「大空を羽ばたく炎の翼と、決して諦めることのない戦士たちの魂が一つになる時、天空に舞う精霊の王が生まれます!」
スペック
全長 | 70m |
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全幅 | 80m |
重量 | 4,790t |
最高速度 | マッハ7 |
出力 | 7,000万馬力 |
概要
Quest 31から登場。
ガオファルコンを中心に、ガオジュラフ、ガオディアス、ガオライノス、ガオマジロの5体のパワーアニマルが、「百獣合体」することで完成する精霊王の一体。
本作における4号ロボに相当し、「天空の精霊王」の異名を持つ。
その二つ名に違わず、背中に備わった巨大な翼により自在な飛行を可能とし、ジュラフスピアーでの刺突やディアスシザースによる拘束などを繰り出す他、両翼の巨大な目玉から放つ拘束光線「イカロスバインド」や、両翼を前面に展開してボディを覆い隠す防御形態「ディフェンスモード」も使えるなど、攻防ともに優れた性能を発揮する。プレイステーション版ではこの他にもサマーソルトキックも披露している。
必殺技として、天高く舞い上がった状態からのオーバーヘッドキックでガオマジロを敵に蹴り込む「究極天技イカロスダイナマイト」、丸まったガオマジロを右足でリフティングしてから左足で蹴り飛ばす「強蹴一閃ライノシュート」、ディアスシザースで拘束した敵を持ち上げたまま高速回転させてから放り投げる「天地逆転ホーンクラッシュ」を作中にて使用。設定上ではこれらに加えて、マッハ7で空を飛びつつ、7,000万馬力のパワーで放つ「神魂飛翔イカロスシュート」という必殺技も存在する。
勿論、「悪鬼貫徹ネックスラスト」も使える。
ガオキングを始めとする従前までの精霊王を凌ぐスペックの持ち主であり、初陣の相手であったウラ究極体やプロプラ&キュララといった、幹部格の強敵を相手取っても殆ど苦戦することなく撃破するなど、その実力は正しく折り紙付きである。プレイステーション版ではガオケンタウロスが登場しないため、ガオイカロスが事実上の最強合体ロボという扱いになっている。
そうした素の実力の高さゆえか、他の精霊王のように百獣武装による強化は基本的には行われないものの、後述の通り作中で唯一編み出した百獣武装形態は、通常のガオイカロスをさらに上回る力を発揮している辺り、さらなる強化の余地を残していることが窺える。
テーマ曲はMoJoが歌う「EYES OF JUSTICE」。歌入り、インストゥルメンタル版ともども作中のBGMとして使用されているが、後者については2023年現在も音盤化は実現していない。
合体バリエーション
ガオイカロス アナザーフット&アーム
「戦士の魂と、パワーアニマルの不屈の闘志が一つになり、今、新たなる天空の精霊王が生まれます!」
Quest 47のみ登場。
作中では唯一となる、百獣武装によって完成する高馬力形態。右腕をガオハンマーヘッド、左腕をガオウルフ、下半身をガオバイソンと換装する形で構成されたもので、武器はリゲーターブレードとクレセントブーメラン。
作中に登場した精霊王でガオゴッド以外のパーツが必ず一つは使われている形態でもある(ガオキング&ガオマッスルは脚、ガオハンターは武器と両腕、ガオイカロスはボディ)。
頑強な身体と桁外れの力を持つ最強の二本角・蒸気機関オルグ戦においてパワーアニマル達がことごとく戦闘不能に追い込まれる中、なおも戦う力を残していた4体による、半ば寄せ集めとも言うべき形態ではあるものの、パワータイプのガオバイソンが下半身となったことで性能もパワー重視のスタイルに変化した。さらにガオシルバーも一緒に搭乗したこともあり、通常のガオイカロスを上回る7,700万馬力ものパワーを発揮して、蒸気機関オルグの堅い装甲を突破した。
技の方も、連続蹴りのバイソンキックはガオファルコンのスピードが加わってより威力が増しており、翼全体からは高火力のビームを発射・・・というより放出することもできる。必殺技はクレセントブーメランを投擲し、さらに自らも突進してリゲーターブレードでブーメランを押し出し、そのままの勢いで敵を貫く「悪鬼撃滅イカロスブレイカー」。
作中で披露された百獣武装形態は、後にも先にもこのアナザーフット&アームのみであるが、これ以外にも右腕をガオシャーク、左腕をガオタイガー、そして下半身をガオバイソンが構成する「ガオイカロス アナザーアーム」という形態も存在し、実際にムック本にデザイン画が掲載されたこともある他、玩具では作中に登場しなかった派生形態を作ることも勿論可能である。
(※ 画像は両腕をガオベアーとガオポーラーに換装した、謂わば「ガオイカロス ダブルナックル」とでも言うべき形態である)
関連タグ
ジェットイカロス:『鳥人戦隊ジェットマン』に登場する巨大ロボの一つ。「イカロス」の名を冠し、構成するパーツに航空戦力を含むなど、ガオイカロスとは複数の共通項を備えている一方、こちらは胴体のみならず手足も航空戦力によって構成されている他、作中での戦績が対照的であるという相違点も見られる
マックスリュウオー:『爆竜戦隊アバレンジャー』に登場する巨大戦力の一つ。物語後半より登場し、レッド専用の巨大戦力とそれまでの武装担当パーツとの合体により完成するなど、こちらも複数の共通項を有する
ハイド・ジーン:『轟轟戦隊ボウケンジャー THE MOVIE 最強のプレシャス』に登場する敵怪人の一体。デザインモチーフとしてガオイカロスが採用されている。