スペック
- 全長:35m(通常時) / 87m(巨大時)
- 全高:21.5m(通常時) / 53.5m(巨大時)
- 体重:1,120t(通常時) / 3,800t(巨大時)
概要
「百獣の王」の異名を取るライオンと同様に、そしてパートナーにしてガオレンジャーのリーダーたるガオレッドと同じくガオライオンもまた現代のパワーアニマルの中ではリーダー格とも言える立場にあり、自らガオレンジャーの危機に駆けつけ、ハイネスデューク相手であろうと臆せず庇ってみせるほどの勇敢さを発揮する。
咄嗟の機転にも優れており、OV『忍風戦隊ハリケンジャーVSガオレンジャー』でも轟雷旋風神ソード&シールドへの合体を促すなど、ガオライオンの提案が窮地を打開するきっかけとなる場面も作中では度々見られた。
鋼鉄をも咬み砕く鋭い牙を備えており、前足から繰り出されるパンチは高層ビルをも粉砕する。金色の鬣の後部には巨大なブースターを1対備えており、これで加速しての体当たりも強力である。
百獣合体の際にはその中核を担い、ガオライオンを中心として他のパワーアニマルが合体することで誕生するのが「精霊の王」ことガオキングである。一方でそのポジションゆえに、精霊王として強い力を行使する際にその負担が特にかかりやすく、作中でもガオキングダブルナックルへの合体時に生じた負担が元で一時戦線離脱を余儀なくされたこともあった。
また、物語終盤ではテトムの作った卵焼きを食した際、一時的により巨大な姿へと変貌を遂げており、この時は通常とは異なりガオケンタウロスの下半身を構成している。卵焼きとの関わり合いはこの時だけに留まらず、最終回でも走が投げた卵焼きを受け取る形で、物語にピリオドを打ってもいる。
海賊戦隊ゴーカイジャー
- 全長:42.4m
- 全高:21.2m
- 全幅:25.9m
- 体重:1,600t
- 最高速度:400km/h
- パワー:800万馬力
同作においては、「ガオレンジャーの大いなる力」として、物語序盤からの準レギュラーという形で登場。ゴーカイジャーの5人が持つ、ガオレンジャーのレンジャーキーによって召喚される。
原典のガオライオンとは同一の存在であるものの、鬣やブースター、尻尾など一部の形状に差異が見られる他、そのサイズも一回りほど大きくなっている。
大いなる力を巡り、ゴーカイジャーとザンギャックが天空島アニマリウムに上陸した際、両陣営とも自らのテリトリーを荒らす外敵とみなして攻撃を加えたが、「(宝探しの)ついで」と嘯きながらも人々を守る姿勢を見せたゴーカイジャーを認め、大いなる力として彼等に力を貸すに至った。
ゴーカイオーとは2通りの合体パターンを有しており、ガオレンジャーの大いなる力を行使する際には前出のガオケンタウロスと同様に、そのまま下半身として合体することで「ガオゴーカイオー」となる他、シンケンジャーの大いなる力を行使する際には頭部など一部のパーツが分離し、胸などに再合体することで「シンケンゴーカイオー」へと変化する。
備考
1号ロボを構成するアニマルとして当初からライオンは含まれていたものの、その中枢を担うこともあってかデザイン段階で様々な案が検討されており、その中にはゴウタウラスで没案となって以来度々浮上していた、「回転する鬣を持つライオン」までも存在する。特徴的なブースターについても当初は単なるジョイントとして横向きに付けられており、これがブースターとして後ろを向く形とされたのはデザイン作業も決定に近付きつつある段階でのことと見られる。
巨大化したガオライオンは、当初は背中ではなく頭部に合体するものとして考えられていたほか、実現には至らなかったものの電動歩行ギミックの搭載も企画されていた。
関連タグ
ギンガレオン:『星獣戦隊ギンガマン』に登場する巨大戦力の一つ。ライオンをモチーフとし、戦隊レッドのパートナーとして位置づけられている点でガオライオンとの共通項が見られる
ガオーンライオン:『機界戦隊ゼンカイジャー』に登場する巨大戦力の一つ。カラーリングが黄色であるという相違点はあるものの、『ガオレンジャー』の要素を含んだライオンモチーフの巨大戦力である。
ライガーゼロ:『ゾイド』シリーズに登場する巨大戦力・および生命体の一つ。背中に一対のブースターを備えた、巨大なライオン型の金属生命体という点でガオライオンとの共通項を有する他、同機が主役機として位置付けられていた『ゾイド新世紀/ZERO』は、『ガオレンジャー』とほぼ同時期に放送されている。また、各々のチームの仲間にはガオバイソンに類似したディバイソンという類似したゾイドが存在している。
戦隊レッドが使用する巨大戦力