボのプラモデルを販売していたレーベル。
スーパーミニプラ:ミニプラをさらに大人向けにした代物で対象年齢は15歳以上となる。
スーパーショックガンダム:ガンダムビルドダイバーズに登場するガンプラ。実際の商品としてはミニプラでリリースされる。