「にゅにゅにゅにゅにゅ~どう!」
データ
分類:宇宙忍者
出身星: かに星雲の南端に位置する惑星翠の壷
好物:サンゴの壷漬け
概要
巻之十四「泣き虫とあめ玉」に登場。
暗黒七本槍の二の槍・チュウズーボが呼び寄せた宇宙忍者。巨大な蛸そのものとも言うべき鉄兜を頭から被った外見をしており、頭の周りや胴体、両腕に伸びた蛸の触手が特徴。
得意技は顔に墨を吹き掛けた大人を子供に変える「宇宙忍法・バックトゥザチャイルド」。
こうした自らの忍法によって子供に変えられた大人の肉体からは経験エネルギーの塊が抽出され、そのまま飴玉へと変化する。金の装飾の付いたタコ壺を自らの移動手段としており、自身の忍法で大人を子供に変えて生成した無数の飴玉はこの中に転移される。
劇中ではそうやって大人を子供に変えて行く事によって人間社会を混乱と破壊に陥れ、地球を一気に腐らせようと目論んだ。
戦闘での武器は頭部から繰り出す「タコ手裏剣」。
嘗てチュウズーボと共に87個の惑星を腐らせて来た猛者であり、互いをそれぞれ「オクト」、「チュウ様」と呼び合う程に親しい間柄である。
活躍
地球を88個目のターゲットに向けるチュウズーボ直々の呼び出しを受け、寄生要塞センティピード目掛けてタコ壺に乗り馳せ参上。
度重なる作戦失敗で旗色が悪く、謹慎処分の身となったチュウズーボも汚名返上のために自ら出撃し、彼の助力を得て人々の顔に次々と墨を吹き掛けていく。
ハリケンジャーが駆け付けると鷹介の顔にも墨を吹き付け、彼も含む大勢の人々を一斉に子供化させ、大量の経験エネルギーの飴玉を海岸に置いたタコ壺へと収集する。
その後もチュウズーボとの抜群のコンビネーションでブルーとイエローを苦戦させるも、子供化した鷹介にタコ壷を奪い取られ、自身の飴玉を舐めた鷹介は元の姿に戻ってしまう。
尚もイエローらの首を頭部から伸ばした極めて太い触手で締め上げ、苦しみ悶える隙だらけのイエローに容赦なくタコ手裏剣を打ち込んだ。その後も解放する事なく触手で首を絞め続けるオクト入道だったが、駆け付けたレッドの怒りの反撃に怯み、「たこ焼きにしてやるぜ!」と言う彼の言葉と共に放たれたドライガジェットを喰らい戦死。それと同時に飛び散った飴玉も元の持ち主の所に戻り、子供に変えられた人々も元に戻った。
直後に巻物によって再生巨大化すると、巨大戦では頭部からの触手で旋風神を拘束して動きを封じるも、旋風神が新しく投入されたカラクリボール第6号・スキッドアタッカーを入手した事で形勢が逆転。最期は究極奥義・スピンドドリルを喰らい爆散した。
尚、ゴウライジャーはシノビマシンで助太刀に入る準備はしていたが、寄生要塞センティピードでチュウズーボから出陣前に「手助け無用!」と豪語された為に静観していた。
バンパ・イヤーンに復活させられた際には、クワガライジャーと対峙。自慢の太い触手でクワガライジャーの首を締め上げ、そのまま投げ飛ばしたり、高圧電流をお見舞いした。この回ではクワガライジャーは戦闘中ほぼ常にオクト入道の太い触手に首を絞められ続けており、かなり長時間苦しんでいた事が窺える。
余談
声を演じた園部氏は昨年の『百獣戦隊ガオレンジャー』にて墓石オルグ役で出演していた。また、翌年の『爆竜戦隊アバレンジャー』ではジシャクナゲンゴロウの声を当てている。
また、子供時代の鷹介を演じた高尾奏之介氏は放送から19年経った2021年現在、作曲家、及び演奏家として活躍している。
ちなみに高尾氏は声優・高尾奏音女史の実兄であり、オクト入道の登場した巻之十四が放送された時期は丁度、彼女が生まれる約4ヶ月前である。
関連タグ
忍風戦隊ハリケンジャー 宇宙忍群ジャカンジャ 中忍(宇宙忍群ジャカンジャ)
サルモズー:『大戦隊ゴーグルファイブ』に登場する若返り繫がりの昭和の大先輩。
PPチープリ:『激走戦隊カーレンジャー』の怪人で、こちらも人間を若返らせる。
幼化サイマ獣ザイレン:『救急戦隊ゴーゴーファイブ』に登場する怪人。こちらはピンク以外のメンバーと、彼等の父親を子供の姿に変えた。
ネンドガミ:『轟轟戦隊ボウケンジャー』に登場する中の人繋がりの怪人。登場回が同じ第14話である点や、所属する組織が忍者の集団である点も共通。
臨獣クレーン拳ルーツ:5年後に登場する怪人で、こちらも同じく戦隊レッドを子供に変えた。ちなみに中の人はシュリケンジャーと同じ。