概要
この世に蘇った臨獣拳の使い手達。今作における「今週の怪人」枠。
リンシーが「試しの房」を突破してリンリンシーへと昇格し、更に「獣人邪身変(じゅうじんじゃしんへん)」によって獣人と化した者達を当記事では臨獣拳士とする。このため、劇中や書籍などで「獣人」と呼ばれることも多い。
獣人と化した彼等の共通の外見として、胸部に自身が体得している獣拳のモチーフとなった生物の頭部があり、それを中心とした姿となるが、臨獣クロコダイル拳ニワの様に特殊な姿を持つ者も存在する。名前はモチーフの頭文字を後ろに持っていくという法則になっている(ただし、語感を重視して弄っているパターンも多々見られる)。
ビーストアーツの倍倍分身拳と対極に位置するリンギ「邪身豪天変(じゃしんごうてんへん)」によって巨大化出来、術を解くか、致命傷ではない傷を負うと元の大きさに戻る。致命傷を負った臨獣拳士は、素体となったリンシー同様石化して砕け散る。
また、各々が動物を手本にした獣拳を身に付けた影響で、その動物の特徴が反映された独特の癖を持つ。
劇中に登場した拳士は理央が蘇らせた者と三拳魔が蘇らせた者と二分化しており、一部を除いてそのどちらかに忠義を尽くすが、理央の直属でない者は彼やメレに対してタメ口なのも特徴的である。
ちなみに使用リンギはほぼ漢字で統一されているが、マキリカとギュウヤのみカタカナ語がダイレクトに入っている(他の拳士はカタカナ語を漢字に変換している為、この2人はかなりイレギュラーな方である)。
拳士列伝
理央の配下
拳士名 | 獣拳 | 手本の動物 | 好きな言葉 | 声優 | 修行その |
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マキリカ | 臨獣マンティス拳 | カマキリ | 蟷螂の斧 | 土田大 | 1・2 |
ギュウヤ | 臨獣バッファロー拳 | 牛 | 牛追い牛に追われる | 佐藤正治 | 3 |
ムザンコセ | 臨獣パンゴリン拳 | センザンコウ | 円石を千仭の山に転ず | 秋元羊介 | 10・11 |
ナギウ | 臨獣イール拳 | 鰻 | 鯊は飛んでも一代、鰻はのめっても一代 | 難波圭一 | 12 |
エルカ | 臨獣トード拳 | 蛙 | 金城鉄壁 | 石野竜三 | 19 |
タブー | 臨獣ピッグ拳 | 豚 | 豚に真珠 | 広川太一郎 | 22 |
マーラシヤ | 臨獣ポーキュパイン拳 | ヤマアラシ | 痛い上の針 | 近藤孝行 | 23 |
ニワ | 臨獣クロコダイル拳 | ワニ | 顎振り三年 | 酒井敬幸 | 28 |
バーカー | 臨獣ヒポポタマス拳 | カバ | 馬鹿な子ほど可愛い | 岸祐二 | VSボウケンジャー |
メカ | 臨獣トータス拳 | 亀(陸亀) | 不明 | 宇垣秀成 | VSゴーオンジャー |
ブラゼミア | 臨獣ローカスト拳 | アブラゼミ | 不明 | なし | 真激音盤其ノ一 |
カタの配下
拳士名 | 獣拳 | 手本の動物 | 好きな言葉 | 声優 | 修行その |
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ラスカ | 臨獣クロウ拳 | 烏 | 烏に反哺の考あり | 河本邦弘 | 13・14 |
ルーツ | 臨獣クレーン拳 | 鶴 | 夜鶴子を思う | 松野太紀 | 13~15 |
チョウダ | 臨獣オーストリッチ拳 | ダチョウ | 飛ぶ鳥を落とす | 内匠靖明 | 29・30 |
ラゲクの配下
拳士名 | 獣拳 | 手本の動物 | 好きな言葉 | 声優 | 修行その |
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ドカリヤ | 臨獣ハーミットクラブ拳 | ヤドカリ | 根性に似せて家を作る | 堀之紀 | 17・18 |
ポウオーテ | 臨獣アーチャーフィッシュ拳 | テッポウウオ | 水を得た魚 | 松本大 | 27 |
ムコウア | 臨獣アングラーフィッシュ拳 | アンコウ | 闇夜の提灯 | 大林勝 | 33 |
マクの配下
関連タグ
スーパー戦隊の敵巨大化の系譜
生命エネルギー注入or自力で巨大化/オオガミの術←邪身豪天変/幻身豪天変→ビックリウムエナジー
獣人(仮面ライダーアマゾン):怪人を獣人と呼ぶ点が共通している。
獣人(ドンブラザーズ):同じ表記がされる後輩怪人。ただしあちらの読みは「じゅうと」。
ショッカー怪人:今週の怪人が元人間であるという点は昭和の仮面ライダーと共通する。ただ、ショッカー怪人は悪の組織に無理やり洗脳・改造され悪事をはたらかされている被害者という側面を持つのに対し、リンリンシーは完全な悪役である。