「夢ではありません……私はテトム。あなたが会った、パワーアニマル達の意思を伝える為の巫女です。パワーアニマルは、この星を守る為の聖なる力!」
「オルグは、地球を蝕む怪物です。放っておけば、地球は重い病に陥る。あらゆる生命体は絶滅に追いやられるでしょう」
演:岳美
概要
地球の精霊・パワーアニマル達の意思を伝えるガオの巫女。外見は若い女性の姿をしているが、こう見えて何と年齢は1022歳。番組放送当時が丁度2001年である事を踏まえると西暦979年、即ち平安時代の中期に生まれたことになる。
尚、ガオシルバー/大神月麿も実年齢は1062歳であり、実に40歳もの年の差だがどちらも平安時代の生まれであることに変わりはない。
性格と能力
天然な上に良く言えば非常にフランク、悪く言えばがさつな性格の持ち主で、ガオレンジャー達とも立場の垣根も無く気軽に接する。おおよそ巫女らしくない人物像だが、この点に関してもはシルバーも、彼女の祖母にしてかつての自身のメンターだったムラサキを「テトムと違っておしとやか」だったと引き合いに出している。
それでいて思い込みが激しく、『百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊』でガオレンジャーがラクシャーサを倒した事を報告してもまるで信じなかった程。因みに鼻が動くと性格が変わる変な性癖まで併せ持つ。
ガオレンジャーも驚く程の怪力の持ち主であり、劇中では自身に絡んで来たチンピラを撃退したこともあるが、巫女としての立場もあって彼女自身が表立って戦うことはない。
特技は料理と歌らしく、前者はラセツに狙われた事がある為に相当の腕前である事が窺い知れ、後者の方もQuest29以来、シルバーの笛の音と共にガオディアスによく聴かせている。この他、電源の繋がっていないテレビを起動させる能力も見せた。
一方で長く地上にいなかったためか、東西南北が分からないという一面も。
センキとの最終決戦後、再びオルグが発生した時に備え、巫女としての使命から月で眠りに就いた(本人曰く「千年くらい経てば会えるかも知れません」)。だが、時々目覚めてガオレンジャーと交流している模様。
余談
テトムを演じた岳美氏は、前作『未来戦隊タイムレンジャー』に時間保護局のオペレーター役で出演していた。
『タイムレンジャー』の前年に岳美氏が東映・バンダイ主催のミュージカル『美少女戦士セーラームーン』にセーラーギャラクシア役で出演しており、ツエツエがセーラープルート役だった斉藤レイ氏ということから「セーラー戦士対決」と一部で話題になった。
『CDツイン百獣戦隊ガオレンジャーVS仮面ライダーアギト』のドラマパートでは仮面ライダーアギトのレギュラー陣と共演し、アギトのCDアルバムを作り上げた。