「ボディの硬さは墓石の絶対条件!」
概要
Quest29『鹿が癒す』に登場。
狼鬼としての肉体を構成し、先の戦いで倒されたツボオルグとボーリングオルグの恨みによって更に強化された千年の邪気をウラが墓石に宿す事で作り出したオルグ魔人。劇中において、千年の邪気により生み出された3体目のオルグである。
頭部は墓石そのものであり、その両側に赤と青の鬼火を模した2本の角が生えて一つ目の顔を持つ。胴体も黒い衣に鎧をまとった僧兵のような出で立ちで、先端が人魂の形をした矛で武装している。
能力
元が石であるためにその防御力は凄まじく、摩訶不思議な術を自在に操り出す。
更にはツボオルグとボーリングオルグの2体分のオルグの恨みのパワーが込められている為、戦闘力も格段に高い。
目から鬼火を飛ばす攻撃や、矛で相手を滅多斬りにする「仁義無用斬り」、対象の周囲に炎を起こす「非業鬼火攻め」を得意技とする。
巨大化後は、地割れから爆炎を発する新技「合掌地獄崩し」を使えるようになった。
活躍
上記の戦闘力によって放送開始のアバンからいきなりガオシルバーに手傷を負わせ、ガオレンジャーを圧倒する強キャラぶりを発揮。
しかし直後に至近距離からのガオメインバスター・ファイナルモードの一撃を喰らい、登場からOPを含めても僅か5分足らずで倒されてしまった。
巨大戦でもその強キャラぶりは変わらず、ガオキング・アナザーアームの攻撃を悉く封殺してのけるが、突如現れたガオディアスのキャプチャーリングで一時的に行動停止に追い込まれる。
暫くして復活すると、今度は街で暴れて破壊活動に乗り出すと同時に駆けつけたガオマッスルストライカーと交戦。強蹴爆砕ライノシュートを弾き返す頑丈さを見せる(その際、上記の台詞を発した)も、ガオマッスルに組みつかれ、高所から叩きつけられたために身体が崩壊してしまう。
だが、パワーアニマルが傷ついていたおかげで相手は自身の邪気を払うことができず、このまま逃げようとした矢先、シルバーに心を許したガオディアスが登場。ガオキングと合体してガオキング・クロスホーンとなり、その必殺技である「精気顕現バブルキャプチャー」を浴びたことで邪気が浄化されて消滅した。
しかし千年の邪気そのものは封印されたものの消滅はせず、後にウラによって解放されてしまう。
余談
モチーフは言うまでもなく墓石。
墓石オルグが登場したQuest29はガオディアスの初登場回となった。
また、Quest29放送日(2001年9月9日)の2日後には、全世界を震撼させたアメリカ同時多発テロが発生している。
声を演じた園部氏は昨年の『未来戦隊タイムレンジャー』で狂気の科学者ゲンブの声を演じており、翌年の『忍風戦隊ハリケンジャー』でもバックトゥ忍者オクト入道の声を担当している。
使う技の名が初代『必殺仕事人』のサブタイトルに似ている。
- 仁義無用斬り:第60話「狙い技 仁義無用斬り」
- 非業鬼火攻め:第46話「怨技 非業竹光刺し」+第47話「悔し技 情念恋火攻め」
- 合掌地獄崩し:第36話「合掌技 地獄落し」
ただし、意図したものかは不明。
関連タグ
百獣戦隊ガオレンジャー オルグ(百獣戦隊ガオレンジャー) オルグ魔人 墓石
レーザートカゲ:『鳥人戦隊ジェットマン』における等身大時にヒーローに瞬殺された怪人繋がり。こちらは登場から僅か30秒で倒され、しかも相手を苦戦させることも能わず、挙句の果てには名前のテロップすら表示されないと扱いがより悲惨。
(一応補足しておくと、こいつの登場回ではヒーロー達の目的がこれを入手することであり、それを奪還する目的で敵組織の一員が別の怪人を出撃させる展開になったため、戦闘シーンが極端に短いとされる)
墓石社長:『五星戦隊ダイレンジャー』に登場した墓石繋がりの先輩。シリアスで強敵の墓石オルグとは異なり、こちらは落ちこぼれでコミカル感満載のキャラである。
ボセキシャドー:『烈車戦隊トッキュウジャー』に登場する墓石繋がりの後輩。