スペック
全長 | 24.5m |
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全高 | 28m |
体重 | 1200t |
概要
頭部から生えている一対の巨大な枝角、そしてそこから発する癒やしの力の持ち主であり、後述の事情からガオの戦士達の元から去り、1000年余りに亘って黒羽の谷に潜んでいた。現代ではガオホワイトをパートナーとしている。
主要な能力として角から放出するディアスヒーリングが挙げられる。この光はガオレンジャーやパワーアニマルの傷を癒やし、Gフォンなどアイテムの破損を復元する効果を備えており、未遂に終わったもののウラ究極体戦でブルー達が相次いで落命した際、ホワイトからは死者蘇生が出来る可能性を期待されたこともある。
また、癒やしの力はオルグに対しては逆に邪気を弱める働きを持ち、枝角を模した拘束具「キャプチャーリング」で敵の身動きを封じることもできる。
精霊王への百獣武装時には、変形して左腕に合体することで「ディアスシザース」として機能。ハサミのように直接挟み込んだり、キャプチャーリングを発生させての拘束やディアスヒーリングによる治癒・修復など、どちらかと言えば補助的な役回りで用いられることが多い。
数多のパワーアニマルの中でも際立って気難しい性格の持ち主であり、1000年前の戦いで姿を消したのもその気質に因るところが大きい。
というのも当時のガオディアスは、テトムの祖母であるムラサキがシロガネの吹く笛と共に歌う「癒しの歌」を好んでいたのだが、そのムラサキがオルグに襲われた際の負傷で歌えなくなったことにより、彼女を守り切れなかったシロガネへの恨みが、長きに亘る隠棲に繋がったのである。
そして現代に至り、ガオレンジャーが千年の邪気によって苦戦を迎える中、シロガネ改め大神の懇願とムラサキの孫で彼女の歌を受け継いだテトムの歌声をきっかけにわだかまりを解き、晴れてオルグとの戦いに復帰したのだが・・・それでも天空島にてテトムの歌を毎日聞かせてもらうという条件を提示している辺り、気難しさは現代においてもなお健在であることが窺える。
備考
左腕を構成するパワーアニマルという位置付け自体は当初から固まっていたようであるが、特徴の一つであるハサミ状の角はデザインの検討を重ねる中で出てきたものであり、また結果的には導入には至らなかったものの、肩に設けたレバーの操作で角が開閉するというギミックも考案されていた。
Quest.41ではタンクモードに変形したガオバイソンをサンタクロースのトナカイのように牽引して現れるという演出が想定されていたが、諸般の事情で没となった。
オープニングにはガオイカロスの本編登場から数週間後という中途半端なタイミングでの登場となり(しかもガオファルコン・ガオイカロスはこの時点ではまだオープニングに登場せず)、他のパワーアニマルたちの出番が削られる中、最終回まで登場し続ける格好となった。
関連タグ
ガオジュラフ:ガオディアスと対をなすパワーアニマルで玩具・CG共に基本的な構造や一部のパーツも共通したものとなっている
パラサロッキル:『爆竜戦隊アバレンジャー』に登場する巨大戦力の一つ。「緑系のカラーリング」「ハサミ状の武装を持つ左腕に変形する」といった共通項を複数有する一方、その用途については「拘束」を主眼においたガオディアスに対し、パラサロッキルは「切断」に重きを置いているという相違点も見られる